【2022.9/五島市市議会メモ】片峰議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

磯焼け対策について

現状と改善策は

片峰.終息の見えない感染症、ウクライナ侵攻など暗いニュースばかりだが、玉之浦の大瀬崎はハチクマを20羽見ることが出来る。圧巻なので足を運んでもらいたい。最近次々と台風が発生している。台風11号は被害が少なかったが、14号が心配。市民の皆様には早目の避難、自宅では決して外に出ないで下さい。自然の力は偉大。命が一番大事でございます。

今回も懲りずに磯焼け対策を取り上げたいと思う。地球温暖化、環境の変化などと言われているが正確には解明されていない。五島市も磯焼けは深刻だが、一定の成果を挙げているが、官民一体となって取り組むべき重要課題だと感じる。現状と改善策は。

市長.磯焼け対策の現状は長崎県の調査によると、藻場面積は2812haがH26に1232haになり、25年間で半分以下になっている。改善策として、海藻を食べるアイゴやイスズミが温暖化により北上している。仕切り網の設置・ガンガゼ駆除を行って産卵場所の回復を行っている。磯焼け対策事業を行っているが、R1の速報値では、13.75haの藻場回復を確認している。12地区のうち、11地区で磯焼け対策が実施されている。

片峰.まずは藻を主食とする魚介類ですが、ウニは実入りが悪いという話を聞いた。まさに磯焼けの影響だと。漁獲量の推移は。

産業振興部長.漁獲量は20年前

アワビ 11t、10年前2.4t、R2年0.5t

うみ 36t、1.1t、0.1t

アワビ、ウニが著しく、0.5%、0.3%となっている。

今後の目標は

片峰.藻場が著しく衰退、海底の岩礁が露出することで生じる。藻場の回復には長い年月がかかる。各自治体は目標を立てているが、五島市は何年後にどう回復させるのか。

産業振興部長.長期ビジョンでR6に3haとし、アクションプランではR10に5haを目標としていた。すでに目標をクリアし13.7haとなっている。さらなる目標設定を協議していきたい。

片峰.アマモについても質疑した経緯がある。岡山の場合はつぼ網の組合の一部から始まり、成果を挙げている。アマモは砂地に行けばあったが、あまり見かけない。昔の海を取り戻すためにはアマモも必要だと感じる。全国的にはサミットも行っている。再生に取り組んで頂きたいがいかがか。

産業振興部長.県に確認したところ、7haが確認されていたが、岐宿・崎山の4地区でわずかに確認されているが、全部合わせても1haに満たない。産卵場所の役割が大きく、試験的に育てている箇所もある。資源回復を視野に入れ、アカモクやひじきを主に扱っている。拡大を進めるうえで、砂場への展開が見込める際には研究を進めていきたい。

片峰.私が岡山に行ったとき、担当の方にアマモを持ち帰れないかと打診した。生態系が変わると言う事で厳しいという回答だった。絶滅してしまったら大変なことになる。五島の海を昔の海に少しでも近づけたい。今しかないので漁協とも話をしながら取り組んで頂きたい。

落葉広葉樹を植林する計画は

片峰.畠山重厚さんの本にも「森は海の恋人」で落葉広葉樹が効果があるという事。間伐した後の植栽も進んでいない。五島市の考えは。

産業振興部長.五島市内の山林で何十年も主伐ではなく間伐の実績しかなく植林の実績はない。主伐箇所はつながりのある適地と判断されれば落葉広葉樹が有効か、関係機関と慎重に協議をしていきたい。

片峰.他の自治体は子供も巻き込んでイベント的にやっている。五島市は間伐しかしていないが、その他にも植樹は出来ると思う。一歩ずつでも先に勧めるように教育委員会も含めて頑張っていただきたい。

アマモによる対策をできないか

合併浄化槽の普及率を上げるための取組は

片峰.海、山があるが、家庭の排出もあると思う。昔は垂れ流しでコンクリートではなく自然に浸透していき、地下水として海に栄養分を流していたが、今五島市は合併浄化槽の普及に力を入れている。合併浄化槽の仕組み・機能を分かりやすく説明して頂きたい。

