【2022.9/五島市市議会メモ】荒尾議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

 

荒尾.現在福江地区に限り、区域内の土地・家屋の所有者に課税をしている。2006年からは崎山、大浜、を除外した。不動産を所有しているがゆえに税を徴収することに疑問を抱いている人は少なくないと思う。どのようなことに使われたのか。都市計画税を課税している自治体は。

五島市都市計画事業の今後の見通しと都市計画税の在り方について

市長.都市計画事業には道路整備・公園整備がある。発足後の道路整備として都市計画幹線道路・奥町木場町、福江線がある。中央公園の整備も実施している。一定の政策目的を掲げるために目的税。道路・公園などの整備や土地区画整理事業に使われている。県内自治体は9市町が都市計画税を課税している。

荒尾.県内での課税自治体は9、7市2町。6市6町は都市計画税がない。H22に福中の裏の事業を最後に新たな事業は実施されていない。目的税である都市計画税は新たな都市計画がないまま今日まで課税されているが、収入総額は今年度いくらか。

市民生活部長.R4の収入は1億2千6百万円。

荒尾.既にこれまで起債を起こしているが、残額は。

総務企画部長.H16以降、新設は奥町木場町と福江線だが、R8年まで償還。R3年までで1億5千万円。

荒尾.あと5年と言う事だが、来年度このまま課税をすれば、収入に対する余剰金が生じてくる。目的税としての役割を果たせなくなるが、公共下水道計画の中止を発表したが、将来の見通しと都市計画税の課税の必要性の考えは。

市長.下水道事業は中止の説明をしたが、都市計画税は目的税。実施する事業がなく償還も見込みが立てば課税の必要性もなくなると考えている。

荒尾.課税廃止も視野に入っていると確信するが、市民の中には不満を持っている人もいるし、条例廃止に着手して頂きたい。事務作業も含めてどうなるか。

市長.余剰金が出るので許されることではない。課税の根拠となる条例はR4年に廃止する方向性で必要な手続きを取らせていただきたい。見直しに向けた作業をこれから指示したい。

荒尾.4年度をもって廃止するとの事で明言されたので12月議会を待ちたい。区域内の道路や公園の補修整備の財源確保はどのようになるか。

総務企画部長.福江港周辺や堀端の整備などを実施しているが、財源は辺地債を活用している。交付税措置が大きい辺地債・過疎債を活用して財源を確保できると考えている。

荒尾.福江大火から58年経つので市長の英断を期待したい。

燃料油価格変動調整金に対する支援と割引制度の導入について

バンカーサーチャージに対する市の助成を

荒尾.九州商船の独占航路。経営への影響は理解している。運賃の高騰が報じられたが、五島市の負担は増加する。県や市には説明するが阻止することは出来ない。五島市として抗議していたが強行した。引き続き九州商船の値上げは受け入れられないと抗議してほしい。通常の料金に割り増しされるサーチャージは、JFの運賃は14ゾーンとなり、片道1820円上乗せされている。現在長崎からの運賃は1万円を超えており高すぎる。H29年4月~大きな恩恵を受けている。飛行機に比べると船はその恩恵を失っていると感じる。せめて1万円でおつりがくる運賃にしてほしい。見解は。

産業振興部長.バンカーサーチャージ制度はコスト増減を別建て運賃として設置するもの。九州商船は10月は6月末に到着した燃油価格で設定する。運賃とは別に加算され、JFを例にとると、往復料金は9250円を基準とした場合、11070円となり負担が増える。島民割引の利用者で試算すると、月に880万円が必要となる。助成をすると予算がなくなり次第元に戻すので、バンカーサーチャージへの助成は考えていない。

荒尾.多額の財源が必要だと思うが、期間限定だけで良いと思う。臨時交付金を使えないのか、財源調整基金も活用できると考えるがどうか。

産業振興部長.臨時交付金は子育て支援、交通事業者への減収支援として予算を計上している。

荒尾.有効に使っていると思うが優先順位だと思う。壱岐市は市民の負担分を臨時交付金で予算化している。私は谷川代議士が作った恩恵を誰よりも受けるスタンスを変えてはならないと思うがどうか。

