日々、地域を回ってお困りごとの相談を聴いています。
市議に就任してからずっとこの繰り返しです。
その中で、何度も議会で取り上げて来たけれど、一向に満足の出来ない問題があります。
それが「交通課題」です。
地域の高齢者は車の運転が出来ず、買物や通院に困っている方が多いです。
特に冨江地区は、本当に多くの高齢者が口を揃えて交通の改善を訴えています。
90歳の男性で、認知症の奥さんのお世話をされている方の
タクシーやバスといった交通サービスがないと生きていけない
という切実な声を聴き胸が痛くなり、どうにかしないといけない、と思いました。
行政としても、何もしていない訳ではなく、チョイソコという乗り合いのオンデマンドサービスを展開しています。
が、これだけでは圧倒的に不十分である、というのが地域の声です。
議会で何度もこの現状を訴えてきましたが、改善したのは利用時間が1時間延長した事のみです。
もちろん、全国的にドライバーも不足している現状ですので、既存の枠組みでは限界があるのも事実です。
ライドシェアという新しい交通の在り方も導入しながら、政策的に交通弱者への支援を強化していく必要があります。
ドローンでの買物支援の事業を支えている場合ではありません。
交通空白地に住む方への通院・買物への支援こそが、今五島市が最も真剣に、且つ早急に取り組むべきテーマだと感じます。