移住者が地方で政治家を目指すべき4つの理由

おはようございます!

本日は、

ヨソモノが政治家を目指すべき理由

という事で、こてこての「ポジショントーク」です。

結論を先に言うと、その理由は

  1. 前例が通用しない時代だから
  2. 参入障壁が低いから
  3. 希少価値が高いから
  4. 最高の人生勉強になるから

です。それでは一つずつ、説明します。

1. 前例が通用しない

今や終身雇用の時代は終焉し、個人も企業も

「今までとは異なる生き方」

を求められています。当然、人口減少が加速する地方でも、同様に「変化への圧力」が高まっています。

しかし地方政治の蓋を開けてみると、

ドラスティックな変化

というモノはあまり期待できそうもありません。

 

例えば五島の例で、

コロナ対応にて市民に「集まらない事」を要請する一方で、

議会で50人以上の人間を「招集している事」を見れば、

市政の姿勢が時代遅れであるという事は一目瞭然です。

今後も

  1. 人口減少に伴い地方の税収が減少
  2. 「自治体としてのパワー」が低下
  3. 住民へのサービス低下

は避けられない見通しです。

地域では、移住ブームを背景に、「新しいサービス」と「新しい生き方」が次々と生まれています。

しかしながら、地方自治体の政治システムそれ自体は、WindowsXPのままです。

情報漏洩も後を絶ちません。

【五島市の情報漏洩】

https://this.kiji.is/507374306992342113?c=174761113988793844

https://this.kiji.is/595797075048629345?c=174761113988793844

従来と同じ発想で、従来と同じ事をしていては、地方自治体はジリ貧です。

移住者が果たすべき役割は、この「OSをアップデートさせる事」です。

具体的には、新たな財源の受け皿を作ったり、時代に合わない予算を大胆に削る必要があります。

2. 参入障壁が低い

地方では、一次産業を中心に「後継者不足」が叫ばれていて、政治の分野でも「議員のなり手不足」がたびたび報じられます。

地方で政治参加するプレイヤーが少ない理由として

  • 参入障壁が高い(資金)
  • ヨソモノの「勝てる見込み」が少ない(認知的要素)
  • 地方議員は報酬水準が都会よりも低い(モチベーション)

という点が挙げられます。

上記の「参入障壁」については、地元の方より移住者の方が低くなります。

なぜなら、地本の「しがらみ(家族・親戚)」がないからです。

移住者の役割は、良い意味で

「地域をかき回す」

だと思っています。

悪い意味で、地元に染まってしまっては、「移住者的な価値」が薄くなります。

3. 希少性が高い

移住者は、家族や親せきがいない分、選挙では不利になります。

しかし裏を返せば、地方自治体の移住者政治家は、

希少性が高いため、その分「存在価値」が高くなります。

私は、「その人の存在価値」を最大化させるために、

自分の強みが最大化される環境

を選んだ方が良いと思って言います。

近年、地方へ移住して、ビジネスを始める方は増えています。

政府も一極集中の解消を目指し、「移住&起業」を奨励しています。

しかし何を始めるにしても、「どのフィールドに、どれくらいのプレイヤーがいるか?」を考える事は大事です。

プレイヤーが沢山いるフィールド

には、飛び込まない方が得策です。ビジネスという観点では、

2020年以降に「移住して起業」を考える事は、

ビットコインバブルの時に仮想通貨を始める

事に似ていると感じます。

要は、既に多くの人が「そのフィールド」に立っているという事です。

地方で何かを始めたい!!

そう思っている人に対しては、政治というフィールドへの参入を強くお勧めします。

4.政治活動は最高の人生勉強

これは私が最近、痛感している事です。

政治活動でのテーマは、

いかに関係人口を増やし、応援してもらうか?

です。ビジネスで言えば、

いかに顧客の裾を広げ、商品を買ってもらうか?

と同じです。活動としては、

  • 地道なマーケティング
  • 地道な営業活動
  • 地道な情報収集&発信

という事で、政治もビジネスも似ています。

この活動を通じて実感するのは、

  1. 政治活動では「運」の要素が非常に大事
  2. 「運」を高めるためには、「人間力」が大事
  3. 「人間力」を高めるためには、「貢献と感謝」が大事

という点です。これを肌感覚として理解できたのは割と最近で、私はこれが政治活動の「センターピン」だと感じています。

【センターピンとは?】

https://note.com/axtsushi/n/ncfaa5966bd5a

これからの時代は、「貨幣経済」ではなく、「信用経済」の時代です。

https://forbesjapan.com/articles/detail/21643

この「信用経済」のルールで、最も必要となる要素は何か?

実体験を通じて経験できるのが、政治活動です。

  • 人からお願いされるためには何をすべきか?
  • 人から好かれるためには何をするべきか?
  • 人から信頼されるためには何をすべきか?

日々の活動、その一瞬一瞬が勉強になります。

(おまけ)情報発信が大事

コロナウイルス騒動で明らかになったように、市町村の首長の「情報発信」が大事な時代です。

多くの国会議員も、ブログやSNS、YouTubeを活用しています。

ところが、多くの地方議員の方は、ブログやSNSを有効に活用していないのが現実です。

あなたがお住まいの自治体で、「市議や市長の名前」を検索した時、出てくるでしょうか?

これからの時代、政治家がネットで情報発信しないのは、

はっきり言って論外

です。例えて言うならば、マラソンランナーがランニングシューズを持っていないのと同じです。

まとめ

近年、移住ブームの影響で、「移住&起業」が増えています。

しかし、「地方政治」というフィールドは、ガラ空き状態です。

「地方政治」こそ、良い意味でのアップデートが必要でありながら、地元の方には「参入障壁が高すぎる」側面があります。

だからこそ、地方で何かを始めたい移住者に対しては、

  1. 前例主義で硬直化し、変化が求められているものの、
  2. 参入障壁が低く
  3. 希少性が高い
  4. 信用経済を生きる最高の勉強になる

「政治というフィールド」

に飛び込んでみる事をお勧めします。

きっとそれが、

移住した人自身にとっても最善だし、

地元の方にとっても良い意味での変化をもたらす

きっかけになると思います。

 

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