循環型社会の実現で島社会は活性化する

島外への流出と期待感の喪失

五島列島の最大の課題は、「ヒトとカネ」が島外に流出してしまう事です。

この流出により、街はシャッターが増えて、学校も次々と統廃合されています。

そして多くの島民が、衰退による寂しさを感じ、将来に対する明るい展望・期待感を抱けなくなっています。

そのため、島に「期待感」を取り戻すために、流出を食い止める「循環型社会」を推進します。

島の循環型社会とは?

IT技術を基盤とするデータを最大限に活用することにより、

市民の生活コストを最小化、生活満足度を最大化させます。

島社会のイメージ(クリックすると拡大します)

①政治・行政

市民の政治への参画を促し、市民の力で社会を良くします。

政治の見える化・省力化

政治のプロセスは従来から不透明な点が多く、市民の政治参加に対するハードルが高い状態です。

そのため、政治に参加するコストを下げる手段として、住民投票条例と電子投票を導入し、「誰でも気軽に政治参加が可能」な社会を目指します。

さらに、行政には非効率な慣習が多く、貴重な税金の無駄遣いとなっています。

そこでRPAや共同利用型のサービスを導入することにより、政治を見える化し、行政コストを低減させます。

循環型経済の促進

五島では、規格外という理由や「売り物にならない」という理由で、たくさんの食料が消費されずに廃棄されています。こうした課題を解決するために、フードバンクを活用し、「食料ロス」の最小化を目指します。

さらに、五島には空き家・空き船・耕作放棄地が沢山あります。こうした遊休資産を最大限に活用し、市民の「住居コスト」最小化を目指します。住居コストの最小化により、加処分所得が増えます。

②データ産業

「島には仕事がない」と、よく言われます。しかし実体は、「仕事はあるが低賃金のため、生活が苦しい」状態です。IT技術を活用した「社会のアップデート」には、島外資本の知見とノウハウが必要となります。そのため、行政として企業誘致に積極的に取り組み、雇用の場と税収の増加を試みます。

AIやロボットの活用

これから先、従来の単純作業は、次から次へとロボットに置き換わっていきます。そこで、「人間がやるべき仕事」を定義しなおし、AI社会に柔軟に備えます。

自動運転の推進

島には電車がないので、車社会です。ところが、今後も高齢化率の上昇が避けられず、免許の返納に伴う交通弱者の数がますます増えます。この課題を解決するために、Maas社会を目指します。

遠隔医療、介護の促進

福江島には大病院があります。しかし、わざわざ島外の病院に行く人も少なくありません。本土との格差を埋めるため、最先端の技術を活用し、「島内で完結できる」医療サービスの提供を目指します。

➂多様な学びの場

不確実性が増す世の中で、未来を拓くのは教育です。人生100年を見据えた学びの場の創出を目指します。

小中高の海外交換留学

子供たちの世界を広げることが、島の未来の可能性を広めることになります。そこで、海外の都市と姉妹都市の提携を結び、交換留学や短期ホームステイを促進します。

フリースクールの導入

従来の義務教育では、小中学校しか学びの場がありませんでした。これからの教育では、子供の個性に合った教育が必要です。無理やり学校に行かせるのではなく、子供たちが選択可能な学びの場として、フリースクールを推進します。

リカレント教育・大学創設

島には大学がないため、9割の人は卒業と同時に島を離れてしまいます。そのため、高校生以上の人が腰を据えて学べる環境がありません。「社会のアップデート」を推進しながら、リカレント教育の場も含めて知見を学べる場所を創ります。

④循環&自立経済の創造

世界的なテーマに、島国から挑戦します。

ゴミ処理の最低化、大量消費社会からの脱却

五島は海に囲まれていることもあり、海外から大量の「海ごみ」が漂着します。それに加え、島の中で処理できるキャパシティにも限界があります。そのため、「ゴミ処理」で世界に誇れる循環型の島の経済を目指します。

地域通貨の導入と、国の財政からの脱却

五島市は財源の8割を、国と県に依存しているため、「円建て」の経済では自立していません。そのうえ、島での所得は大型店舗の進出や娯楽施設の不足により、島外に流出しています。地域通貨を発行することにより、経済の循環率を高めます。

脱炭素&再生可能エネルギーの活用

島ではガソリン代とガス代(プロパンガス)が、本土よりも高い水準となっています。自前のエネルギーを確保することにより、生活コストの低減と環境負荷の低下を目指します。

まとめ

以上の方針に基づき、

  1. 政治・行政の改革を「データ産業」という側面から実行し
  2. その知見や社会の変化を「学べる場」を整備します。
  3. 長期的なゴールとして「循環&自立型社会」を目指し、
  4. 島で未来の社会を実現します。

そういう期待感が高まれば、島は活性化するはずです。