市民生活部長.合併浄化槽は生活排水を処理することが出来る。微生物の分解する力を活かし有機物を浄化し10分の1まで減らして排出する仕組み。

片峰.単独浄化槽の2種類があるが、この違いは。

市民生活部長.単独はトイレのし尿に限り処理することが出来る。トイレ以外の生活排水は処理されず汚れた水がそのまま流れる。法改正により、浄化槽は合併のみとなり、単独は新たに設置することは出来ない。市の補助金を活用し、合併への転換を検討いただければと思う。

片峰.流し、洗面所などの水をきれいにしないと海の汚染は止まらない。福岡の中洲川はすごく奇麗になった。下水道・合併浄化槽の普及のお陰だと思っている。五島市の普及目標は。

市民生活部長.市では法律条例に基づき処理計画を定めている。循環社会地域計画を作成し、計画的に推進している。R2年度~6年の5か年で2000機の設置を目指している。普及率の目標は45.5%に対して40%。R4は49.9%であり、R6は54.7%としている。

片峰.100%を目標にすべきと考えるが、最終的な目標は。単独浄化槽はまだ多いと思うが指導はどのようにされているか。

市民生活部長.転換は指導という形では出来ないので、補助金の紹介や公募に努めてまいりたい。

片峰.ぜひ合併浄化槽の推進して100%にして頂きたい。海・山・生活排水を取り上げたが、一番の原因だと思う。同時にやらないと改善されずにだらだらとなってしまう。結果が出るのが50年後なのかは分からないが確実に成果を出せると思う。生活を昔に戻せるように努力して頂きたい。各課がスクラムを組んで進めていかないといけないと思う。

各課との連携状況は

産業振興部長.SDGsをはじめ、地球環境の取組が活発化する中、磯焼けも一つであると考え、ゼロカーボン、ブルーカーボンと協力しながら進めてきた。R3に協議会を立ち上げて再エネ部署も初めて磯焼け対策に取り組む。R4年3月にはフォーラムが開催され、シンポジウムが開催されている。連携しながら情報発信に努めてきた。磯焼けの原因究明をして、ブルーカーボンに取り組んでいきたい。聞き取りの中で取り組みが足りないと伺っているが、農林水産で連携を取りながら進めていきたい。

片峰.フォーラムも結構だが、どう行動に移すかが大事だと思う。磯焼けは海だけの問題にしておこうという思いがあると思う。今度こそは海・山・排水を前進して頂きたいと思う。磯焼けには改善には多くの時間がかかるが、真剣に取り組むべきと考えているが市長は。

市長.島が多くて海岸線が長い。対応しなければいけない部分もあるが、外洋は手が付けられない状況。喪失した面積に比較すると足元にも及ばないが、やれるところから実績を作っていきたい。磯焼けは原因が様々言われている。温暖化は間違いないが、温暖化のせいにしても、何も手が付けられないので、食害・生活排水に着目してやらせていただいている。地区によって対応が異なり、成功モデルが通用しない。最近は脱炭素の中でブルーカーボンが大きく注目されている。藻場を回復すると魚が回復することに。水産課だけでなく農林課・環境・再エネの関係課の連携を取っていきたいが、漁協・森林組合・市民の皆様の協力が必要なので総動員する中で可能な限り取り組んでいきたい。

片峰.五島市の場合は島なので結果も見やすいと思う。島だから結果は見えてくると思う。

日本遺産に登録された大宝寺について

追加登録された経緯は

片峰.701年大宝元年に設置された寺で最も古いと言われている。806年に空海が滞在し、真言宗を開いたと言われている。戦時中、難を逃れた梵鐘などが有名で彫刻もあり西の高野山と言われている。遅れて登録された経緯は。

地域振興部長.追加登録の経緯は日本遺産・国境の島の評価があり、重点支援地域に指定されたことから、ストーリーの充実を図るため、追加してはどかと話があった。R4年に文化庁に提出している。有識者委員会で承認されて追加資産として登録された。

