五島市の荒川温泉が閉鎖されると公表されました。
AIに「長崎県五島市の荒川温泉を巡る経緯について解説してください。」と聴いたら恐ろしく事実と異なる回答が示されましたので、整理しておきます。
Instagramでお話させて頂いた通り、元々は社会福祉協議会が売却された施設を買い取り、運営をしていました。
長崎新聞の記事が参考になります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4960e822f8db6530474eec66a31d2c25e6e68675
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荒川温泉を巡る経緯
大正2年:荒川温泉が発見される
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??年:豆谷旅館が温泉地で宿泊施設を運営
平成21年:老舗「豆谷旅館」が廃業となる
→議会で「行政がもう少し突っ込んで関与して再開発に力を入れるべきだ」との指摘される
平成22年:五島市の社会福祉協議会が土地と建物を6800万円で落札
平成23年:社協が大衆浴場に改修して開設
令和6年:閉館の意思決定がされる。
荒川温泉の運営状況
直近の社会福祉協議会の実績報告書によると、以下の通りです。
https://goto-shakyo.or.jp/introduce/jouhou/data/2025/04jigyohoukoku.pdf
大人のみ300円で計算すると、年間で642万円、1か月あたり53万円という事で、温泉事業の累積赤字は約170万円と報じられています。
それに加え、維持費として浄化槽修繕に約4300万円、浴室改修に約1千万円必要と紹介されています。
今後の見通し
長崎新聞の報道によると、
- 建物と土地、温泉権を含めて売却する方針
- 売却方法は社協内に設ける選考委員会で検討
- 跡地活用については今後、地域の要望を踏まえて協議を続ける
とされています。有力な担い手が現れる事を願っています。

