経済の分断と戦争

経済の分断

世界を見渡すと、最近あちこちで、経済の分断が生じています。

一番大きな部分では米中の貿易戦争により、経済の停滞が不安視されています。

そうした中で、対立の余波として、日本に対して対中向けだったアメリカの農産物を輸入する圧力が高まっています。

https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2019/fis/kiuchi/0814_2

お隣の韓国との間では、輸出管理の見直しを巡って、不買運動による影響や、観光客の減少などの影響が出ています。

【不買運動】

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019081500843&g=int

【観光への影響】

https://www.businessinsider.jp/post-196178

こうした政治的な対立によって、影響を被る事業者は特に九州地方には多い様子です。

更に政治だけでなく、自然災害による経済の分断も起きています。丁度お盆の時期にやってきた台風は、西日本の交通網を直撃し、帰省ラッシュの足をストップさせました。

更に一部では停電も相次ぎ、西日本の社会が文字通り「止まる」状態に陥りました。

https://www.meti.go.jp/press/2019/08/20190815001/20190815001.html

経済が止まると起こる事

以下は一般論として、経済が止まるとどうなるのか、簡単に流れを描いてみました。

経済が止まると、息苦しくなる。

息苦しくなると、活路を求めて移動が始まる。(他の国とかへ)

移動が始まると、国境の壁にぶつかる。(領土・領海・入国)

国境の壁にぶつかると、対立が起きる。

対立が発展すると、戦争に至る。

戦争に至ると、多くの人間が巻き込まれる。

という感じでしょうか。太平洋戦争期の日本でも、いわゆる「ABCD包囲網」という形で経済封鎖され、他国への進出を進めていきました。

https://honcierge.jp/articles/shelf_story/7838

経済が止まっても戦争が起こらないためには

歴史が示す事実として

「経済の分断→活路を求めた移動→戦争のリスクが増大」

という、一種の物理現象があります。

そうした事を踏まえると、戦争を回避するための方策としては、「収入源の多様化・リスク分散」が必要ではないでしょうか。

例えばビールだけを販売している会社は、ビールが売れなくなると死活問題に陥ります。

エネルギー資源を他国に依存する日本では、政治的・自然発生的なリスクはこれからも避けられません。

そうなった時、戦争のリスクを低減させる大きなポイントは、

どれだけ安定的なエネルギーの選択肢を持っているか?

という事になります。

或いは別の対策として、経済の分断が発生したとしても、クマムシのように「仮死状態」になり、いわば「冬眠」して復活できるような体質の変化もあるでしょう。

特に五島なんかでは、冬場の観光が非常に閑散としているので、観光事業者は別の場所で食い扶持を探すのも一つの方策です。

個人事業主にとっては、経済の分断が商売の死活問題です。

国家の場合では、エネルギーの分断が存続の死活問題です。

「日本は戦争をしない国!」

という理想を掲げて署名運動を行う事も大切ですが、戦争が起きづらいような仕組みづくりを行う事も大切だと感じます。

 

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