献血のすゝめ

献血マニア

私は献血が趣味である。20歳になってから献血を始め、定期的に400ミリリットルの献血を行っている(現在通算20回以上、都内の献血ルームはほぼ制覇)。

しかし400ミリの献血には、一度献血を行ってから2〜3ヶ月の期間を空ける必要があるため、暇さえあればいつでも、という訳にはいかない。

それでも私は、「献血カード」に記載されている「次回の可能日」を携帯のカレンダーにメモしておき、「献血解禁」の日として欠かさず予約している。

今回はそんな献血マニアの私が、献血がいかに素晴らしいかという事を紹介したい。

漫画喫茶以上の漫画喫茶

多くの献血ルームには漫画が取り揃えられていて、お茶も飲み放題、お菓子も食べ放題、という所が多い。

私は漫画が好きなので、ついつい長居をしてしまうのだが、それでも誰かから文句を言われた事はない。

通常料金で漫画喫茶に行けば1000円くらいは取られてしまうような所だが、献血ルームは無料である。

それに、漫画喫茶のあの陰湿で閉塞的な雰囲気よりは、献血ルームの方が遥かに心地が良い

ルームによっては、独自のサービス(タロット占いやハーゲンダッツ支給)を展開している所が多い。

事前に予定を入れる上で、「この日はどこの献血ルームには行こうかな」と探すのも一つの楽しみである。

それはスイーツ系女子が、「今日はどこのお洒落なカフェにいこうかな」とワクワクするのと似ているのかもしれない。

健康診断

献血をすると、後日自宅に「成分結果」が送られてくる。

血液に関する様々な指標(最高血圧、赤血球数、白血球数など)が正確に測定できるので、それぞれの意味を調べることで、自己の健康診断をする事ができる。

定期的に通うことで、年に一度しか行われない会社の健康診断よりも、高い頻度で自分自身の血液検査ができるのである。

「最近脂っこいラーメンばかり食べているかな」と思ったら、献血ルームには足を運んで血液のコレステロールを測定してみるのがいいかもしれない。

世のため人のため

繁華街や駅前では、赤いTシャツを着た人たちが、「献血の勧誘」をやっているのを目にする。

私はO型なのだが、「大ピンチです!」とか叫ばれているのを見ると、何ともやる瀬無い気持ちになる。

私としては血液を提供したい(血を抜きたい)気分が山々であるのに、それができない(最短日数で献血を繰り返しているため)からである。

「誰かに無償で何かを提供する」のは、良いことであると思う。

別にそれが第一目的ではないにせよ、少なからず私の行為は、人のためになっているのだと思うのは、ささやかながらいい気分である。

献血をしただけで、「今日はいい仕事したな」と思える

何しろ血を抜かれるだけの簡単なお仕事だ。

そこで得られるのは、充実したグダリ空間(お菓子+お茶+漫画)と、「誰かのためになっている」という満足感。

まとめ

これほど楽で居心地の良い場所は他にない。

何故なら「体内で血を作る」ということ自体、私にとっては何の苦労も努力も必要ないことだから。

血なら掃いて捨てるほど生成されるし、定期的に誰かに提供してあげるくらいが丁度いい。