【2022年6月/長崎県議会議事メモ】田中愛国議員

長崎県議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、時間がかかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

1.九州・長崎IRについて

(1)国の認定に関連して

田中.昨年9月は詳細がはっきりしなかったが、長崎が行った提案のポイントは。大阪長崎の2か所のみだが、長崎の自信は。

知事.IRはアジアとの近接性を活かした観光、高いポテンシャル、経済界・行政・議会が一体となったオール九州という優位性がある。既存施設の有効活用をハウステンボスと行い、国の要求水準を上回るMICE施設

田中.想定される数字について、総投資額、建設投資額、IR施設全体の観光客数、カジノ施設への入場料、県税収入、雇用の数、日本人と外国人客の比率は。どういう地域を外国から誘致するのか。

企画部長.総投資額は4368億円。建設は3527億円。来訪者は5年目時点で673万人を想定。77億円の納入金見込み。粗利益は2031年に2095億円。314億円の税収見込み。経済波及効果の誘発税収額は国と合算し428億円、運営209億円を見込んでいる。雇用者数は施設で1万人。カジノ部門で2~3千人。その他で7~8千人。来訪者数の国内は521万人、海外から151万人を想定。東アジアの割合が高いと想定。

田中.準建設投資額で3000臆を超えると。GGR(Gross Gaming Revenue)は急に増えたが間違いないのか。日本人が75%くらい、日本人中心という認識になるのか。JRA、ハウステンボスとの関係、土地売買の契約時に条件が付かないのか。県有地と県有施設の利活用問題について、進んでいるのか確認したい。

企画部長.中央競馬会、ハウステンボスで必要な部分は関係者が一体となって調整協議をしている。31haの土地、建築物はハウステンボスと佐世保市の間で契約が締結済み。県有地、県の施設について、1haは関係者と調整のうえ、事業者に売却する予定。利活用は事業者で調整されると考えている。その他の市道は今後、IR事業者と佐世保市で調整を進めていく。

田中.相対的に順調と理解。売買の時期、これもうまくいかなければそのままで済むのかという問題がある。順調に進むことを願う。

(2)周辺10㎞程度の交通インフラ整備について

田中.県道ではハウステンボス路線があると、認定後はどのような整備をするのか。

土木部長.道路はIR区域整備計画に基づく。202号、県道、橋の拡幅。佐世保道路の4車線化、西九州自動車道の4車線化を国に働きかけている。

田中.裏頭工区がいつの間に入ったか不明だが、自宅の前の道路は中々進まない。針生橋はふたをかけるが、それでいいのかと思い見識を疑う。

(途中聞き逃し)

田中.はいき口の名称を考え直した方がよい。ハウステンボス駅からの客をどうするか。最大の客数見込みは。

企画部長.673万人のうち、海上、バス、鉄道、自家用車を想定し、鉄道は1日2500名想定。土日祝日3500名。ピーク時に5200名を想定。

田中.手前に中継基地を作り導線を作る、最後までロープウェイは大変。ロープウェイが駐車場の上を通る事はOKか。鉄道は2割程度あると思う。当初よりも乗用車は減ると思っている。テーマパークはないから。鉄道の駅からのロープウェイはよほど慎重にやらないと怖い人もいる。年次計画をちゃんと立ててやらないといかんなあという感じがしている。施設内は2階建てになっており画期的。導線として入り口をどうするのか、うまく使って混雑解消しなきゃいかん。大変なことである。思ったほどお客が来ないと思っている。カジノの方を頑張ってGGRを上げなければIRを誘致する意味はない。300億規模のお金が入ってくる。長崎は厳しいと聞くが、2~3年のうちに二次募集の話もあるので、再チャレンジも聞いた。知事、IRは100年の大計以上のモノであり、普通の県になるためには必要。

2.西九州新幹線開通に関連して

(1)県北佐世保市民の新幹線活用法は

田中.どういうメリットがあるのか。H4のルート決定から30年。長崎武雄温泉の開通は嬉しいが、南方系の整備がされないことが残念。

佐世保市民のメリットは。

地域振興部長.アクションプランで西九州新幹線の効果を県内に波及させることしている。佐世保~長崎まで、特急で武雄に乗り換えるなど、移動時間が現在より短縮されることが期待される。引き続き県北の利便性が確保されるように努める。

田中.武雄で乗り換えて長崎は現実ではないと思う。大村で乗り換える際の繋ぎダイヤが大事。配慮してほしい。

(2)佐世保線 大村線 ハウステンボスルートの影響は

田中.マイナスの影響が出てこないのか。松浦鉄道は40年近い歴史がある。佐世保から北に合流できないか。昔は駅を7~8カ所作った。ぜひ松浦鉄道の利活用を。無理だと思うので、知恵を出してどうしたらハウステンボスまで延長できるのか?

