友達を作るために学校へ
私がクイーンズタウン、ネイピア、オークランドと学校を通う中で、
いかに国際色豊かな友達をつくるか
というのは一つの大事なテーマであった。
しかしニュージーランドに来る多くの留学生は、短期間の滞在である。
同じ高校に3年間通うならまだしも、限られた時間の中で仲の良い友達を作るのは、実は結構難しい。
今回は、私が実践した中で体得した「コツ」みたいなものを紹介したいと思う。
考えてみればどれも「そりゃそうだろう」と思うようなことばかりである。
しかし実際、言うは易し、行うは難しである。
1. 基本は笑顔でいよう
これは逆の立場になって考えればわかることだが、笑顔の人は無条件に親しみやすい。そこに込み入った理屈はない。
話をしなくても、基本は目が会えばニコニコしていることが大切だ。
大切なのは、相手に「話しかけやすそう」な印象を持たれること。
これは日本に暮らしていると体得できない習慣である。ぜひ意識的に実践をしてみよう。
2. 相手を名前で呼ぼう
授業で知り合った友達の名前はしっかり覚えておこう。
おそらく発音しづらかったり、名前を憶えづらかったりすることが殆どである。
それでも朝すれ違った時、
「Hello, how are you?」 と語りかけるのと、
「Hello, John. How are you?」 と語りかけるのでは、相手に与える印象が大きく違う。
もしあなたがラーメンなら、それはチャーシューが有るのと無いのくらい、大きな違いである。
3. 週末に旅行に行こう
週末に旅行に行くことによって、友達との距離感はぐっと縮まる。
逆に言うと、週末に旅行に行ったりしない場合は、授業でしか会わない友達になってしまう。
週末が厳しければ、放課後でもよい。大切なのは、「授業以外の経験を共有すること」である。
多くの語学学校では、週末の旅行の案内を紹介してくれる。ツアーに参加するのも良し、慣れてきたらレンタカーを借りるのも良しである。
もちろん、慣れない環境で週末を外国人と過ごすことは、「それなりに疲れる。」
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言葉の壁もあれば、習慣の違いもある。しかし終わってみれば、それも含めて忘れられない経験となるはずである。
4. 一緒に飲みに行こう
これが最も手軽な方法であり、私が大切にしていたことである。
「飲みニケーション」はサラリーマンだけでなく、語学学校という限られた時間の中でも有効に機能する。
学校では聞きづらいことでも、気兼ねなく質問をする絶好の機会である。
そして場合によっては、ほかの学校に通う生徒とも友達の輪を広げることができる。
ただ、毎回の飲みが愉快千万ではないのも、事実である。
バーの空間がうるさ過ぎたり、話すメンバーの輪に中々入れないこともある。
「つまらないな」と思ったら、空気なんて読まずにサッサと帰って寝てしまおう。
変に気を遣う必要はない。
そこがサラリーマンとの、(良い意味での)大きな違いである。