五島に来てから引っ越しを繰り返している中西です。
本日は、第2期五島市空家等対策計画(案)に対するパブリックコメントのご紹介です。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s070/020/020/010/20210222170610.html
空き屋問題
空き家問題は、過去の市議会でも多くの議員さんが質問・提案を行っています。
端的に言うと、
まだまだ使える空き家が少ない
という点です。全国的にも、空き家バンクには登録されている物件が少ない事が指摘されています。
https://www.lij.jp/news/research_memo/20180501_11.pdf
五島市の場合は、「把握している空き家」に対して「空き家バンクに登録されている空き家」が少ない現状です。
Aランク、Bランク合わせると562件ありますが、、、
登録数は10%未満の52件です。(令和3年3月時点での登録数は23件)
https://www.city.goto.nagasaki.jp/iju/li/050/010/040/index.html
空き家の全体像
空き屋問題に対する対策項目を図で表すとこんな感じです。
把握総数を上げる(対策1)
人口減少に伴い増え続ける空き家を把握するためには、マンパワーが必要です。
人員適正化計画によって減らされ続ける行政職員だけでは足りないので、
空き屋調査員制度
を導入し、「空き家の発見=お小遣い稼ぎ」になる仕組みが必要ではないでしょうか。
登録総数を上げる(対策2)
空き家を他の人に貸したくない、という方が多いため、中々登録が進まないのが現状です。
平成30年9月の議会答弁によると
空き家となっているんだけれども貸したくないという住宅がかなり多いというのは事実でございまして、理由としましては、まず知らない人には貸したくないという方、あるいは、空き家なんだけれどもお盆には帰ってくるので荷物を置いときたいという方、荷物を片づけるのが手間だから、ちょっとそのままにしておきたいという方、そういったような理由が多く見られる
との事です。
行政としては、空き家バンクへの登録にインセンティブを付ける事により、登録を促せるのではないでしょうか。一番手っ取り早い手段としては、
空き屋バンク登録補助金
を付けて、空き家を貸したくなるような仕組みを創る事が大切ではないでしょうか。