構成文化財である三井楽(みみらくのしま)、明星院本堂、ともづな石のこれまでの維持管理と追加による今後の規制は

片峰.国境の島、壱岐対馬五島の構成文化財として登録。世界遺産の場合は登録後に規制が厳しくなる。これからの規制はどうなるのか。

地域振興部長.主な取り組みは情報発信を強化しHPで海外向けに発信している。歴史資料館でもR3に日本遺産遣唐使特別シンポジウムを実施。地域の観光振興に取り組んでいる。今年度において、旅行商品造成が進んでいなかったから、周遊着地型事業に取り組んでおり、日本遺産をきっかけとした誘客促進を図っていく。文化財のほとんどが指定されていることから、手を加える場合は保護法・条例に基づく対応が必要。

片峰.遺産となれば日本の宝となるのですごいことだと思う。カトリックで仏教の事は分からずに調査をしたが、調べれば調べるほどすごいお寺だと分かった。88か所の一つである。お寺までの道路を質問したが、近くまでバスがいかないと厳しく断念したが、空海によって改宗されただけでも価値があると思うので観光の目玉として道路の整備をお願いしたい。

大宝寺前の海岸まで大型観光バスが通行できるよう道路を整備できないか

建設管理部長.バスの終点のグラウンドを右側に進む950mの道路。バス事業者に伺ったところ、中型はいけるが大型は狭いので安全通行が困難。現場で実測したら幅員が3.8mが125m、両側に家屋が立ち並び、拡幅には地権者の同意、多額の事業費が必要となる。大型バスの需要がどれだけ見込めるかの課題もある。同様にバスが入れない状況の箇所もあるので厳しいと考える。

片峰.大宝地区は玉之浦の中でも人口が減っていない地区。道路の整備・用地買収は多額のお金が必要だと思うが最小限で出来ないか。過疎化・空き家も増え畑が遊んでいる箇所も多い。ぜひ検討して頂きたい。答弁を。

建設管理部長.大型の観光バスでの計算を申し上げた。通常のバスを利用する方法もあると思うので離合箇所の設置も検討していきたい。

片峰.観光客は来たいと思っている。日本遺産で増えると思っているのでよろしくお願いします。

大宝海岸にトイレの設置を

片峰.観光地にトイレはつきもの。大宝にも昔のトイレがあるが、地元の人から聞くと公民館に付けたように設置したと。所有も分からない。お寺の前にはゲートボール場など、利用する箇所が多い。費用対効果を考える中でも十分対応できると思うがどうか。

市長.大宝時のトイレは私も伺っていたが、宗教と行政の中で難しいと答えてきたが、対応が可能になってきたと感じている。大宝地区は憩いの広場にトイレを置かせてもらっている。大型バスの発着所にもあり2か所ある。これまでも日本遺産はトイレに対応したが、地域の意見を聞きながらやっていきたい。トイレは洋式・水洗にしなさいと言ってきたが中々手を付けられなかったので整備の場を設けていきたい。

片峰.町内会長が伺うと思うのでよろしくお願いします。交流人口拡大に向けた取り組みを色々しているが、琴石の玉石海岸は砂浜とは別で素晴らしいが表に出ていない。奈留島の双子水晶は盗掘が心配で活用されていない。まだまだ一杯自然遺産文化遺産があるので、活用して+1泊に繋げてもらいたい。眠っている宝、これをどう活かしていくか。

市長.全域が西海国立公園であり、歴史教会を含めて双子水晶、海岸をジオパークという形で認定を受けたので、PRしていきたい。日曜日にNHKの番組で五島を紹介して頂いた。シーカヤックも島内の各地で展開している。発見できていない魅力を発見して情報発信に努めていきたい。2泊、3泊と宿泊して頂くことで地域の活性化に繋げていきたい。

片峰.大宝の遺産を活用して交流人口、あと一泊に繋げていきたい。