【2024.3/五島市市議会メモ】総務水道委員会①

五島市の市議会(委員会)では、議事録が公開されておらず、委員会の中身はブラックボックスです。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではなく、個人的なメモです。

発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もありますので、ご注意ください。

2024年3月6日 10:00~11:45、13:00-15:30

消防本部

補正予算

質疑なし

旅費等について

中西 消防の研修として、実地で行わなければならない研修と、オンラインでも受講できる座学があると思っている。コロナの期間中は、オンラインで受講していた座学もあると思うが、コロナ後は座学研修について、選択式にはなっていないのか。

A WEB会議などはオンラインになっており出来るだけ推進している。実地で見てから学ぶ部分は出ていく必要がある。主催者がチョイスしているので、WEBでしている部分もある。

女性消防士に関して

中西 女性消防吏員が仕事をしていく上で適切な援助や助言を得ることができるメンター制度の導入や相談窓口を設置すべきでは。

A 相談制度の部分で消防本部にいないので、中々手薄だと思っていて、本庁の方にも相談できる掲示物を設置している。弱点が今まで消防に女性がいなかった。R6から採用、会計年度に1名しかいないので、本庁の人も頼りにしたい。県庁との交流策も考えている。入れたからには放したくないので、その分について今から重ねていきたい。

中西 総務省では女性消防士を増やすためのKPIや計画的な確保の指針が謳われているが、五島市では数値目標や広報戦略はどう考えているか。地域女性活躍の好事例として広報誌などで発信すべきではないか。

https://www.gender.go.jp/policy/chihou_renkei/joho/pdf/kaigi/r04/06-1.pdf

A 去年、女性を雇おうという事で、過去は受験者がおらずに取り組んだ。仲間がいない孤独感の排除が必要と思う。女性の推進は現場の職員がやりがいを感じていないとダメなので、広報やあっせんをしたり、県の意見も確認しながらやっていきたい。

Q 女性職員の配属先は?

A 未定だが、すぐ消防学校に行くので本庁勤務。

Q 何年かおきに異動はある?

A 勤務体制として24時間勤務。仮眠室が必要。本署はあるが出張所は一つしかなく整備が必要。現状は本省勤務を想定。

Q 先を見据えて改装が必要。検討してください。

その他

Q 消防の燃料費と修繕費で700万円を上げているが、どうやって事業者を選択しているのか。

A 燃料は地元の漁協や農協を使う。車検は緊急車両以外は本庁の財政課から指定業者の指名があり対応している。緊急車両は市内の消防車両メーカーの指定業者がいるので、車検整備の対応をしている。

Q 消防団員の報酬に関して、人数と金額は。

A 1071名が定数。R5年10月999名。定数の条例を上げている。

未来創造課

洋上風力発電漁業振興基金条例

中西 条例について、以前の協議会においては、基金の透明性を確保する事が大切であると指摘されているが、透明性を確保する文言が条例案に含まれていない。盛り込むべきではないか。

https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2023/12/1702446105.pdf

A 基金は当初予算の歳入歳出に計上、決算に執行状況を報告する。他の基金条例においても同じような制定であるため、不記載。

Q ウィンドファームは稼働していないが、事業者は先に払っているのか?

A 今年度は事業者から17,334千円。8基のウィンドファームは稼働していないが先に払っている。(予算書のP34)

洋上風車夢基金条例

質疑・討論なし

福江港大津地区埋立地土地取得事業

中西 改めて、先に汚染物が見つかった場合の契約内容で県と合意した後に、予算の提案をすべきではなかったと思うが、どうか。

A 県と対等な立場で協議したかった。県に対して金額を確定させないと、契約内容を親身になって取り組んでいただけないと感じた。

補足 予算が付く前までは事務協議。議会で承認いただいて、正式交渉。議会の承認を得る前までは、事務協議。進め方に問題はなかったと認識。

中西 9月の説明段階では、五島市は買う意向はなく、あくまで県から確約書の履行を求められたので、渋々買う決断をしたと受け止めた。にもかかわらず、市長の説明では「断念した」と説明があり、市として土地を買いたい意向があったのではと感じた。五島市としての意向はどうだったのか。

A 市が買った場合、建造ヤードとして、戸田建設が使っていただける。事業者に継続拡大していただけるではという思いもあって、購入に踏み切った。戸田建設の意向を確認し、県から買うための交渉を進めた。

当初予算

中西 浮体式洋上風力発電漁業振興事業費補助金の財源である繰入金2429万円の内訳について

令和4年3月の段階では、市長が
「発電事業者からの寄附金と風車の固定資産税収入の一部を原資として基金を造成」
だったが、令和5年3月の段階では、
「売電収入の1%に相当する部分が一千数百万円、それに市のほうも大体1,000万円程度を毎年一般財源から積み立てていく」とあり、基金の財源スキームが分からない。事業者が何割、市が何割、という形で決まっていないのか。

A 事業者としては売電の1%を20年間。市としては1千万を20年間。

中西 固定資産税の一部を原資にするという部分の説明が変わったのはなぜか。固定資産税は「事業の計画では、令和5年度から令和20年度までの16年間で、固定資産税約4億5,000万円を想定している」との答弁だったが、現時点では幾らを想定しているのか。

A ウィンドファームの固定資産税を計画していたが、その分は入ってこない。1千万をどこで確保するか、フロートレーザーの固定資産材が入ってくる。

中西 使い道について、「漁船保険、餌代、ボーリング経費、燃油代の支援を考えている」との説明だったが、予算書上は基金に積み立てる総額しか記載されておらず、明細が分からない。どうやって確認すればよいのか?

