【2022.9/五島市市議会メモ】草野議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

 

草野.市民目線で今聞きたいことをお聞きします。明快な答弁を。3名とも市民ネットワークの質問。

参院選挙中に死亡された安部元総理の国葬が閣議決定された。殺害されたことは許されず、最も強い言葉で非難する。

国葬については法的根拠がないこと、費用が国会の論議を経ることなく決定されること、見方が大きく分かれている。

中止を求める意見書を提出しているので、賛同を頂けるようにお願いしたい。市民の皆様には、市議会の判断を見届けて頂きたい。

新型コロナウイルス感染症について

五島市の感染状況と対応について

草野.通算3028名が報告され、114名の感染者も出た。不安な毎日を送っているが、五島市はなんばしよっとか、と言われる。五島市のこれまでの対応と感染状況は。

市長.8月21日~28日までまとめた情報によると40台が最も多かった。家庭が7割を占め、職場、福祉施設が多くなっている。8月17日に最も多い114名が確認され、感染者数は2933人。医療機関は看護職員が勤務できず、少ない人数で日常業務が行えないとも聞いている。全数把握を行うための作業に時間を要することの事。職員2名を派遣し業務を支援している。HPやYouTubeでワクチン接種の推奨や感染症対策のお願い、来島前の検査のお願いや高齢者に接するときの注意事項を知らせてきた。

草野.午前中2名の同僚が質問したが、「五島市はなんばしよっか」と何度も怒られた。五島市は何もしていない訳ではないが、議会での答弁があまりにも冷たい。市民の方々に分かるように答弁して頂きたい。急激に増えたわけだが、なぜこのように拡大したと考えているか。

市長.五島市のこれまでの累計は3162名。五島市全体でいうと8.9%。県全体でいうと約15%という状況の中で、市民の皆様の協力のお陰で割合としては少なく抑えられていると思っている。若い人たちのワクチン接種が進んでいない。特に5歳~11歳が進んでいない。子供さんたちの間で感染が広がっている。子育て世帯の接種率も落ちている。ワクチン接種の効果はあるが接種率の低いところから感染が広がっていると思っている。まずはワクチン接種。これをお願いしたいと考えている。

草野.対馬病院の院長のインタビューが掲載されている。対馬の感染者が突出した要因は、お盆の帰省客が他の離島よりも多かったのではないか、と記事が載っていた。五島も同じだと思っている。インタビュー記事、五島市と比べてどう思うか。

市長.壱岐・対馬の市長とは話をするが、福岡との交流かと思ったが、壱岐市の方が感染が落ち着いている。対馬が壱岐を超える形で広がっている。高齢者施設のクラスターが多く、五島市も同じ状況かと。帰省客は多かったと実感として感じている。

草野.五島市も対馬と同じ傾向だと感じている。特に五島の旅キャンペーン事業の効果が出て、観光が多かったと感じている。これが原因ではないかという話についてはいかがお考えか。

市長.以前ほどの調査は出来ない状況だが、私が得ている状況では、0とは言えないが感染拡大の原因とは考えていない。観光客からの情報は少なく、帰省客、市内の人が外から持ってくる方が多いと考えている。

草野.今のようなはっきりとした答弁がほしい。市長の答弁では県の管轄だと言う事だが、五島市はどのような動きをしたのか?特化した会議を何回やったのか、そのあたりを示してほしい。

福祉保健部長.これまでコロナに特化した会議は本部会議を47回開催。今年度は2回ほど。特措法に基づき設置する会議であり、緊急事態宣言時に設置するものであり、その他については連絡統制の会議。

草野.特別委員会でも質問したが、1回だけという答弁だった。それを聞いて不安に思った。防災無線で何人かと言ってるときに、会議を増やして協議できなかったのか。

福祉保健部長.毎週経営戦略会議を開いており、その中で情報共有をしているので、会議は一定行っていると認識。

草野.8月の状態は危機的な状態だったと。ならば特別な会議を開いて協議すべきだろうと思う。

感染者増加によるマンパワー不足の状況と各施設の運営への影響は

草野.野茂商船はコロナの影響で6便を休運すると発表。市民もなお心配になったと思う。役所内でも感染者が出て支障をきたしたと思うが、どのように不足したのか。濃厚接触者数も含めてお答えください。

