ポットラックパーティー
ポットラックパーティーは、年齢・性別・仕事に関係なく、様々な人が1人1品を持ち寄って食事をするという感じです。
雰囲気としては
- 田舎の親戚たちが全員集まったような
- シェアハウスのパーティーみたいな
- 異業種交流会みたいな
感じです。(関連記事はこちら)
本日は、そんなポットラックパーティーが持つ潜在的な可能性について、まじめに検討をしてみたいと思います。
独居高齢者と地域の絆
私も最近、福江の中心地以外の場所に足を運び、家々にヒアリング活動をしています。
そんな中で多いのは、独居高齢者です。
耳が悪くなったり、足が悪くなったりすると、中々外に出づらくなってしまい、家に引きこもりがちになってしまいます。
実際、平成30年3月の市議会では、独居高齢者の実体として、市長の答弁で
平成28年9月から、生活支援サービス充実のため、75歳以上の高齢者のニーズ調査を行っておりますが、
調査したうちの36.6%が独居の高齢者でありまして、これは世帯数で見ますと、高齢者のみの世帯というのは43.1%という結果でありました。
とあります。そのため、高齢者が外に出るきっかけとして、
「気軽に集まれる食事の場所」
があるのは、非常に大切だと思います。
基本的に、広い場所さえあればどこでも出来る事なので、積極的に推進することで「地域の絆」も回復することが見込まれます。
現在では参加者のうち「移住者」や「若者」の割合が多いですが、もっと地元の人たちを巻き込んで広がりを持たせることも必要かと思います。
ビジネスの広がり
ポットラックパーティーには、様々な業種の方が来られます。
個人で事業をされる方にとっては宣伝の機会にもなりますし、新しい人材やアイデアを求めている人にとっては、情報収集の場にもなります。
令和の時代は、「従来の仕事や働き方の枠」に捕らわれない事が大切です。
多様な人たちが集まる場では、新しいビジネスのアイデアが生まれたり、経済が活性化する可能性も秘めています。
まとめ
ポットラックパーティーの良い点は、それが「低コスト」で実現可能な事です。
参加する人も、1人1品の総菜を持参すればOKです。
個人でもFBを使って情報発信が出来るし、行政としてお金をかける必要もありません。これから先、人口減少に伴い、
- 空き家が年々増え
- 独居高齢者が年々増え
- 地域の絆が年々弱くなっていく
五島では、行政としても積極的に、「ポットラックパーティー的な集まり」を推進していった方が良いと感じます。
今の段階では
ポットラックパーティーってなんか良いよね
という感じが浸透しつつあるので、
もっとそういう場所を増やしていこう
という流れにアクセルを踏めるかどうか、が次のステップになるかと思います。