A 予算を執行するのが水産課となり、こちらで予算資料上は説明されていない。協議会の中ではなく、決算報告書が先に来ると。

再生可能エネルギー分野先端技術開発支援事業

中西 概要の説明があったが、事業の内容が分からず審議できない。資料はないのか。

A イーウィンドウが風車のブレード点検情報のデジタル化、新たな保守技術の確立。風力発電機のエラー情報収集のDB化、FIPに対応した風力発電予測システムの開発。もう一社の離島エネルギー研究所では、リユース太陽光パネル、蓄電池、一体型の蓄電池の技術開発・実証。オンサイトPPAの蓄電池技術の開発。

中西 オンサイトPPAの取り組みが昨年は新聞記事で紹介されたが、その中身までは把握していなかった。情報公開については。

A 今のところ成果を公開していないので、検討してまいりたい。

ドローン買物支援

中西 財源スキームについて、議案質疑では「変わらない。離島活性化交付金でそれぞれ3分の1ずつ。市も含めての表記になるので、そうなると思う。」との答弁だったが、国費781万円、補助金が1562万円となっているため、市の負担が残りの半分ではないのか。事業者負担金額は幾らか。

A 全体が2344万円が補助対象事業。その額の3分の1ずつを市と国と事業者が負担する。

中西 実績が述べ27名、KPIが1069名との質疑だったと思うが、レベル4を取得する事で、現状よりも約50倍もの注文が来るのか?単独で採算が取れない事は以前から指摘しているが、前回事業者が来た時には、「五島で得られた知見を活かし、人口の多い場所で需要を取る方針で展開していきたい」との回答だった。

A 数字はそらいいなと協議しているが、事業者は「しっかりやっていきたい」として目標として掲げている。KPIとの乖離部分は現在事業者と協議している。国に申請する段階ではKPIを設定したい。

中西 国への申請はいつ?補助はいつまで続くのか?

A 国申請は4月ごろ。補助の要件は3年間だが市としては2年間を考えている。事業者は補助終了後もしっかりやっていきたいという回答であった。

政策企画課

辺地に係る公共施設の総合整備計画

質疑討論なし

補正予算

質疑なし

自主製作番組

中西 24,599千円を計上、旅費や委員の支出を計上しているが、自主製作番組内でのCM収入とかはないのか。

A 放送枠を購入して行っている。CMは契約会社が独自に行っているので、収入はない。

中西 現在の加入者数は

A 昨年10月末五島テレビ5546件、ふくえケーブル約3800件。

中西 自主製作番組でYouTubeにアップしているコンテンツは?

A 市の職員など、許可を得ている分は映している。許可が取れた場合は公開している。通常の番組とは別に編集すると、費用が新たに発生する。かなりの費用が発生されると予測されるので、新たに編集することは考えていない。

中西 五島市のTVで放送する場合も、放映の許可は貰っているのか?

A 肖像権が働く場合はお断りをしている。映してほしくないという方もいるので、そういう方は映らない配慮を行っている。

五島日本語学校給付型奨学金補助金

中西 50,320千円が計上されており、恒常的な支出としてかなり大きいと思う。外国人が日本に来ることで、地方交付税の分が増えると理解しているが、改めて算定で五島市の一般財源に与える影響は。

A 奨学金は特別交付税で8割は帰ってくる。残りの2割は国勢調査の人口で1名増えると10万円増えて入ってくる。実質的な持ち出しはないという考え方。

ふるさと納税

中西 ふるさと納税特設サイトについて、サイトの見直しはどの程度の頻度で行っているのか。

A 決まった日にちはない。頻度としては、返礼品が上がった場合、業者の方と定例会議を開いたり、文言であったり頻繁にしている。

中西 五島市の紹介として、11の有人島という記述だったり、活用事業の紹介がなかったり、寄付実績が2020年までで止まっている。直近の状態に更新すべきではないか。

https://furusato-goto.jp/usage/case/

A 特設サイトの方では固定的な部分は見直しをしていきたい。

中西 お墓の見守りや体験型サービスの提供など、ふるさと納税の返礼品は多様化する傾向にあるが、そうした環境変化を踏まえて、新商品の開発などは検討しているのか。

A 今年度から旅行系のコンテンツ、サービスで旅行、トライアスロンも取り入れている。実績としてはサービス・旅行系で136%増加になっている。

Q 市民からの要望をふるさと納税に取り入れるように決算で指摘したが状況は。

A 市民からの意見を各課から取り寄せて反映したい。市民の全体のニーズを担当課で把握する。

Q その部署はどのように吸い上げたのか?