総務企画部長.R4年7月に74名が感染。濃厚接触者は58名。自宅待機中に陽性となった人24名を含む。

草野.休むことによって支障は。対応は。

総務企画部長.BCPを共有し、優先順位をつけて仕事をした。インフルエンザに類した形で各課申し合わせて対応した。閉庁という事例はないが、玉之浦支所で多く見つかったので、コロナワクチンの接種延期を行った。

草野.消防も忙しかったと思うが、消防の影響は。

消防庁.8月に11名が確認。濃厚接触者は5、6人がなり、陽性に変わった。勤務地と感染時期がずれていたため調整で現状体制を維持できている。

草野.介護施設・病院の人手不足が一番心配される。状況が分かればお知らせください。

福祉保健部長.医療機関は感染患者の受け入れが増加したが、職員不足でマンパワー不足が発生し、業務がひっ迫したと聞いている。8月14日~内視鏡の検査を中止。健康診断や人間ドッグは9月16日まで中止。福祉施設は感染者がいた場合、法人内で対応。難しい場合は応援要請を出す。事業所ごとに計画を策定し、業務継続改革を策定し、応援派遣を行った事業所はない。

草野.少し安堵はしているが、今後再び新型が出て感染者が多くなった時、市長はどのような対策を取る考えか。

市長.市役所内部は業務継続計画に基づいて対応する。高齢者施設でもやっているが、単独で出来ない場合は応援要請。引き続き対策をして頂きながらクラスターが起きない注意喚起をしていきたい。五島中央病院は応援できる範囲内であれば対応していきたい。

感染者の家庭内隔離等のマニュアル

草野.

自宅療養の状況は

草野.家庭内隔離検査の総数と、R4年度の感染者数の総数は。

福祉保健部長.軽症の場合は自宅で7日間滞在する。全数把握見直し直前の人数は推計175人。

草野.感染者総数はいくらか。

福祉保健部長.2933名。

草野.濃厚接触者を聞きたいが、数は把握できているか。

福祉保健部長.家庭内で感染が発生した場合、すべての同居者が濃厚となるが、すべては把握できていない。

草野.約1割くらいがホテルと病院と聞いている。1万人くらいが自宅待機をしたとなる。

今回家庭内隔離になった時、どうすれば良いのかという話を聞いた。

五島市でもマニュアルを作るべきだと思うがあるか。

福祉保健部長.陽性者には印刷物を配布しており、療養期間、災害時の避難、医療機関一覧を載せている。

草野.五島市としても、そのマニュアルを伝える必要があると思う。

5歳から11歳のワクチン接種について

草野.反対しているわけではない。ただ、掛かってもさほど重症化しないと言われ、副反応がかなり心配されている。

大阪の堺市では副反応をHPでしっかり書いている。接種率が低いと言われているが、5~11歳は県内では高いと思う。

子供に対して副反応がある事を告知して選択して頂きたいが、どのように保護者に知らせているか。

福祉保健部長.オミクロン株の発症予防効果が十分ではない事から、推奨していなかったが、重症化予防の効果がデメリットよりも大きいと分かり、努力義務となった。希望する判断が出来るように、同封チラシで丁寧に情報提供を行っていきたい。

草野.副反応をどのようにお知らせするかを聞いている。五島市民が知る事が出来る告知をしているか聞いている。

福祉保健部長.具体的な事例を示した説明はしておらず、一般的な副反応の紹介をしている。

草野.接種率を上げることについては、必要だと思うが、副反応のことを知らせずに進めるのは強引だと思う。保護者に伝えて進めてほしい。

推奨から努力義務への見直しによる市の取組は

 

草野.五島市は4回目の接種をした方々がかなりいると思うが、何名いるか。

福祉保健部長.36%となっている。

草野.オミクロンを打った人は、何か月たてばオミクロンを摂取できるのか?

