移住に興味があるけど、何から始めたら良いか分からない
どうすれば、良い移住先を見つけられるのか知りたい
こういった疑問に答えます。
この記事を読むことで、「どういう手順で移住を考えれば良いか」をイメージできるようになると思います。
出来る限り分かりやすく、3つのステップ(ホップ・ステップ・ジャンプ)で紹介します。
目次
1. 移住計画を立てる(ホップ)
移住を成功させるためには、
「今の生活」と「移住後の生活」で何が変わるのか? 何を変えたいのか?
これを明確にしておいた方が良いです。
コヴィー博士は「7つの習慣」の中で、主体性を持つということを
「人間として自分の人生に対して自ら選択し、自ら責任をとるということ」
と定義しています。
移住もまさしく、これと同じではないでしょうか。
移住コンシェルジュ
都道府県によっては、こうした相談に応える「移住コンシェルジュ」もいます。
長崎県の場合
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/shigoto-sangyo/uturn/iju-uturn/iju-concierge/
もちろん、これは必須ではありませんし、年齢と気持ちが若い方は「軽い気持ちでとりあえず移住」するのもアリです。
しかし、実際には少なくない人が移住後に後悔しているのも事実です。
特に金銭面での変化(仕事と生活費のバランス)は、ある程度試算しておいた方が、安心にも繋がります。
2. 指と足を動かす(ステップ)
ある程度の方向性が見えたら、次は情報収集です。
移住先が決まっていない場合
今、全国では様々な移住イベントやセミナー、ツアーが開催されています。
お試し移住というツアーもありますので、まずはお試しで現地を訪問するも良いかもしれません。
https://www.iju-join.jp/feature_cont/file/046/
全国都道府県の移住特設サイトも設置されています。興味がある自治体の情報を覗いてみるのも良いかもしれません。
移住先が決まっている場合
大切なのは、「移住先役場の情報収集」です。
各県・各自治体では、独自の「移住支援制度」が設けられています。
移住者にとってお得な助成金や支援金がある場合もありますので、必ずチェックしておくことをおススメします。
3. 行動をする(ジャンプ)
情報収集が決まったら、いよいよ移住開始です。
移住ブームを受け、移住を支援するサービスや会社も増えています。
従来は高いイメージがあった「島への移住」も、2018年には島専門の移住の引越しも誕生しています。
ノマドワーカーさんは身軽に移動が出来るので、それほど高い費用は必要ないかもしれません。
移住者競争の「勝ち組」五島市
今、全国的な「地方移住ブーム」が続いています。
国は2018年末、地方移住して起業に300万円、就業に100万円の新制度を設けました。
地方でビジネスチャンスを求める都会人は一定程度いるので、少なくとも現在よりは地方回帰が加速すると見込まれます。
—
地方移住して起業に300万円、就業に100万円の新制度で、移住する人は増えるだろうか?(甲斐かおり) – Y!ニュース https://t.co/zX99ctUCUL— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月5日
私が住んでいる長崎県では、人口減少対策を政策の柱に据えています。長崎県の情報は↓
https://www.fnn.jp/posts/1602KTN
長崎県は人口減少対策に注力するようですが、今さら?って感じです。人口問題にしろ、空き家の活用にしても、既に五島では4年前から対策を行っています。「課題が顕在化したので対応する」という日本政治の戦略性のなさの証左ですね。 #長崎行政 pic.twitter.com/SVbU6cXsDh
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年2月15日
加速する競争と融和策
しかし今後は、長崎県の他の地域も本気で移住者対策に本腰を入れるため、競争は激化すると見込まれます。
- 移住したら〇〇円!
- 移住の費用は市が負担!
などなど、あの手この手のユニークな手段で獲得競争が展開されると見込まれます。
しかし、競争が激化すればするほど、「地元の方」の不満も大きくなります。
なぜなら、「移住者対策」の原資は、住民の税金だからです。
現に五島市では、
移住者ばっかり優遇するのはおかしい!
という声も少なからずあり、従来の「移住者特典」を、移住者でない市民の方も利用できる流れに変化しつつあります。
今後の戦略
こうした流れを受けて、いわば「移住者争奪戦」が今後地方で加速すると考えられます。
もしも私が市長だったら、「安売りしない」を方針に掲げます。
例えとして、牛丼屋のチェーン店を考えてみます。
牛丼屋の新規出店が相次ぐと、「値下げ競争」が起きます。
そうなると結局、見の削りあいの体力勝負になるため、「身体が大きい方が勝つ」構図になります。
五島市のように、財政力に乏しい自治体は、この競争では勝ち目が薄いです。
先行者優位の五島市
五島市は、「移住者獲得」の競争で、「先行者優位」(2018年時点で県でNo1)という状況です。
そのため、あえて移住者に対する優遇をせず、
五島市は移住者が十分増えたので、補助は辞めます。
と高らかに宣言します。そうすることで、今後間違いなく起こるであろう
安値競争
から脱却を図れます。逆に、移住に関するハードルを上げることにより、「品薄感」を演出します。具体的には、
五島は人気過ぎて、家が足りません!そのため、移住には費用負担がかかりますm(__)m
と演出します。
そうすると、他の地域が「安売りセール」を仕掛けている中で、五島市だけが
「在庫が無くなった特別な場所」
として差別化を図れます。
まとめ
最後までブログを読んでくれてありがとうございます。
移住して4年目ですが、様々な移住者とお会いしてきました。
移住で大事なのは、その人の「主体性」だと感じます。
- 自分の人生を移住先で成功させたいのか
- 地域の人と積極的に関わろうとするのか
- 計画的に移住を進めようとしているのか
その辺りが大事だと感じます。