昆虫、好きです。
報告が遅れましたが、わたくし、昆虫が好きです。
はい。それで久しぶりに昆虫関連の本を読んだので、ご紹介します。
で、この本を「どんな人に紹介したいか?」ってことですが、一言で言うと、『岐路で迷っている人』です。
- 本当に好きな事をやり続けるか?
- 現実的な路線に妥協するか?
人生でそんな選択を迫られる局面って結構多いですよね。
特に男性。お金、家庭、子供と言った現実的な足かせが邪魔になって、中々大胆な決断が出来ない場合もあります。
この本のタイトルを見れば、作者がどちらの路線を選んだのかは一目瞭然ですね。
もちろん、そこには数多くの試練やトラブルが待ち構えています。
ただ、どんな選択をしたにせよ、「予期せぬ苦労やトラブル」はするもんだと思うんですよね。
昆虫が生き残る世界
世界中で最も多い種は、昆虫であると聞きます。
例えば明日、核戦争が起こって人類の半分以上が死滅したとしても、昆虫は平然と生き残るでしょう。
それは昆虫が生存戦略として、多様性の道を選んだからです。
大きくなくても、数で勝負。
これからの人類も、大きな戦争がなければ、数そのものはドンドン増えていきます。
そうなったときに、機械も登場するし、ロボットも幅を利かせてきます。
ある意味で、「動物的な人間」が生き辛くなる時代です。そうなったとき、私たち人間がロボットに勝てる部分って何でしょうか?
クレイジーな聞こえ方かも知れませんが、
他人から見れば理解不能な情熱
ではないでしょうか。
昆虫の形だって、実にバラエティーに富んでいます。
私たちから見れば、意味不明な昆虫が今日まで生存しているのは、この世界が「多様性」を許容しているからです。
多様性が広がる社会
社会全体がロボット化すると、全てが単純な論理で全てが動きそうな気がしますが、実際は逆です。
働く必要のなくなった人間の中から、
変なヤツラ
が沢山出現するようになります。そうすると、人は人とは違った
「クレイジーさ」
を求めるようになります。具体的に言うと、
- 言われたことを器用にこなす優等生
よりも、
- 勝手に変なことを始める異端児
の方に、世間の注目(=情報とお金)が集まるようになります。
それは時代の変化と共に、「人間がしなくてもいい事」の割合が加速度的に増えていくためです。
ですので、この本の革新的なメッセージにも通ずる部分かも知れませんが、
好きな事を続ける情熱と勇気を持とう!
という部分が深く刺さります。