本日のテーマは、
元号が変わると、地方政治が若返る
です。具体的には、地方自治体の首長や議員の年齢層が若くなる、という感じです。
それでは具体的に、その背景を紹介します。
①元号の変更と暗雲社会
まず経済的なビッグイベントから。
10月には「消費増税」というピンチが迫っています。
消費税が上がると、当然財布のひもは固くなり、景気も悪化すると考えられます。
安倍政権は複雑な還元策を取っていますが、そんなややこしい制度設計をするくらいなら、増税しない方がましです。
更に統計調査の不正を巡り、アベノミクスの経済効果も疑問視される中、経済的に明るい見通しはありません。
国全体で見ても、2020年のオリンピックやスポーツ選手の活躍を除くと、「明るいニュース」がない状態です。
それに加え、国民的なアイドルの嵐も活動休止しちゃいます。
- 経済は消費増税で失速、先行きは不透明
- 嵐は活動休止、再開は不透明
という中で、
「何とも言えない虚無感」と、「方向性の見えなさ」に包まれて、新しい元号がスタートする感じがします。
②政治への反動
元号が変わったのに、
社会は閉塞的な雰囲気に包まれている。。。
そんな「もやもや感」を受けて、意識の高い人たちを中心に、
「政治を変えよう!世の中を明るくしよう!」
とする機運が、高まると考えられます。具体的には、
- 選挙へのPR活動が盛んになる
- 選挙がSNSで消費可能な「イベント化」される
- 若い世代が選挙に参加し、政治家の行動が変わる
事が予想されます。例えば、
政は祭だ!
なーんて称して、選挙を
ハローウィン的なイベントにする
動きが加速すると見ています。
➂政治の若返り
全国の市町村では、「若手議員のなり手不足」が深刻化しています。
特に人口減少の著しい地域では、「地方の議員制度」そのもののが、存続の岐路に立たされています。
そうした中で、「政治のイベント化」は、後継者不足に悩む地方の政治にとっても助け舟となります。
選挙へのPRを通じて、今後はますます「若い議員」であったり、「若い首長」が一般的になります。
現在は28歳の東さんが最年少ですが、今後は更に若い人、例えば将棋の藤井さんみたいに才能を開花させて、
25歳で市長になりました!
っていう人が現れるかもしれません。
まとめ
平成以後の世の中は、消費増税や勤労統計の不正により、経済的な不透明さがますます深刻になりそうです。
それに加え、国民的なアイドルの喪失感や、明るいニュースの不在により、国民の「もやもや感」が高まりそうです。
そうした空気を受けて、「政治を抜本的に変える」機運が高まると考えられます。
具体的には、若者がSNSを通じて楽しめる「政治のイベント化」が普及し、有権者層の変化が政治に影響を与えそうです。
特に、人手不足に悩む地方自治体では、「若い政治家」が生まれ、同時多発的な「世直し機運」が高くなると予想されます。