市長.運賃=特急料金+サーチャージとなっているが、サーチャージは2か月前の相場に応じて決まる。壱岐・対馬に話を聞いて分かった事だが、政府はガソリン価格への助成をしている。JFの燃料も対象になって下がっている。壱岐・対馬は本来設定すべき金額よりも下げている。下げている事業者はほかにもいるが、九州商船は料金を貰いながら、補助も貰っている。我々としては政府の補助の目的は、生活の圧迫を考慮している。適用するゾーンを下げるようにお願いしたい。これから適用するレベルを実態に合わせて下げるように要望したい。

荒尾.国は石油元売りに補助を出している。販売店に反映させることになっているが、壱岐対馬は補助を考慮してゾーンを下げている。九州商船は暗影されていると思っているが、早急に適正なゾーンにすべきだと思う。それでも上がる場合は踏み切ってほしい。

早期割引、特割制度の導入を依頼できないか

荒尾.割引制度は多々あるが、JFやフェリーはそれが出来ない。なぜ出来ないのか不思議でならない。ぜひ導入に向けた申し入れをしてもらいたいがどうか。

産業振興部長.早期割引・特割は早目の予約に対しては良い精度だと思う。九州商船に対して雑談みたいな感じで話したことがある。使用している販売システムがそういった制度に対応していないため難しいという話だった。コロナで経営が厳しい状況なので協議していきたい。

荒尾.決済方法を限定すれば経費も掛からず導入できると思うのでお願いする。

佐世保航路の必要性と復活について

荒尾.何度となく質問させて頂いているし答弁に困ると思うが、あえて質問に加えたことは、衆院選の区割りが変わるからである。区割り改定で3になり、佐世保市を中心とする新3区になった。政治的なつながりは薄かったが、市政問題の共有化・人的交流が密になると思うが、佐世保市と同じ選挙区となった時、必要不可欠になると感じたか。

市長.旧五島産業汽船が運行していた。1年で2万人、3万人の実績を挙げていたので定着しつつあると思った矢先の中止だった。一定の利用客がいたが、区割り改定を踏まえ必要な路線であるとは思っている。

荒尾.チャンス到来だと奮い立った。1自治体だけではどうにもならない事があり、政治判断が必要なこともある。新3区の政治家に直談判するつもりは。

市長.一時的なものであれば国に陳情したり先生にお願いして整備できるが、航路は継続的に維持していかなければいけない。政治的決断としてそぐわないのではと。管内の航路事業者でも難しいという回答を頂いており、コロナ渦では厳しいと思っている。

荒尾.県や関係自治体の首長に話をしてみないかと聞いた後、その後何かアクションは起こしたか。

市長.県内の事業者と協議を行い厳しいという状況だった。県との協議の中で、まずは不定期で行うのはどうかという話があった。飛行機を飛ばすときにはよくやるが、それの航路版。実証事業として国の補助金が使えないかと。運行会社の方がコロナで厳しく負担増は経営悪化を招く恐れがあるため動いていない。コロナが落ち着いて経営状況が落ち着けば折を見て。

荒尾.既存航路の維持・存続になったと思うが、県もこの問題も真剣に捉えていないと感じる。誰もお願いをしておらず、新規参入を探してほしいと訴え続けている。もう一段ギアを挙げてほしい。

新幹線はリレー方式である。佐世保航路も直行便が理想だが、現在の航路を利用しながら、新上五島町への交流に力を入れることが出来ないかと考えた。上五島経由で佐世保に行く事は出来る。長崎経由よりも時間もかからず予算もかからない。佐世保航路は3万1000人が利用している。接点を深めるためにもPRに力を入れる考えはないか。

市長.福江から佐世保に行くためには9:40→13:30で料金もあまり変わらないが、佐世保から帰るときが不便な場合もある。PRについては、長崎経由でも行く路線があるので、市民が判断することだと思う。観光ルートを設定する際には縦のラインをPRしていきたい。

荒尾.ここ3年コロナで観光客は激減。戻すのは容易ではない。観光戦略を立てていくが、限られた航路では限られてくる。佐世保航路がキーワードがカギになってくる。

市長.ハウステンボスも株主変わって設備投資がされると期待している。2027年のIRも準備が進んでいる。佐世保の観光客を呼ぶためには直行便が手段となると思う。五島~佐世保航路の重要性は増してくると思う。