A それぞれの把握の仕方があるが、もろもろの会議で上がってくると思う。

Q 後ほど資料を提供してほしい。

Q2 市民からの要望として、部活動チームとかモノを売ってクラブ活動費を捻出している。個人の人たちが何かしら活動費の希望が欲しいという声もある。課がそうした声を吸い上げるのは、本当にできるのか疑問もある。クラウドファンディングみたいにやらないと、個人まで行き届かないように気がする。

A2 スポーツ振興課、県大会出場部分の補助金も出している。クラウドファンディングに関しては、商工で一度行い、行政が負担するという仕組み(ガバメントクラウドファンディング)を構築したが、それ以外は上がってこない状況。個人でクラファンが出来る仕組みもあるので、各課の方が各団体から聞き取って行う形で行っている。

男女群島のチャーター便

Q 男女群島のチャーター便はいつ頃か、金額は

A 5月14日。予算はチャーター3台。181万5千円。

Q 募集とターゲットは。

A 50名ほど。募集対象は市民。議員には確定次第連絡したい。参加費は無料。

Q 議員の中で経験がある人もいるので市民中心に行くべきだと思う。

財政課

補正予算

中西 全体の額からすればわずかかもしれないが、普通交付税が1億2千万円増えた要因は。

A 国の補正予算に伴うものになり、地方に配る額が全体で増額された分を再配分するようになる。

土地取得事業特別会計補正

質疑討論なし

モバイルクリニック事業

中西 昨年はふるさとづくりの財源だったが、過疎債に変更となった理由は。

モバイルクリニック 財源 過疎債25,400千円 地域医療確保 52,800千円(P40)

A 財源について、予算編成の段階で総合的に判断する。事業内容から、ふるさと納税の地域福祉の向上で対象となる。地域医療の確保の項目でどちらも可能。今回、変わったところは、過疎の方が数年間続くこともあり、安定的な事業となっている。ソフト事業は交通と医療が対象となるが過疎債を優先的に充てるという考え。

中西 去年からも過疎債を選択出来たのか?

A R5から充当は出来た。状況として、R5はORCの機材更新の負担金が1億あり、これがあった関係で、他の事業がありモバイルクリニック外して、一般財源で厳しく、ふるさとづくりで充当した。

中西 R5は財源の上限がありできなかった?

A ORCは3市で負担しているが、協議して過疎を充てましょうとなっていており、優先的に充てた。限度額が3億で、1億使ったので枠が一杯だった。

土地取得事業特別会計

質疑討論なし

総務課及び選挙管理委員会

五島市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について

中西 条件はあるのか?

A (勤勉手当の条件)単年度の雇用になるので、正規の職員と変わっており、6か月以上。パートタイムの人は週当たり15時間30分以上の人となっている。あくまで会計年度は1年が基本なので、基準が6月、12月となり、その時点で6か月以上あった職員が対象となる。

A (取得の条件)①子供が1歳6か月に達するまで任期継続すること。②1週間の勤務日が3日以上又は年間勤務日数が121日以上

上記、①、②の両方を満たす職員が対象。

補正予算

質疑討論なし

弁護士委託費

Q 顧問弁護士の費用の内訳は?

A 199万円は委託料は91万円。あとは訴訟に備えた分を53万、予備的な部分と指定弁護士として53万円。

Q 顧問弁護士の選び方は?

A 長崎県市町村会から紹介いただき、その中から選んだ。今後は毎年同じ先生に相談する。これまでの信頼関係もあるので継続してお願いしている。

Q すべて面接したか?

A 特に面接はせずに決めた。

災害対策の消耗品

Q 支所と本庁があるが、備蓄品として蓄電池と水の確保があったが、確保されているのか?

A 計画に基づき毎年購入している。

Q 支所にも確保しているのか?すぐに配布できるようにしているのか?

A 指定避難所と届け出避難所には配置している。

火災情報

Q 防災行政無線がインフォカナルに流れずに火災情報が流れないとあったが、任意の場所からでも操作が出来るとあったが、LINEも良いが聞こえにくいから普及させた経緯だったと思う。防災無線で流せない部分は、インフォカナルでも流せるように研究してほしい。

A 仕組みとしては防災無線とインフォカナルは接続しているが、火災とは接続されていない。消防本部でそれが出来る仕組みになっておらず、総務課で行っている。研究してインフォカナルにも流れるようにしたい。

市長選挙費・市議会選挙費

Q ほぼ内容は一緒で100万円程度の予算の差があるが、市長選挙との差は?

A 候補者の数が異なり作業の時間と日数が異なる。

 

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