【2021.12/五島市市議会メモ】荒尾議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります

 

新型コロナウイルス感染症対策について

荒尾.まもなく2年が経過。多くのことを学んだと思う。最善の対策をしてきたと思うが、経済と感染症対策に正解はなく、

ここにきて経済対策に重きを置ける状況になりつつある。市民の協力とワクチン接種によるものと思う。

現在のワクチン接種率と今後の見通しは今後の予防策は

市長.12月5日現在、1回目80.3%、2回目79.0%となっている。3回目に関して、国はワクチンを推進してきたが、時間とともに効果が低下していく事から、原則8か月以上経過した人に3回目の方針を示していた。オミクロン株の感染拡大を警戒し、モデルナの前倒しを決定した。

今後のワクチン配分を見ながら、8か月を経過するまでにワクチン接種できるような体制を整えていきたい。

来年1月から2回目の接種を終えた順番で摂取していきたい。これまでファイザー製を使用していたが、モデルナも合わせて接種する。

公共施設の利用基準は、検査パッケージ制度の活用など、見直しが必要な部分は修正していく。マスクは市の独自の基準は難しいと考えている。

荒尾.感染防止対策はかなり高い接種率だが、一般的に集団免疫が達成されると言われている。集団免疫が達成されていると考えてよいのか。

福祉保健部長.当初は60~70で達成すると言われていたが、すべての希望者が摂取しても、集団免疫の獲得は困難であると言われている、と厚労省の設置。

荒尾.接種率が高いといっても任意であるため100%にはならない。打てない人、打ちたくない人がいるが、仮に今後打ちたくなった場合はどうなるのか。

福祉保健部長.1回目2回目の初回接種は、3回目に合わせて無料で受けることができる。

荒尾.間違いが発生する危険性があると思う。これから1回目を摂取する人の場所は限定したほうが良いのでは。

福祉保健部長.事前に連絡を頂くことで可能と考えているが、検討していきたい。

荒尾.間違いがないように最新の注意を払うべき。ある自治体では若い人を対象に得点を与えることもあった。年代別の接種率と向上対策は。

福祉保健部長.10~50代の接種率 10代72%、20代76%、30代74%、40代86%、50代83%。

荒尾.若干若い人が低いという印象。一人でも多くの人に摂取してもらうために得点をつけるのもありだと思う。

市長.国からは強制ではなく、本人が納得した上での接種が原則であると聞いている。打ちたくても打てない人もいるので、得点は慎重にならざるを得ない。身の回りの人を守ること自体が得点だと考える。

荒尾.ワクチン検査パッケージ制度の詳しい説明を。

福祉保健部長.経済活動を維持するための制度であり、イベント主催の事業者がワクチン接種歴や検査の陰性を確認し、重点措置に課せらる行動制限を緩和することになっている。利用者の人数制限を行う事やイベントの収容人数を設定すること。移動は不要不急の自粛要請に含めないこと。

知事は国と協議し、これらとは異なる取り組みをできるようになる。

荒尾.ワクチン接種証明書、陰性証明書の活用をどのように考えているか。

福祉保健部長.証明書の活用は、国の要綱、県の指針に基づくことを考えている。ワクチン検査パッケージの活用は、県内で感染が拡大している人数制限の緩和、重点措置区域の対象外とすることとしている。マラニック大会やツバキマラソン、トライアスロンの要件としている。

電子接種証明も今後は活用していきたい。

荒尾.証明書は必要になってくると思う。予防接種済みの証明書の形でほしい。証明書を発送するくらいの優しさがあっても良いのではないか。

福祉保健部長.本人の申請がない限り、直接郵送は考えていない。接種済み証明書は大切に保管してほしい。

荒尾.接種すれば発行するのは分かるが、なかなか面倒でしない。LINEでの申請は可能か?

福祉保健部長.接種証明書のLINEについては対応していない。

荒尾.LINEでも申請したことによって証明書の発行ができないのか。

福祉保健部長.LINEでの対応はしていない。電子的な対応は電子接種証明を活用していただきたい。

荒尾.LINEで本人確認して申請できないのか。

福祉保健部長.LINEの中に個人情報を埋め込むことは難しい。

荒尾.できる方法があれば対応してほしい。

現時点で考えている新たな支援策は?

