【2022年3月/長崎県議会議事メモ】中島浩介議員

長崎県議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、時間がかかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

1.島原半島の道路整備について

(1)島原半島幹線道路網の建設・整備について

中島.利便性の向上を図り、全区間が望まれる。島原半島は取り残されており、政府への要望をしている。17日に防災対策として国道57号が新規事業化されると報道された。地元の課題であり、急な斜面地があり、農産物のトレーラーが困難な道であった。県と協議し、国に加藤寛治衆議院議員に感謝を申し上げる。島原半島の整備、必要性を理解して頂きたが見解は。

大石.島原半島の幹線道路整備は交流人口拡大、強靭な県土づくりに向けて重点的に進めている。島原道路に繋がる路線であり、南部の方向性について、関係市と話し合いをしていると承知している。地域の声を聴き、方向性を検討して参りたい。

中島.選挙の時に南島原の道路は通ったか。

大石.回りました。

中島.従来からがけ崩れが発生し、GPSを設置している。代替道路の建設要望をしている。満潮の時は土砂も一緒に上がって来て、現状は悪いため是非事の重大さを認識してもらいたい。

大石.地域を回り意見を聴き検討していきたい。

2.人口減少対策について

(1)人口減少対策における県の取り組みについて

中島.様々な対策が講じられ、就職率の向上、移住者増、成婚増などの効果があるが、必要な対策今後は。

統括監.足らざる取り組みは施策の推進が必要と考えている。女性の転出抑制やDX人材の育成など、対策の強化に取り組んできた。

課題の共有、事業の検討を図ってきたので、新年度に反映させる。安心して妊娠~出産するための施策を進め、出生率2を目指す。

市長、関係団体と意見交換を進めて人口減少対策を進めていきたい。

中島.上乗せした支援をしたいとの事だったが、都心部の人から見るとどういった利点があるのか。市が主体となった取り組みがあって良いと思う。

長崎市は極端に人口が減っているので、市長と連携して特色のある支援が必要と考えるがどうか。

統括監.各市町村の取り組みがあるので、それを踏まえて、特色に合わせた事も重要。県外に伝わる事も重要なので、現在の取り組みを精査しながら新たな視点を取り入れて推進したい。

3.人材の確保・育成について

(1)人材の確保・育成について

中島.豊富な経験を有する専門人材の支援を行っていると聞いている。採用実績と効果、今後の目標は。

産業労働部長.プロフェッショナル制度は167人を採用し、R4年度は32人を採用。営業、システム開発、生産管理など幅広く活躍している。

製造業での工場立ち上げ、観光業でのマーケティング、販路拡大に貢献した事例がある。毎年27人の目標を達成するよう専門人材の確保を進めたい。

中島.営業職が多いと聞いたが、人手不足が多い中で一定の年数が必要。都市部で企業と出会いノウハウを持っている方が必要なので、仲介役を行ってほしい。

CDOの活用について、今現在副知事が推進しているが、県庁内でのDXを進める上でCDOを任用してほしいが見解は。

総務部長.各分野における喫緊の課題であると認識。実務的に把握するために副知事を指名しているが、効果的に進めるためには民間の知識・発想を活用して推進する事も大事。活用の検討を進めている。

中島.以前、ISOの適任者をやったが、デジタル化は日々進化している。デジタル化により、平田副知事は責任者。指導者がいないと進まないと不安視している。専門家を置いての取り組みは。

総務部長.現在は実務的に把握する観点から副知事を置かせている。技術の進歩は日進月歩なので、更新は随時していくべきと考えている。補佐的な所を置けないかと検討している。人選は進んでいないが、仕組みを設けて最新の知識を持ちながら支援を考えている。

中島.専門家から直接指導を頂く事も大切と考えるがどうか。

総務部長.実務のところで日常的に関わって頂きながら、指導を頂くと考えている。ご指摘の観点は別途考えていきたい。

中島.組織内にいるのと外にいるのでは大きく違うと思う。ぜひ考えて頂きたい。

九州では各県との人事交流をしているがどのような効果があるのか。佐賀県との交流がないが、状況は。

総務部長.H6~開始し、福岡、鹿児島などと実施。人的ネットワーク、スキルアップに繋がっている。

関連する所属の派遣、交流先との連携強化を図っている。研修を実施して明確な課題認識を行い、更に効果的にと考えている。

佐賀県との交流は、H6~29と行っているが、沖縄も相手方の人事都合で中断をしている。行財政運営プランで人材育成を考えている。

交流再開についても協議をして参りたい。

中島.IRを他県に紹介し、こちからの呼びかけも必要と考えるがどうか。

総務部長.中断している県はこちらから毎年調整を図っている。再開には至っていないが粘り強く交渉していきたい。

4.農水産業振興について

(1)燃油高騰対策について

中島.ウクライナ侵攻により、影響が長期化すると懸念している。園芸で暖房機に使用しており、対策としてセイフティネットをしているが、どのような制度か。

農林部長.国と生産者が資金を積み立て、発動基準価格を補填する仕組み。11月から発動している。価格急騰を受けて、JAと加入を推進し、288戸に加入して頂いた。95%の生産者に加入してもらっている。国は更なるメニューを追加する予定なので、制度の周知を図って加入を推進する。

