椿油を作ってみたいけど、方法が分からない。
椿油って、どうやって作るの?
こういった疑問に答えます。
結論から言うと、椿油は自宅でも作れます。
この記事を読むことで、「椿油の作り方」をイメージできるようになると思います。
私が実際に椿の名産地、五島で体験した作り方をご紹介します。
用意するもの
- 椿の種(今回は3kg用意)
- 石臼(又はミキサー)
- フライパン
- 鍋
- こし袋
- ペンチ(殻を砕く用)
それでは、実際に体験した「椿油の作り方」を紹介します。
下準備 椿の殻を砕く
これが最初の行程になります。ペンチを使って黙々と実を砕くのですが、ちょっとしたストレス発散になります。
そしてついつい夢中になってしまいますよね。
木の実の殻を割って食べていた原始時代の本能なのでしょうか。
砕いた実は乾燥させておきます。
ステップ1.椿の種をフライパンで炒める

椿の実は堅いので、火を通します。香ばしい香りがしてきます。
ステップ2.種を石臼で細かく砕く


ステップ3.粉砕した粉を鍋に入れ、水と一緒に煮る

ステップ4.水から分離した油を表面から掬う
水と油が分離しますので、丁寧に救いましょう。
ステップ5.こし袋に入れて絞る
フライパンに投入する前に、こし袋に入れて濾過します。
取れたての油はアツアツです。火傷をしないようにしましょう。また、手が油っぽくなるので注意しましょう。
ステップ6.油を弱火でかき混ぜながら水分を飛ばす


気泡が出尽くすと、残りは油だけが残ります。
しかし、これにもまだ若干の不純物が含まれているので、再度濾過します。
ステップ7.こし袋で濾過する

完成!

いかがでしたでしょうか?
基本的には種に含まれる水分を取り除く作業の繰りかえしですね。
椿油の使用方法
椿油には様々な使用方法がありますので、一例をご紹介します。
- 毛髪・頭皮の油分補給、整髪料
- てんぷらなどの揚げ物の食用油
- 機会・工具の錆止め
- 革製品のお手入れ
- 化粧品や薬品の原材料
椿油作りは難しくない
いかがでしょうか?
あまり難しくないし、作業自体は楽しいです。
ぜひ一度、椿油作りにチャレンジしてみてください。