福祉保健部長.少なくとも5か月後、7月は12月に。8月の人は1月。

草野.最終決定か。

福祉保健部長.データを精査したうえで10月下旬までに間隔について考える。

プレミアム付「五島市つばき商品券」の申込み状況と今後の計画は

草野.なぜ応募が少なかったか。

産業振興部長.前回の商品券は先着順。今回は事前申し込み。それで減ったと推測している。

草野.はがきとネットの割当た。

インターネットが75%、はがきが25%。

草野.プレミアム率が下がったことも要因だと思う。2回目の公募は。

産業振興部長.前回と同様に、9月12日~開始。6422名から申し込みがあっている。

草野.1回目とやり方を変える論議はなかったんか。

産業振興部長.子育て支援も含めて、制度を変えている。

草野.1回目応募した人以外のために買ってもらえるための論議をしたのか。

産業振興部長.発行委員会の中の議論の中で年数の撤廃した。

草野.前回と同じでは、今回申し込んだ人、金持ち優遇ではないかと思う。1万円を持たない人への配慮が足りないと思う。五島市民全体で考えれば一人でも多くの市民に使ってもらう配慮が足りないと言わせていただく。

マイナンバーカードの現在の普及率と活用について

草野.五島市の交付率を答弁して頂いたが、年度ごとの交付率は。

市民生活部長.H27~5.05

H28 9.58

H29 11.01

H30 15.88

R1 19.75

R2 28.12

R3 40.61

R4 45.71

草野.県内の順位は。

市民生活部長.3位→10位 → 13位となっている。

草野.マイナポイントが始まってから抜かれており、国よりも低い。その要因は。

市民生活部長.3位の時、佐世保市との差は大きくなかったが、申請時に確認すれば郵送で送る方式で導入した。高齢者施設、事業所などの出張申請によって取得率を上げたが、H28~コンビニ交付を実施している自治体があり、五島市の場合20代が41.4%の伸び。70.4%。当初交付率が高かった70代は伸びが鈍化しており、キャッシュレス決済の恩恵が少ないのでは。人口規模の小さいところが順位を上げている。

草野.政府が進めているマイナポイント付与は邪道だと思う。低かったら国からペナルティがある事は事実か。

市長.13位となり、県から教育的指導を受けている。地方公共団体の総意としてはペナルティとしてはとんでもないと言う事で一致しており、ペナルティは伺ってない。

草野.よその自治体に負けないように、努力して頂きたい。

白良ヶ浜万葉公園前の松林活用について

草野.看板も設置して頂き、市民や観光客がウォーキングを楽しんでいる。三井楽の事業として松林の整備がされている。白良浜はボランティアの努力で美しく保たれている。防波堤まで出れるようになったが、陥没した箇所が数カ所ある。整備したために行けるようになったが、そのことについては。

産業振興部長.護岸については長崎県が整備しており50年ほど経過している。現地確認をしたところ、数カ所陥没している。通路化にあった砂があり、R5年度以降に予算化に努めていきたいとの事だった。陥没箇所をロープでかこう対策をする予定。

草野.せっかく整備したのに、松林から白良浜に降りるとき、消波ブロックでいけない。そこも県の管轄ですか。

産業振興部長.護岸の施設は県の所管であり、現施設で十分役割を果たしており、新たな整備の予定はないとの事。

草野.勿体ないと思う。広い白良浜から降りていけない事は、もう一回検討してほしい。保険保安林として整備されているが、別予算で整理をしているが、長崎県でも少ない。特別な予算もあると思うがどうか。

産業振興部長.三井楽支所の方で振興プロジェクトで進めており、今は答弁できない状況。

草野.健康保安林は数少ない。レクリエーションで使う保安林。普通の防風林とは違うので努力してほしい。

自然環境保護専門職員の配置について

草野.ジオパークに認定され、珍しい昆虫が高値で取引されている。青カナブンとかクワガタとかはどこが担当課か。

地域振興部長.文化観光課になる。

草野.市民の方から話があり、荒らされている現場も見に行った。業者が罠をかけて、12000~15000円で取引されている。議会事務局に行ったら、生活環境課だったという話だった。H27に質問し答弁して頂いたとき、専門職員を作るべきといったが、新しい事案が生じたときに対応しますと答弁だった。

なぜ変わったのか?

地域振興部長.文化で担当するようになったのはジオパークになってから。

草野.違う。昆虫は全く眼中になかったのだと。質問されて変わったと思う。自然を守るために専門職を作ってほしいと要望する。