【2022.9/五島市市議会メモ】網本議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

五島市の農業振興について

主要作物と畜産物の生産状況は

産業振興部長.主要な農産物の主な作物は、JAの資料により、野菜や穀物が6億。

ブロッコリー1億、スナップ9400万、トマト6800万、高菜、麦類と続く。

子牛平均価格は77万~60万円台で推移。

網本.五島市の基幹産業は?

市長.繰り返しになるが農林水産、観光に力を入れている。

網本.生産額を聞いたが、飼料作物が入れ替わっているように感じる。主要作物はどのように決めているのか?

産業振興部長.JA五島に確認したところ、各部会で作る作物は決められる。面積拡大の場合は農業者にお願いしている。総代会資料の売上高が大きい順に紹介した。

網本.H30年6月議会で野口議員が農業振興について質問をしている。H29年の主要作物はブロッコリー、スナップエンドウ、高菜、食米、畜産だったが、当時はトマト、麦類はなかった。R3にトマトが多くなりコメが下がっている。全生産額の75%が畜産。畜産がだめになると生産額が減る。75%の畜産について、今年の競りの推移を聞いてきたが、微減ではある。今後も畜産は厳しくなると思っているが、今後の動向についてはどのように捉えているか。

産業振興部長.子牛の見込みは飼料価格の上昇等で肥育農家が経費が掛かる事を考慮して下がると危惧している。

網本.子牛の生産額はH27~行くと平均価格はH29がピークになっている。R2度の1月になると平均価格は下がり、繁殖農家が必要な助成を受けられるようになっている。畜産農家の生産額が下がると五島市の農業生産額は厳しくなると推察している。

肥料、飼料等の値上げによる影響と対策は

産業振興部長.資料のセーフティーネットの仕組みは、配合飼料価格の上昇が経営に及ぼす影響を緩和するため、それぞれ基金に積み立てを行い、直近1年間の売上を下回った場合に支援を行う。

網本.期間的にどのくらいなのか?2~3年間だけか、ずっと続くのか?

産業振興部長.国・県及び生産者が基金への積み立てを行うので長期的な制度。

網本.経営悪化が懸念される。TVでも五島牛が紹介されたが、ミネラル豊富な餌を食べさせると言っていたが、牛に食べさせる餌、牧草をまいて食べさせるのが一般的。化学肥料をたくさん使っているが、肥料が上がれば経営を圧迫すると考えるが、セーフティーネットは有効な制度となっているのか。

産業振興部長.畜産農家は補助事業で堆肥舎の整備を行っているが、あくまでセーフティーネットは飼料の購入の支援制度なので、対応できると考えている。

網本.将来的に畜産についても厳しくなると推察している。畜産については今後ともこれを崩さないようにしないと総生産額は厳しいと思う。

有機農業への取組状況について

網本.総生産額の25%が野菜だが、昨日ツイートの中で五島で一生懸命で農家をしているが、「いつも買っている布テープ来月500円の値上げ」とある。国の方も肥料価格高騰対策で支援をしている。市の補正予算でも組まれている。緊急を要する予算で一時的には良いと思うが、今後ずっと続いていくと厳しいと思う。野菜農家への支援は。

産業振興部長.JAからも市に対して影響緩和策の創設、改善を国や県に働きかける要望が提出された。市の方でもそれを踏まえて補正予算を計上している。国や県の動向を踏まえながら検討していきたい。

網本.本件出身の金子農林大臣が五島に来たと聞いている。直接厳しい状況・窮状については陳情したのか?

市長.8月6日に前大臣が来て現場を見ていった。漁業の現場も見て頂いた。生産者10名くらい集まり、離島で農業を継続するのが厳しい状況であり、大臣に要望をした。国が出来ないものでも、県・市町村が対応できるので生産者の声を聞いていただきたいと要望があった。国の支援の活用はお願いをさせて頂いた。

網本.私は特に、国からの肥料価格高騰対策についての支援について、支援の条件が2つあり、1つは仕入れ先の伝票。2つ目は化学肥料低減に向けた取り組み。有機農業への取組だと取られている。市の方は条件がない。私は今後、五島の農業は有機農業にシフトして取り組んでいく必要があると思うが市長の考えは。

市長.化学肥料の使用割合を減らす要件があるが、五島市としてこれに乗れない農家も救わなければいけないという思いもあり、生産農家に対して助成をしている。確かに国が示した方針では有機農業への転換意向があると思う。化学肥料への依存割合を下げなさいという思いでしたのだと思う。五島市においても、有機農業は取り組む事業者も増えているのでPRをしていきたいと思う。