市長.事業継続支援金をこれまで3回実施した。3月は20%以上の売り上げ減少の事業者に対して831の事業者に給付。

直近は401件となり前回の半数となっている。国の経済対策では、来年3月までの事業継続の見通しを立て、事業復活支援金として50%以上減少した場合、法人250万円、個人50万円を上限に支援金を給付する予定。当面国の状況を見ながら対応したい。オミクロン株の推移もしっかりと見極めたい。

荒尾.市の支援策でとても助かっていると思う。ある意味競争であり、ほかの自治体よりも先んじて行ってほしい。プレミアム商品券の第二弾の発行の考えは。

市長.国の経済対策の中には、生活暮らしの対策として、住民税非課税世帯への10万円給付、マイナンバーの普及促進などがある。今、国が打ち出している対策を見たいが、市内の経済状況が厳しくなった場合は間髪入れずに対応してまいりたい。

荒尾.直接的な答弁でなくて残念だが、50%の商品券の第二弾をやっても良いと思う。

若い世代への支援は、給食費の支払いも負担になっている。一定期間給食費を免除することも若者支援につながると考えるがどうか。

教育長.高収入の世帯を除き、国の給付金制度があるため、一律の給食費支援は考えていない。所得が下がった世帯は、需給割合の高い就学支援制度を活用していきたい。現在コロナ化で給食費の未納は発生していない。

荒尾.給食費の支援は有効であると考えている。3か月分の総額は。

教育長.1~3月までの給食費は3869万円となり、援助者を除けば2900万円程度の増加。各給食センターによって違いがあるが、小学生は1人13000円、中学生で15000円になる。

教育委員会総務課長.(聞きそびれ)

荒尾.子育て支援策としてこの金額は高いと感じるか。給食費の免除は英断を期待しているが、考えは。

教育長.市が支援をした場合に増額となる3か月分は私にとっては高額であると考える。学校から要望されている備品購入に対応できると考えている。困っている家庭に対しては助かると思うが、あまり感じない家庭もあると思っている。一律支援はどうかと思っている。

厳しくなった家庭は、年の途中でも就学援助制度を申し込んでもらいたい。教育長として、現段階で一律に援助する考えはない。

荒尾.市長はどうか。

市長.経済対策という意味では、子育て世帯を対象とした支援となるので、6波を考えながら、メニューの一つとして参考にさせて頂きたい。

荒尾.給食費の援助が効果的だと考えている。やろうと思ったら出来ると考えている。子育て世帯への思いやりだと考えているので頭に入れておいてほしい。

荒尾.12月いっぱいで心のふるさと支援が終了する。五島市独自の宿泊割引は。

地域振興部長.1人3000円という意味では、令和3年度においては、観光需要の回復を図るため、有用性実証事業を提案している。地域の磨き上げを行うために、交通費・宿泊費に1泊5000円を助成する。GoToトラベル事業再開後は、相乗効果を図り観光の景気回復を図っていきたい。

荒尾.平戸市も2万泊分を計上しているので、よろしくお願いします。

観光だけでなく、帰省客もうずうずしていると感じる。提案として帰省した人に商品券を配布する。一石二鳥になると思うが、市長はどうか。

市長.経済対策として考え方は先ほどと同様。現行制度で島旅、島とく通貨があるのでそちらの利用をお願いしたいと考えている。

荒尾.帰省客に目を向けた支援があれば帰ってきやすいと思う。

佐世保航路の復活について

荒尾.私の政治テーマとなっているので諦めきれない。観光客の増加に避けては通れないので、市長の想いは。

市長.H29の5月に就航し、1年5か月で休止に至った。規制・観光の手段として利便性の高い航路だと思っている。

世界遺産登録後の休止だったので残念だった。住民の要望、地域交流、世界遺産を意識した旅行商品など夢を描いていたが、当時から厳しい経営状況であるため、今の航路の維持に努めたいとの声だった。

九州商戦は業績が悪化し、JF料金を値上げする環境にある。

荒尾.本当はやりたいが、市長の立場からすると仕方がないと理解する。運航会社の経営が厳しいと考えている。

行動しないと何も変わらない。無理なところに風穴を開ける、野口市長ならできると考えているが、必要性を感じているか?

