【2023.9/五島市市議会メモ】網本議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2023/9/14 11:00~

農林水産業の振興について

子牛価格の下落対策について

網本 夕焼けマラソンも4年ぶりの開催の割には盛り上がっていたと感じる。75%ー80%を占める子牛が厳しい状況が続いている。若手が多く五島農業の活気の源となっている。五島市の今後のためにも先行きが見通せるものにしなければと思う。今まで以上に協力する必要があると思う。JA壱岐の平均価格は51万円。去勢57万円。前回と比べて65000円の下落。2回に市場では11万円の下落。9年ぶりの下落となり深刻な問題となっている。国の施策により解消されつつあったが、価格が戻らないうちに飼料価格が高騰した。宮崎県でもコロナ下以上に下落。60万円が損益分岐点なので非常に厳しいと評価。県は8月4日に緊急対策会議を開き、関係団体とともに支援措置の意見交換を行い相談窓口の設置を求めた。今年に入り、毎回競根が下がっている。全国的に肥育農家が厳しく、繁殖農家も厳しい。畜産において、クラスター事業を推進して5200頭の増加を実現。

五島市の状況は下落。9月競りは40万円台となっている。五島市の畜産において若手の生産意欲がなくなると懸念している。畜産行政について、壇上から提起の質問とする。

市長 子牛価格の低迷が続いている。昨日は平均41万。16.4%の減少。国の臨時経営支援があるが、四半期ごとの子牛価格が60万円を下回った場合、差額の4分の3を交付する。五島市も14800円を交付している。現在の厳しい状況を踏まえて7月から事業が拡充されており、セーフティーネットで補償基準が55万6千円だが、これを下回る場合に交付される。生産コスト増大により非常に厳しい状況にあると理解。市としては国・県の動向を注視しながら検討したい。

網本 家畜市場で現在競りが行われているが、大体初日が高く、次の日が安くなる。40万円を切るのではないかと危惧している。五島の畜産農家に聞いても、現在の飼料の値上がりをいうと、55万円くらいが分岐点であると聞いている。こういう状況が続くと、若い農家が担い手となっているのに、今後それがどのようになるのか危惧している。農家を回ったが、ベテランの農家はいつやめても良いよと言っていたが、若い農家は継続しなければならない。40万台に下がると、支援にならないと思うが、部長としては今後どういう支援策を若い畜産農家に提案したいと思っているか。

市長 九州沖縄が40万円となれば、四分の三が補填されるので従来とは異なる。全体の対策ということで、県の方でも考えている。県がどういう対策を打つのか、市町村を取り込むのか見極めながら、補正予算を出せる形にしていきたい。制度拡充について、少しは安心しているのではと思う。

網本 支援作をあまり知らない農家もいる。平均を取れる農家は良いが、それを下がる農家は厳しい状況が続く。四半期に1回支援金が振り込まれるとのことだが、毎月の支払いが入らないと、経営が厳しくなる。1ヶ月1ヶ月の経営をどうしようか、厳しい状況が続いている。期間内をどうやって持ち堪えるかが肝心。説明を農家に行き渡るようにしなければいけないが、農協もそれに対して資金の融通とかを考えていかなければいけない。畜産経営の安定にどう繋がるか、どう打開していくのか。行政としてはどういうことを今後支援していくのか。

産業振興部長 月毎にということだが、国の方では四半世紀ごとに決めることになっている。基準単価が出ないと支援が難しい。月毎に支援はしたいが出来ないのが現状。セーフティーネット資金があり、実質無利子の資金もあるので、いろいろなところに相談して頂き、本人にあった支援制度を見つけることが大事。

網本 今スクラムを組んで、五島の畜産農家を安定させるためには、農協も生産者も考えなければならない。どうやったら生産コストを下げるか努力が必要。色々な感じで手助けするのがJAだと思う。それだけでは農家は厳しいという声があるので、話し合いが1番大事だと思う。県も現場で声を吸い上げているようである。畜産についての意見交換・情報の吸い上げはどのように行なっているか。

