【2023.9/五島市市議会メモ】議案質疑

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります

2023年9月13日 10:00ー

議案81号

江川 特定マンションの定義は?五島市で存在するマンションの数は?

市民生活部長 4つの要件がある。20年以上が経過。10個以上。長寿命化工事をしている。積立金を確保し、今後さらに長寿命化計画があること。現時点で4つの条件を満たすマンションはない。

建設管理部長 認定要件の主なものは、30年以上であること。積立金、集会の開催、居住者名簿を備えていることなどがある。

江川 これから認定が始まると思うが、条例を改正して五島市内で該当するものはないということでよろしいか。

市民生活部長 現時点ではない。

議案84号

江川 マンション管理制度の詳細な説明を(上述)

福江港大津港土地取得について

網本 市が土地売買を仲介する理由は

総務企画部長 民間で売却する場合、一般競争入札をする。その場合、更地で公募するため、施設を一旦撤去することが求められる。自治体に売却する場合、随意契約での売買が可能になる。これにより、五島市は建造ヤードを撤去することなく売却することが可能。元々市が取得するという確約があるため、仲介して売却することにした。

網本 県から市が3億で取得し、そのまま売却することだが、普通はないと。買った値段で売ることに対して、どのようにそうなったのか。

当初、下水道用地として取得を考えていたが、下水道を断念した。旧岐宿では、町営住宅、水産加工施設を予定していたが、住宅用地の需要が見込めず、土地の購入に至っていない。長崎県の売却単価は、造営単価か、実勢単価で定めており、障壁となっていた。その後、実勢単価に変更したため、買うことにした。

網本 埋め立てをする時には、活用方法があったが、当初の計画が頓挫したと。用途が決まっているから、県から要請が来たのかどうか。戸田建設以外で、残りの土地を活用するとのことだが、今の所考えはないということだが、賃貸料はどのような話が進んでいるのか。

市長 この埋立地が生まれた理由は、福江港、岐宿港を拡大してくださいという要請が県にあった。防波堤を外側につけて岸壁をつける。県は地元からの要望で生まれた土地なので、地元で使って欲しいということ。できた埋立地は町営住宅、下水道の処理ということで確約書を出していた。土地の使用ができなくなったが、県は保有し続けるのは厳しいということで、ことあるたびに買ってくださいと言われていた。そうした中で、今の事業者に土地の取得を働きかけていた。今回、市が買う分は戸田建設に、今の面積はそのままお貸しする。残りは民間に貸し付ける。土地の鑑定評価は県が行った。県は高く売りたい。市は安く買いたい。買ったときに+アルファで売ると、県が怒る。県が売った額でお願いをしている状況。

総務企画部長 買った部分の値段については、市と事業者と随意契約をしていた。根拠は普通財産である契約の基準がある。許可を得て永続的に使用できる建物を、構造物を売り払う場合に認められている。金額は五島市私有財産評価基準があり、国・県において価格を決定したものは、委員会の承認を得れば評価額とできるということで、随意契約を考えている。用途を決まったから購入をした訳ではなく、以前から計画はあったが確約書を履行していただきたいということで購入を求められてきた。ドローンの区画の部分はドローン事業として継続して活用していただきたい。残りは過去の工事の資材保管を、五島市のコントロールで可能となる。貸付単価は、使用料条例に基づき貸付を行う。金額は机上の評価額が出ていない。

網本 賃貸料は今まで県の方と契約して払っていたと思うが、なぜ戸田建設があそこに借りる場所になったのか、経緯は。そらいいなのドローン事業は今までも県と契約してやっていたのか。使う部分だけの賃貸料金になるのか、誰かが使いたいと言ったときに対応できるのか。

市長 戸田建設がなぜ作ったのか。1期目の崎山沖は、浮体部分を島外で作り浮かべている。単に海域を貸すのではなく、雇用の場を作りたいという思いがあり、五島でできる仕事は五島でお願いしますと要請していた。コンクリート部分は島内で、組み立ても地域の方を雇用して進んでいる。我々の要請に応じて、組み立てをしている。

総務企画部長 区画は現在、そらいいなが使っている部分は県と契約をしている。事業の拡大もあろうかと思うが、現時点では現在の活用エリアを貸す。五島市の基準に従って算出する。余剰地があるので、これまで港湾用地という中でコントロールの中で色々な事業者に使っていただきたい。

網本 県からの要請の具体的な中身は

購入を強く求められてきた。土壌汚染が発生したときに、売主である長崎県が責任を負うことをお願いしている。

網本 所得後の活用法は。ドローン事業以外の用途は

総務企画部長 現在、ドローンの発着予定となっていることから、引き続き活用してもらう。現時点で、直接使用する計画はない。かつて使用していたことから、同様の活用を見込んでいる。

UIターン促進事業

草野 移住支援補助金について、その詳細な説明を。2点目に19名ということで上げているが、想定よりも増えた場合の対応は。

地域振興部長 一極集中の解消を目指し総務省が設置した制度。23区や首都圏に通勤する方が対象。起業をしたり就業する場合に、交付金が支給される。割合は国が二分の1、市町村が四分の1。今後、申請件数が増えた場合は再度補正予算に増やして対応したい。

草野 19名は現在の段階で予定者が決まっているのか。入ってきた総人数は。

地域振興部長 19世帯は予定がある。今までの総人数は総額1200万円を交付している。

草野 補正を組めば良いと思うが、当初予算の段階で組んだと思うが、余裕のある運営ができないか。要望として行う。

畜産環境対策総合支援事業

中西 事業認定に対する市の関与方法は。ペレット堆肥の活用方法は。

地域振興部長 通常の事業と同様、実施主体から市に申請があり、国・県の負担分の申請を行い、交付決定の流れとなる。

ペレットの活用は、袋詰めを行い、事業者や家庭菜園への販売をする予定と聞いている。

中西 補助金は市町村が出さなければいけないのか。

地域振興部長 市の農政に資するということで、義務ではないが補助を出している。

中西 評価に関しては。

産業振興部長 まだ農政局の会議は開かれていない。

奈留小中学校への保育状況設置事業について

中西 当初の予定額よりも1.8倍に膨らんだ理由は。

福祉保健部長 保育所整備はこれまで、関係者の理解を進めてきた。トイレは共同で使用するなど、交流が増えることを想定していた。保護者や学校側にとっても初めてのことであり、競技を重ねる中で、安全面の新たな課題が生じて変更が生じている。

通路フェンスの設置、調理準備室の設置などが行われている。新たな拡張により増加している。

中西 なぜ当初予算の段階で見積もれなかったのか。

福祉保健部長 当初はカリキュラムでの対応で実施することにした。協議をする中で、明確に分ける中で、ハード面を組む必要があるということで、挙げさせていただいた。

中西 追加工事に伴う手戻りは。

福祉保健部長 現在契約している工事が12月に終了する予定だったが、2月を目処に完了することになる。

奈留総合体育館水銀灯取替工事

中西 当初の予定額よりも1.8倍に膨らんだ理由は。

地域振興部長 奈留総合体育館の要員について、LEDに取り替える。水銀燈だけでなく、取り替え工事が必要と判断され、予定を変更して行なっている。

産業振興部長 市の方の関与について、JAから相談があったときに、相談に乗っている。検討した結果、国の助成事業があるので、国に相談して決定をもらった。市町村の補助金は出さなければいけないわけではないが、市の農林行政に役立つと判断して、10%出すと計画した。

地域振興部長 増額については、主にはLEDの単価が倍近くに高騰した。ある程度は織り込んでいくべきだったと思うが、想定以上だった。