地域振興部長.佐世保線大村線への影響は、在来線の利用者に配慮した要望をしてきた。都市間輸送として重要な路線であると考えている。佐世保線は高速化を目指しており、博多佐世保の利便性改善が見込まれる。松浦鉄道はハウステンボス乗り入れはH21年3月から実施されたが、利用客が少なく廃止。松浦鉄道によるJRへの乗り換えは、全車両に車両搭載が多額となり、自治体の支援を受けている。運航会社から困難であると聞いている。

(途中聞き逃し)

3.佐世保市東部地域の街づくり活性化について

(1)早岐地域は交通の要衝

田中.新幹線の駅は幻となった。30年前はセットされた企画があった。国鉄からJRに移管した際にカットされた。地元民は期待して待っていた。立派な絵はある。県も地域活性化の手助けをして頂けないかと提案。H4年11月に止まったまま。車両基地を断られていたが、一部街づくりの一部が完了しているが、早岐駅構内だけであり周辺のまちづくりは30年止まったまま。当時の事業として考えられた船着き場設置の話があったが消えた。大橋の建設は新佐世保駅があれば出来ていた。早岐駅の活性化、IRによる活性化、そういったことを考えると再検討をすべきだと思う。何らかの措置を考えるb気。

土木部長.早岐駅から新たな橋の建設は佐世保市から要望を聞いていない。アイデアは持ち合わせていないとの事。早岐駅周辺の活性化は重要だと考えているので、検討を進めていきたい。

田中.人口の中心なので、検討してほしい。たごの裏交差点があり、昔は国道35号、22号の集結するところだった。4差路のうち1カ所は市道で改良できず危険な交差点となっている。10年近く県当局に話をしている。なぜ出来ないのか、県と市の問題が決着しないから。旧35号線は国道として変更するか、交差点改良がなぜ出来ないのか。理由は。

土木部長.たごの浦交差点の整備は交通事故減少対策として現在残りの整備をしている。歩道整備は昨年度末にバス停が廃止され、必要性について協議している。

田中.20mちかい歩道がいるかいらないか、私はほしいというが県はいらないと言う。ぜひ知事にも現地を見てほしい。危ない交差点。

(2)江上地域における防衛協力について

田中.米軍弾薬庫が130haある。県として実態に関心を持ってほしい。佐世保市から要望の中に、岩国市のモデルとなるような米軍との交流施設となるような検討をしないか。公民館で説明会をした際に、23年の合同委員会で合意できたが実施されていない。地元は困っている。会議出席者は国に怒りの表明で大変だった。長崎県は全然顔も見せないし、要望もないが、知事の対応は。

知事.佐世保市は積極的に協力して重要な役割を担っている。江上地区は米海軍、すみわけの進展に協力して頂いている。交流施設の要望をしているが、一体となって国に働きかけていきたい。移転の件はしっかりと対応していきたい。

(3)早岐瀬戸水道の整備

田中.浚渫の土を伊万里湾まで持っていく事になっている。大村湾内で場所を確保すべきだと思うが見解は。

土木部長.4kmを完了させる予定で60%完了。これまで県内市町に対して候補地の確認をしたが、適地がない状況。

田中.適地はあると思う。IRの前に置けばいくらでもある。

(4)県管理2級河川の整備

田中.早岐川について、200億の大事業が今秋始まる。ぜひ進捗がうまく進むように、川づくり、街づくりであり進まないと大変になる。

佐世保のなきり地区は整備が進んでいる。西海橋公園、住まいになっており問題点として残っている。グラウンドも残っている。再整備をお願いしたい。ホテルの誘致が出来ればよい。あと3か所出来ると宿泊施設の集合、地域の活性化に繋がる。

田中.ホテルの誘致はできないか。

文化観光国際部長.それ自体が観光目的となり重要なので、今後考えていく方針の一つ。

(5)県立西海橋公園の再整備について

 

(6)農業振興みかん産地の将来展望

田中.江上地区の再開発の考えは。みかん農家からの要望は。

農林部長.園地不足解消のために、農地基盤整備をしている。計画通りに推移。シートマルチ栽培、イチゴの導入を行い、今後はスマート農業を進める方針。地元から相談があったら進める。青果上は地元から要望があれば対応してきたい。

田中.ちょっと頭打ちだと感じるので、県農政でアドバイスをしてほしい。

(7)IR対策住環境整備

田中.東部地区の最大の問題となる。1万人いれば5000戸が必要。都市計画の調整区域で家が建てらず、重要な行政課題だと思っている。

IR住宅構想は。

企画部長.住宅整備はIR事業者で検討がされており現地視察が行われている。周辺自治体と共有を図っている。良姜な住環境の整備に向けて検討を進めていきたい。

田中.行政が住宅団地を造るくらいでないと、簡単にはいかないと思う。ぜひ、実現型をお願いしたい。

 

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