社会のデジタル化で増える仕事と減る仕事

日経新聞主催のイベントに参加してみました。

https://www.digital-summit.jp/2021/program.html

講演のタイトルとしては、

  • 「パンデミックからの復興へ~開花する世界の可能性」
  • 「デジタルインフラストラクチャーの将来」
  • 「レジリエントなビジネス実現に『データ』が果たす役割とは?」
  • 「デジタルエンタープライズの実現に向けたIT投資の優先順位」

等があり、中々横文字が多くてイメージがしづらい部分もありました。

そうした中で、デジタル分野の大企業トップが語られたのは

  • 日本経済のデジタル化はコロナで加速
  • デジタル化に伴う関連産業(データセンターや半導体)の事業は好調
  • レジリエントな社会に向けたデジタルの可能性

と言った点です。

レジリエントとは?

https://www.sdgs-japan.net/single-post/1021recommendations

本日は、1日目の講演を受けて、社会のデジタル化で「増える仕事」と「減る仕事」について考察していきます。

増える仕事

中小零細企業へのデジタルサポート

大手企業を中心にデジタル化が推進されていますが、

まだまだ中小企業や個人事業主では手が届かない現状もあります。

特に高齢者の場合、難解な横文字を前に、「何から手を付ければ良いか分からない」ケースが多いと感じます。

こうした事から、経済産業省でも「デジタルサポート人材」の2期目の募集を始めています。

https://digitalization-support.jp/

ECサイト関連の仕事

従来のように、「1次生産者も漁協や農協に卸して終わり」

ではなく、自社での販売が容易になりました。

個人がECサイトやSNSを通じて、大企業に負けないほどの影響力を行使できる時代になりました。

BASE社長の起業エピソードでは、

母親が「ネットショップを始めたい」と言ったので、オンラインショップ事業を開始した

という話が印象的でした。

データサイエンティスト

一方、大企業で求められる分野として、データサイエンティストが挙げられます。

膨大な情報を「経営に活かす」ためのアドバイザー的な役割です。

https://www.sas.com/ja_jp/insights/analytics/what-is-a-data-scientist.html

日本では、まだまだ圧倒的にデータを扱う人材が不足している状態です。

プログラマー・エンジニア

デジタルサービスを提供するために欠かせない職種です。

2020年から教育の現場でも必修化され、今後もPG/SE養成のスクールは増加しそうです。

https://tech-biz.jp/programing-schools/recommend10

減る仕事

事務仕事

本日の講演を受け、社会の自動化・省力化は益々進んでいきそうだと感じました。

デジタル庁の創設により、公的な部門での事務作業を減らすRPAは益々進みそうです。

定型的な事務作業としては

  • 帳票の整理や仕分け
  • 紙媒体の記入・仕分け

と言った仕事の置き換わりが進みそうです。

接客業

コンビニや飲食店だけでなく、アパレル業界でも、「無人化」の流れが進んでいます。

リアルなコミュニケーションに対する需要は依然として高いと考えられますが、

ロボットでも代替可能な接客に関しては、システムに置き換わる可能性が高いと考えられます。

定型的な業務

掃除やメンテナンス、田植えなど、手順と方法が明確な業務に関しても、自動化の流れが進みます。

私たちの身の回りにも、定型的な業務は沢山あるかもしれませんね。

まとめ

半導体設計最大手のアーム社長の言葉では、

あらゆる領域で同時並行的に半導体の需要が高まっている

との事でした。

この言葉からも、特定の業界だけでなく、

全ての業界で同時並行的に、デジタル化にシフトせざるを得ない状況であると感じます。

特にデジタル化に手を付けずらい領域については、サポートできる余地が大きいと感じます。

 

IT出張やデジタル化のサポートもしていますので、お気軽にご連絡下さい(^^♪

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