鶴南小中高発表会/岐宿文化祭に参加しました

11月4日は鶴南小中高発表会を鑑賞してきました。

発表を通じて、学校関係者の皆様と、保護者の方にとっても思い出となる発表会だったと思います。

その中で、中学生が地域に出向いて課題の調査をされたとの事なので、紹介します。

大きな課題として

  • 屋内施設が少ない
  • 交通マナーが悪い
  • ゴミ問題
  • 少子高齢化

が挙げられました。掲載されていたグラフもご紹介します。

「長崎にあるお店が少ない」という声が小学生に多く、そうした大型店舗が欲しいという子供たちの声は、中学生議会でも取り上げられました。

こうした声にも向き合いながら市政運営をしていく必要があると感じました。

大人が感じる島の課題と、子供が感じる島の課題はズレている場合があります。

私が地方議員をしていても、討論や説明に対して、「年代による意見の違い」を感じる事は少なくありません。

政治的に見れば、若い人は本当に少数であり、声が届きづらいのが現実です。

そのため、発表会やスポーツ・文化的な交流会を通じて、世代間の差を少しでも埋める活動が大切だと思います。

 

その後、岐宿での文化祭にも顔を出し、地域の皆様の作品を鑑賞させて頂きました。

人が多かった昭和初期の資料もあり、今の人口規模では考えられない町の賑わいも写真で残っていました。

五島列島全体で人口減と高齢化で文化活動の継続が難しくなっています。

持続可能な文化活動が、相互理解に繋がり、平和な雰囲気を作る下地になっているとも思います。

これから先、文化芸術活動をいかにコンパクトに運営していくか、転換点でもあると感じました。

規模縮小、といえば寂しい響きですが、文化活動の規模やあり方を変えていく事も一案ではないかと思います。

その意味で、今回上五島と合同で文化祭を行えたという事は、今後の在り方を模索する大きな一歩だったと感じます。