6月14日、五島市でバラモンキングが開催されました。
私は合計3回目の出場という事で、当日の天気を気にしながら大会に臨みました。
予報では雨・曇り・晴の予報が時間ごとに変化して、島の天気の難しさを示していました。
ランニングの経験上、炎天下では完走は危ぶまれるくらい、天候は大事だと思っています。
朝起きてみると天気は曇りで、風もそれほど強くはなさそう、という事で最高のコンディションでした。
これでひとまずほっとして、完走できる可能性が少し上がったと思いました。
目標は昨年と同様に12時間前後を目安に完走する事でしたが、フルマラソンと違ってそこまで強く「タイム」は念頭に置いてませんでした。
何しろ、完走できる事自体がとても難易度の高いレースです。前日のアミノバイタル講習会では、講師の方が
五島は国内トライアスロンの中でも屈指の難コースです
と紹介してくれ、初出場の選手は恐れをおののいていたのではないかと思います。
毎年五島に来て懇意なトライアスロングループの方々の意見も異口同音です。
特に厳しいのがバイク160kmのパートで、総上昇距離は私のガーミン測定によれば1905mでした。
2026年のリザルト
()は2025年比較
- SWIM 3.0km 1:04:30 130位 (12分5秒改善)
- BIKE 160.0km 5:51:10 91位(17分37秒改善)
- RUN 42.2km 4:27:17 106位(9分49秒改善)
- トータル11:22:57 総合87位
過去との比較
| 2026 | 2025 | 2023 | |
| スイム平均 | 2分9秒/100m | 2分33秒/100m | 2分24秒/100m |
| バイク平均 | 27.3km/h | 26.2km/h | 26.4km/h |
| ラン平均 | 6分27秒/km | 6分32秒/km | 6分/km |
| 全体順位 | 87位/426人 | 108位/397人 | 139位/529人 |
スイムパート
波は非常に穏やかで平水面で泳ぎやすかったです。何よりも嬉しかったのが、例年のフローティングスタートがスタンディングスタートに変更になった点です。
私は昨年、フローティングスタートで「遅いのに先頭集団でスタートする」という致命的なミスを犯しました。バイクやランと異なり、スイムだけは「接触(いわゆるバトル)」が発生し、遅い選手は後ろから次々と手で踏みつけられていきます。これが非常に心身のダメージとなり、時には危険を伴うため、今年はスタンディングで早い人順にスタートしてくれて本当に助かりました。もちろん多少の接触はありましたが、早さ順でスタートする事で、バトルの接触は大幅に減ったと感じています。
それと今年は、3種目の中で一番スイムの練習頻度が高かったです。週に2~3回はたっしゃかランドの常連さんになっており、5月まではプールに通い詰めました。YouTubeで泳ぎやドリルの練習を勉強しながら、少しずつフォームの改善に励みました。そしてようやく、「下半身を浮かせる」という感覚と、「2ビートのキックを短く打つ」感覚が身についてきたように感じます。今年は海のコンディションが良かった事もあり、昨年よりもタイムを12分も向上させる事ができました。水泳はスムーズに泳ぐことが出来ると楽しいし気分もすっきりするので今後も継続したいと思っています。
バイクパート
特に大きな支障なくスタートする事ができました。160kmは長い道のりです。大量の補給食(エネ餅×6+アミノバイタル黒×1+アミノバイタル赤×2、塩飴×4)を背中ポケットに詰め込み、積み込んだボトルと共に少しずつ消化していきました。地元選手の有利な点は、コースの地形を把握しているので、補給タイミングが掴みやすい点です。他の大会だと中々難しいと思いますが、起伏が激しい分、地元の人は有利だと感じました。
それと昨年も感じた事ですが、地元民(?)は坂の上り速度が他の同レベルの選手よりも早いと感じます。そのため上り坂で抜いて下り坂で抜かれる、という事が昨年は多かったですが、今年は昨年よりも平均速度を高く漕ぎ続ける事ができ、ラストの失速もそこまで大きくはなりませんでした。練習段階で一番時間がかかったのがバイクパートでしたが、130kmをこなす事ができた点が自信に繋がったように思います。
それと、ブリックトレーニングで少しの距離でもその後のランで足を動かす習慣をつけておいたことも大きいように感じました。
ランパート
バイクパートで少し、水分摂取量が足りなかったかなと反省し、ランパートでは序盤に少し多めに水分補給しました。が、これが悲劇の始まりとなり、途中でお腹を壊す羽目に。慌ててトイレに駆け込みたいものの、すぐにトイレが見つからず、キツイ坂を苦悶の表情で何とか乗り越えて、数キロ先にあるオアシスに駆け込みました。4分位ロスしましたが、そこで全てを放出し気持ちをリセットしてランに復帰。
例年、ここで力尽きるのが多くのトライアスリートの運命です。私も過去2回、どうしても途中で歩いてしまったので、今年は何としても「途中で歩かない事」に集中しました。折り返しの20km地点まではキロ6分位でスムーズに走れましたが、その後にダメージが重荷となり、徐々に失速。ただ、例年だったら失速と共に「歩こうかい」の欲求に駆られますが、今年はそこをグッと堪える。何も考えずに走る事だけに集中。
そのうち復活出来る事を信じながら、30km、35km地点まではカメのようにちんたら走りました。運よく途中でアミノバイタル(黒)のエイドがあり、そこでアミノ酸をチャージ出来たおかげか、ラストは少しだけ足が回復出来ました。残り5kmくらいになればもうこっちのものという感じで、最後まで振り絞れました。
大会を終えて
レース直後、もう暫くは何も運動をせずに横になっていたい、という気持ちになる位、疲労が限界を突破します。が、やっぱりその分「やり切った達成感」は大きいモノがあります。ゴールで涙をする選手がいるのも頷けます。
「なんであんなに過酷な事をするの?」と言われる事もありますが、これだけ肉体的な負荷と、不屈の精神性が問われる機会は日常生活ではほぼないと感じます。そんな非日常的なストレスと、そこからの開放感を求めて、ヒトはトライスロンにエントリーするのかもしれないですね。
私は温泉、焼肉、ビールというご褒美が待ち遠しいです。(と、のんびりする時間もない位に、すぐ6月議会が始まるのですが。。。)
来年はまだ公式の発表がないためどうなるか分かりませんが、機会を見つけて他の大会にも出場してみたいな、と思いました。
選手の皆様、大変おめでとうございます。
そして大会を支えてくれた全ての皆様、本当に今年もありがとうございました。
石丸さんとは受付ボランティアで遭遇出来ず。

