アジアのトイレ
インド出張・アジア旅行に行ったときに悩みの一つは、
「トイレ問題」
です。もう入った瞬間から口を塞ぎたくなる様なトイレを、私は数々見てきました。
そんな耐え難いトイレと比べると、日本の離島にある和式トイレなんて、まだ可愛いほうです。
観光資源としてのトイレ
トイレのレベルは、私が経験した中だと、
都会のトイレ > 田舎のトイレ > アジアのトイレ
っていう感じでしょうか。更にレベルが進むと、トイレ自体が存在しないと言う状態になります。
常々、私が住んでいる五島では
トレイのレベルが低い!(和式・汲み取り)
と指摘され続けています。現に、ずっと世界遺産登録を推進してきた五島では、10年も前から言われて続けてきています。
参考資料はこちら。(H21年6月定例会 木口利光議員 「世界遺産登録について」)
10年前のご指摘が、現在でも全く同じ状況であるというのは、何だか不思議なものです。
それだけ行政的には、優先度の低い問題だったのでしょう。
トイレが未整備な理由
トイレが整備されない理由を大別すると、
- トイレのキレイさに対する意識が低い
- トイレをキレイにするお金がない
に分けられるでしょう。意識が低いということは、それだけ観光地としての意識が低いことと同じです。
一方で、お金がないという問題も、観光地にとってはハードの整備に予算が計上できないと言う点で、同じく死活問題です。
全国の観光地はどうなんでしょうか?
学校説明会と同じ
中学校の頃、高校の説明会に行くときに教員から貰ったアドバイスを思い出します。
その学校の実情は、トイレを見れば分かる
との事でした。
なるほど、表向きはキレイにしていても、本当の部分はトイレに出るという事です。
これは学校説明会に限らず、観光地についても同じことが言えそうです。つまり、
財政力に余裕がない=トイレの状況は貧しい
と考えられるでしょう。
五島の場合は、H30になってようやく、
- 観光地のトイレ様式化
- 宿泊施設のトイレ様式化
に予算が計上されるようになりました。
皆さんも観光地を訪れた際は、
トイレ=その街の財政力
だと思って、寛容に眺めてみてください。
おまけ
https://nakanishidaisuke.com/2018/02/20/toilet/