中島.掛け金が少額の場合、これから先もう少し高い掛け金にする取り組みは。

農林水産部長.農家の掛け金負担が軽減できる、3段階の補填の仕組みがある。115%以上の部分がカバーできない部分もあるので、農家の皆様にもセイフティネットの掛け金の高い制度を説明し、関係団体と推進を図ってまいりたい。

中島.ぜひ進めて頂きたい。漁業も燃油高騰により影響を受けている。どのような事業か。加入状況は。

水産部長.高騰時に積立金+国の拠出を財源に補填。6割が加入。補正予算において、R4に加入に必要な3分の1を支援する措置を講じた。積極的に活用いただき、リスクへの備えをして頂きたい。

中島.残りの4割に対する取り組みは。

水産部長.セイフティネットの活用が大事。掛け捨てではなく帰って来るメリットを周知し加入を進めていきたい。

中島.活用した方が良い制度なので、未加入の方にはよろしくお願いします。

(2)生産拡大について

中島.安定した単価で取り組むことが出来るような取り組みをしたいと農家から聴いている。新たな販路が必要だが、一定の生産量など課題もあるが、市場の状況は実需者のニーズ調査も必要。全体像で考える時、県内での状況は。

農林部長.調理が簡単なカット野菜の需要が高まり、h28に協議会を設置。マッチングを行い、加工業向けの契約取引が行われている。ブロッコリーについて、コンテナ出荷に対応した実証試験への試験を行う事として、更なる取り組み拡大を促したい。

中島.コンビニでもカット野菜が増え、需要が高まっている。安定した収入の確保に向けて取り組んでい頂きたい。

5.急患搬送体制について

(1)離島からの急患搬送体制の維持について

中島.海上自衛隊、UH60Jに行い、5000回を超える実績があるが、老朽化により引退するが、今後はどうなるか。

危機管理監.主に海上自衛隊に災害派遣を要請している。先月までに運用が終了しているので、救難ヘリは引き続き行っており、陸上自衛隊、航空自衛隊によって仕組みを整えたところである。

中島.他県からの支援なのか。

危機管理監.航空自衛隊、陸上自衛隊は他県から来る。

中島.国際情勢において、先がどうなるか分からない中で、有事の際は出て行った時の担保がないと思うが、今後自衛隊以外の保障が必要と思うがどうか。

危機管理監.海上保安庁に調整を行っており、飛べるところに飛んでもらっている。

中島.有事発生時は自国防衛のため、対応できない事もあると思うので検討いただきたい。

6.直轄警察犬の配置について

(1)警察犬訓練所・訓練士について

中島.必要性を十分に認めている所。警察犬の必要性が高まる中、課題も多い。訓練所・訓練士の設置状況は。

警察本部長.警察犬は直轄と、民間を嘱託する制度の2つがあり、長崎は嘱託のみ。危険な現場には制限があるので、現在まで予算獲得に至っていない。

中島.行方不明の操作、事件発生時の嘱託は危険な事である。離島も抱える本県は、国に訴えて設置に向けて考えていきたい。

7.産業振興について

(1)島原手延そうめんの産地振興について

中島.重要な産業であり、支援があっている。自宅で過ごす時間が増える中、巣籠需要の期待ができるが、取り組み状況は。

知事.食料品製造業の2割を占めるなど、重要な産業であると認識している。南島原と共に富裕層をターゲットとしたPRに取り組んできた。

売上を更に伸ばすためには付加価値の高い市場での販路拡大が必要。私自身が先頭に立ち売り込んでいきたい。

中島.色々なキャンペーンを実施しているが、それが出来ない。TVのCMもしているが認知度、お中元・ギフトが手ごたえがあると思っている。

生産者と協議して進めてほしい。五島うどんも併せてPRしてほしい。

8.教育振興について

(1)県立高校の取り組みについて

中島.後期選抜は0.77倍と、42高で定員に満たなかった。志願結果から見えてきた特徴は。

教育長.卒業者数が100名程度増加が見込まれていたが、志願者が低下した。県立高校への志願者数減少は、私立高校を志願する傾向が増えている事が原因と考えている。

中島.地域の高校が魅力ある高校になり、改善に取り組むことが大切と考えるが、入学者の増加に向けては。

教育長.スクールポリシーを示し、市町村との連携を図り、地域に信頼される学校づくりを行う必要があると考えている。中学校との情報交換、保護者への説明も必要。中学生を対象とした発表会の開催など特色を示していきたい。

中島.イメージ作りが必要だと思っている。悪い噂を聞くと、子供たちも同じように考える。イメージも含め、中学生の生徒・保護者に対するアピールをやっていかないとと思っている。

9.島原半島の公共交通について

(1)新幹線開業に伴う島原半島の二次交通について

中島.新幹線開業に向け、8月21日から直行運行の乗り合いタクシーが行われたが、今後の取り組みは。

地域振興部長.二次交通対策として、乗り合いの実証運行、乗り放題を組み合わせた切符販売をしている。R3年度よりも件数が増え、旅行者のニーズに合っていたと考えている。乗り合いのニーズは限定的となり、採算性の課題があると考えている。R4の対策は、JRと島原鉄道のフリー切符など、利用者の需要に合わせて検討したい。

中島.コロナが落ち着いたとき、需要はあると思うので是非検討して頂きたい。交通案内はアプリがあるので、民間の方との検討は。

地域振興部長.旅行者のニーズに合わせた新幹線対策を行っている。デジタルのとりくみも検討している。利便性を高めるための取り組みは検討したい。

中島.是非取り組んで頂きたい。

10.その他

 

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