荒尾.大石知事に代わり、公約でも離島振興に全力を尽くすと述べている。県の後押しも得られると思う。熱意を訴えれば届くと思うので市長にお願いしたい。

ORCのATR機更新状況について

導入計画は

荒尾.導入後20年が経過し1機を更新した。根本的な解決には至っていないが、後継として2機導入を発表した。空の安全に対する不安が一掃されると期待されている。年度別の導入計画と負担は。

産業振興部長.ORCの保有機は構造的な寿命を迎えている。8月末に1号機がラストフライトを迎えた。ATRに更新しようとしている。R5後半に1期、後半に1期導入する予定。今年の11月に長崎到着して実践的な訓練をする。2号機は後半に実践訓練。48人乗りになり利用者の増加が見込まれる。ハード面を国・県・ORCで負担し、ソフト面は壱岐対馬五島の3市で負担する。安全整備は費用を県と離島3市で負担することになっている。

ソフト分はR7までの負担であり、安全整備はR8年度まで負担する。

更新費用、支援スキーム、市の負担は

荒尾.機材購入は国・県でソフト分は3市で負担すると。2臆7000万円負担するという事だが詳しく。

産業振興部長.機材使用のパイロット・整備士の訓練を行う費用。

荒尾.安全整備補助金も支出するようになっている。6200万円のうち、毎年1800万を支出するが安全整備費とは。

産業振興部長.機体エンジンなどのオーバーホールの整備費用。

荒尾.ジェット機に越した事はないと思うが壱岐空港の影響で仕方がない。市民は不安と期待を持っていると思うので、キャンペーンの計画は。

内覧会、試乗会等のキャンペーン開催は

産業振興部長.ORCに確認したところ、機体導入して訓練が下り次第、内覧会を実施するとの事だった。

荒尾.大々的にやってほしい。

第1丸木住宅の建て替え計画の概要と入居条件について

荒尾.S44年建築され、80棟あるが最も古い。11戸17名が住んでいる。新たな建て替え計画の概要は。

建設管理部長.公営住宅長寿命化計画を策定し長寿命化を図っているが、第二期計画の中で工期を縮小して行う予定。

R6~R8の事業化を目指している。

荒尾.11戸が入居しているが、どのような説明で反応は。

建設管理部長.1月~3月に対する意見を戸別訪問で調査した。回答は控えるが建て替え計画はおおむね理解いただいている。

荒尾.完成後は優先入居になると思うが、市の募集要項に沿って行くと思う。通称漁民アパートと呼ばれている。条例によると、農山漁村向けと記載されているため、漁業に従事する者が優先されると思うが間違いないか。

建設管理部長.公営住宅建設整備のメニューを創設する予定。10年以上需要がなく、低調な募集を考慮して調整する。漁業者の入居状況が低いため、通常の一般公募方式を実施したい。

荒尾.納得いかない。幾ら公営の住宅だと言っても、撤廃するのはおかしい。条件が付いた背景・理由は。

建設管理部長.特定目的なので、当時は農業漁業従事者の住宅の安定確保だったはず。

荒尾.確たる書類はあるのか?

建設管理部長.あくまでも公営住宅の整備であり、あえて農山漁村と取り扱った書類は残っていない。

荒尾.丸木地区は漁師町で、地区内で2つの漁協があり、水産業の拠点である。衰退を起こさないためにも、優遇措置があっても然るべきだと思う。丸木地区に対する市長の考えは。

市長.当初はそういう目的だったが、71戸のうち69戸が入庫されており、漁業者は13。現在11戸だが、漁業現役者はいない。目的を付けることにより、補助金に影響がないか改めて検討したい。現時点では一般公募を考えている。

荒尾.住宅建て替えに際してだが残念な答弁だった。住民への説明会の中で、住民が納得する形で進めてもらいたいが約束できるか。

建設管理部長.11個の方を含めて説明会を実施する。今いる人は優先される。

荒尾.本格的な説明会をすると思うが、丁寧な説明をしてもらいたい。理解のもとに進めて頂きたい。

 

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