市長 農協とはよく私自身もしている。利子補給に既に手を打っている状況であり、県とJA、市が取り組んでいこうという気持ちは同じ。基幹作物なのでしっかり支えていきたい。下回った場合も支援はされる。

産業振興部長 JAも利子補給をしている。それぞれが支援をしている。情報共有は、2ヶ月に1回畜産会を行ない情報共有をしている。

網本 若い畜産農家が厳しいという状況。若い畜産農家のどれくらいがクラスターに参入しているのか。

産業振興部長 新規参入・拡大をした農家は8年間で37戸。

網本 以前質問した時は、クラスター事業で頭数が増えているという答弁だった。年間に4ー500万円の支払いがあるという状況。そういう中で現在、一頭に対する支援はどのように行うのか。

産業振興部長 経営診断で計算はしている。牛の値段は上がり下がりしている。市の方では元牛導入の補助・増頭奨励金を出している。

網本 以前から繁殖肥育一体型を提案してきたが、若い農家の意向もあるということだが、肥育農家の育成に対する市のスタンスは。

市長 子牛価格が下がっている中では、購入するチャンスかと思うが、肥育が非常に厳しい。一般論として、資金的にゆとりがないと手を出しづらい状況だと思う。肥育をされる方がいれば、繁殖の競りに参加する人が増えるので、希望者がいれば必要に応じた施策を行いたい。

網本 確かに、1頭80万の時は厳しいが、今は安くなっている。肥育に参入する資金が整えば、肥育にチャレンジできる状況にあると思う。子牛価格の下落時に有効な対策はどういった対策があると思うか。

産業振興部長 枝肉が高くなれば買取も高くなるので、そうした支援ができればと考えている。子牛の価格に対する支援ができると思う。

網本 下落時に有効な対策として、肉の需要が高まらないといけない。臨時経営事業・利子補給で現在の状況を乗り越えていく。需要の創出も必要と思う。五島市でも牛肉の購買キャンペーンをしたりする必要もあると思う。クラスター事業に対して、経営管理や調査実証をしながら経営の安定に持っていかなければいけないと思う。今後、畜産の経営の安定のために、知恵を出し合って危機を乗り越えなければいけないと思うが、再度、現場の声を今後どのように吸い上げていくのか。

市長 今の組合長が私に連絡をくれるが、組合員の声を届けてくれていると思う。国の制度を使いながら、畜産農家にも頑張ってもらわなければいけない。足らざる部分は考えていきたい。

網本 さらに厳しくなると、県市独自の支援が必要と思うが、県について動きはどうなのか。

産業振興部長 国の制度が10割ではないので、補填されない部分を協議している。

網本 37戸以外の農家の状況は。

産業振興部長 クラスターは導入時に年齢制限がある。高齢者は小頭飼いになっている。

網本 なんとか危機を乗り越えて明るい若い人たちが畜産に迎えるようによろしくお願いします。

農業用資材、飼料等価格高騰対策について

市職員の技術職員育成と役割について

地域おこし協力隊について

地域おこし協力隊制度を活用する目的は

これまでの実績、効果、定住率は

今後の活用について

子供議会について

開催する目的は

網本 今まで何回開催したのか、どういう目的で開催したのか。

総務企画部長 H26から開き、5回開催している。目的は2つ。将来の五島市を担う人に行政に関心を高めてもらうこと。2つ目は普段の生活の中で感じる市役所への要望や相談を聞く場として。

網本 非常に重要だと思う。一般質問の項目を頂いたが参考になる項目を質問していた。理事者側として、どのように答弁に注意して書いているのか。

市長 子供議会についても勉強会を開いて討議をしているが、専門用語をできるだけ使わずに、伝わるように注意をしている。それ以外の部分は同じように対応している。

教育長 五島市の将来を支える人材の育成を目標にしているが、前向き・建設的な質問があった。私の場合は褒めている。

網本 頑張っている議員は褒めてください。結局できない理由ばかりの答弁が多いと感じる。夢を持った答弁が欲しいと感じる。市が取り上げて形にしたとなれば、中学生・高校生も興味を持つと感じる。中学生はどのように感じたのか。自分の街が良くなればいいなと答弁したと。今後とも活動して興味を持っていただきたい。

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