網本.H27年に橋本議員が提言しているが、五島市は計画は策定していないとの事。農林水産省も有機農業は推進していきたいとの思いでみどりの食糧システムを作っている。化学肥料の値上がりを飲み込めば経営も少しも楽になるかと思うが、急に転換を求めても厳しいと私も思っている。

今回、有機農業に取り組む良い機会だと思っている。私も農家の話を聞く中で有機農業に取り組む農家も増えている。良い機会であると捉えている。それを進めるために何か形を作る必要があると思っている。南島原市ではオーガニックビレッジに取り組んでいるが、推進協議会を立ち上げて継続してきた。今回急には厳しいのでまずは協議会を立ち上げて農家の方に視察や勉強会が大事だと思う。やらなければ五島の農業は厳しいと考えるが市長の考えは。

市長.環境保全型農業は5割以上減らすことが要件であるため、こういったものを使いながらやっていただきたい。スナップや高菜は五島の気候に合っており、競争性のある作物だと思っている。今から消費者が野菜を買う際の判断として、いかに環境負荷が低いかを好む、長い目で見ると競争力が落ちると考える。草は生えるは虫がつくわで大変なんですが、これに取り組まなければと思っている。それ以外の部会についても実際の取組を見て頂き、視察や研修については応援していきたい。

網本.有機農業が浸透できるような体制で、話を進めていかなければならないと思う。農業は草との戦いである。自然農法、有機農法が全国で取り組んでいる方が多いが、有機で経営が良くなったという農家もいる。希望をもって農業に進んでいる農業者が、今回の値上がりにおいて厳しい、辞めたいという状況にならないような農業、市だけでは難しいと思うので、3者で一緒に議論しながら進む状況を作ってほしい。推進協議会を立ち上げてみてはどうかと思うが考えは。

市長.JAとも話をしたいと思うが、生産者も居れて意見交換、協議会も検討していきたい。

網本.検討だけでなくH27年の橋本議員の際も形として見えていない。今回を機に市としても取り組んで頂きたい。

防災行政無線について

6月定例会において一般質問したが、これまでの対応状況は

網本.市民に伝えているとの事だが、台風になった時電気がついていれば良いが、電気がなければ頼らざるを得ない。これは一部に限られてる。FMごとうについても協議したいとの答弁だったが、どのような協議をしてきたか。

総務企画部長.聞こえにくいという事に対して、スマホアプリ・FMラジオを協議すると答弁したが、新たに避難情報の発信を行っている。FMは8月31日から試験的に行っている。今後は問題点を確認しながら契約に向けて進めていきたい。電話サービスも多くの方にご利用いただくため、通話料を無料にして取り組む予定。

網本.6月の議会が終わり、答弁を読み直した。防災無線は屋内と屋外に分けられる。台風が来て窓を閉めると家の中では聞こえない。時間差で対応できるが、本当の防災無線はどのように教えるかが基本だと思う。東日本大震災の時は昼間で伝わっていないと聞いている。家の中で聞きたいというのが市民の想いなので、大村市のように考えていかなければいけないと思う。停電の時も有効に聞けたと思う。市長はFMは聞こえないと言ったが、そういう点についてはどのように話をしているのか。

総務企画部長.FMごとうとは、防災的な活用については協議をしている。詳細は現在協議中なので差し控えたいが協議はしている。

網本.台風は次々発生している状況なので、一つの結果、聞こえないことに対しては色々なことを考えていると思う。ケーブルテレビにラジオを繋げる方法もあると聞いているので、早く詰めて台風シーズンに備えてほしかった。急いで詰めて、安心して情報共有できるようなことをやっていただきたい。中身の濃い協議はしてきたのか。

総務企画部長.相手側がいる事なので難航することもある。情報の伝達手段は多様化・多重化を考えている。広報も含めて一人一人にいかに情報を伝えるか、永遠の課題なので複数の手段を組み合わせていきたい。新たな手段の強靭化を求めていきたい。チャンネルを多くしていきたい。災害・風雨が激しいときのカバーをする方法を持ちたい。日々、検証している所なのでご理解頂きたい。

網本.市民が不安になっていることは、家の中にいても聞こえないと言う事である。停電して真っ暗な状況の中では不安だと思う。アプリも全ても使われないと意味がない。講座もやっているのかどうかも含めてこまめにやっていただきたいし、他の自治体も市民の希望があれば提供している。全てに配布しろとは言わないが、どうしたら情報を伝達できるか、考えてほしい。機会が高額ならば、FMラジオなどの手段で伝達できるように取り組んで頂きたい。市民の安全のために、災害に立ち向かうために必要なので、取り組んで頂きたい。

 

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