市長.利便性の高い航路だと思っている。ぜひとも欲しい航路だという思いは変わっていない。

荒尾.市議選挙の公約の中で、最も反応が良かったのが佐世保航路であった。市会議員も同じ。市議は政策の執行権を持っていないから、根気強く訴えている。

佐世保航路復活に対する市長の思いは

新上五島町、佐世保市、県と連携を取って進める考えは

市長.風穴を開けて復活しても、継続的に事業実施ができる環境がない限りは難しいと現実があると思う。佐世保市、県と手だてを話をさせて頂きたい。

荒尾.現在、佐世保のIRが計画されており、県は運営会社を設定した。IRは年間840万人となり、2024年には開業するとされている。人の流れも大きく変わる。

五島市へのIRの効果と影響は

市長.県によると、最短で2027年に開業。3500億円の総事業費。経済波及効果は3200億円。長崎県だけでなく、九州知事会、経済団体を含めて進めている。県内全域に波及効果を及ぼすのが狙いであるため、県からは協力要請も来ている。空の話が中心ではあるが、船旅もある。

佐世保航路もその一助になる。

荒尾.動きが活発になると思うのでよろしくお願いします。

インスタグラムフォトコンテストによる新たな五島市観光名所の発掘について

荒尾.コンテストによって五島市をよく出来ないかを考えている。色々な考えや企画書もある。今回の提案は、まだ誰も知らない観光地の場所・風景・モノを投稿してもらう。新たな観光スポットとして活用してみないか。

地域振興部長.フォトコンテストは1月15日から観光協会が委託事業で実施している。124点の応募があり、画像の収集と入賞作品の展示を図った。来年度も観光協会が実施を検討している。

荒尾.副賞を豪華にして面白い作品が集まるので実現してほしい。

絶景福江島マラニック大会の概要と3大スポーツイベントの位置づけについて

マラニック大会のコース見直しに至った経緯は

荒尾.昨年第一回206人が参加し100名程度がゴール。昨年は77km、今年は37kmになった。なぜ大幅に見直したのか?

地域振興部長.コース決定の前に開催日の決定を進めた。時期は昨年より1か月遅れた。気温がかなり低いことが予想され、体調を崩さない、給水ポイントを少なくするため削減した。

荒尾.1か月でそこまで変わらないと思うが、今年は新幹線の開業記念とついている。これは何か?

地域振興部長.来年秋の西九州新幹線の機運醸成のために関連イベントとして位置づけている。

荒尾.冠をつけることにより、県からの補助を受けるのか?すべてのイベントにこの冠を付けるのか?

地域振興部長.補助はない。その他のイベントは五島列島祭り、五島椿祭りに付けることを予定している。

荒尾.この参加人数で市の3大イベントとして定着する考えか?

市長.コロナ下の開催であるので、距離を絞った。本来であればもっとハードなものを想定していたが、体温が下がる可能性もあり距離を短くした。今後は77kmを伸ばしていきたい。今後は徐々に育てていきたい。

グラウンド・ゴルフ大会実現の可能性は

荒尾.協議を進めているとの事だが実現の可能性は?

地域振興部長.全国で15万人。五島市は800人の会員。五島市グラウンドゴルフ大会は、コロナで開催を見送った。

荒尾.ぜひ来年度早々に開催が出来るようにお願いをしたい。

中央公園内相撲場の近年の利用状況と今後の施設の在り方について

整備が遅れた理由は

地域振興部長.相撲場の利用状況は、屋外がH24 90人~ H26を最後に現在まで利用がない。屋内はH29を最後に利用がない。

今後の施設の在り方は、解体した後テニスコート2面を整備し、屋外は当面維持する。テニスコートはR3に有利な補助制度を活用できなかったので、R4からの着手を考えている。

社会資本整備総合交付金を活用した今年度の事業実施は

荒尾.中央公園の長寿命化は通常は早くて5年後になる。起債の活用も含めて財源の活用をするとの事だった。検討の結果整備ができなかったのか?

地域振興部長.事業の実施に当たり、有利な補助を検討していたが、メニューがなかったので実施できなかった。R4年度に設計、R5年度の予定だったが、一体的な工事を行わないと補助が受けられないので、R5年度に一体的に行う予定。

荒尾.今年度の決算審査でR4に解体、R5に工事としているが、いつ変更になったのか?

地域振興部長.決算委員会のあと、11月10日に国の方針が伝えられた。

荒尾.決算審査中に変更であれば、速やかに報告すべきだと思う。もっと議会に対して緊張感を持ってほしい。

 

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