嵯峨島にカフェ「公知波店」がオープンしました

本日は五島市の嵯峨島にカフェ「公知波店」がオープンしたので体験談も交えて紹介です。

度々ガイドの仕事や政治活動で嵯峨島は訪れているのですが、今回は2か月ぶりくらいでガイドの依頼があり、訪問しました。お客様はなんと、中東のクエートから来た3人組で、車の中では色々と英語でお話をする事が出来ました。

まず驚いたのが、その3名の男性は私と同い年だったという事です。私は4月4日に誕生日ですが、たまたま彼らも36歳という事でした。ガイドをしていて同い年のお客様に当たる事は非常に珍しい、というか初めて経験だったと思います。何しろ、主にガイドでご案内するお客様の年齢は、私より倍以上の高齢者が殆どだからです。

昨日バスでご案内した「バイキングエデン」のお客様も、平均年齢は70歳以上の方が殆どで、お金と時間に余裕のある方が殆どでした。私は海外に10か国以上行ったことがありますが、インドよりも西側の国には行ったことがなかったので、果たしてクエートの人たちがどういう雰囲気の方々なのか、興味津々でした。

ガイドする直前に、湾岸戦争の事やオイルマネーで潤っている国だという事を再確認して、車の中ではそういった話も切り出してみました。意外な事に、国民感情としては侵攻国であるイラクに対する嫌悪はそれほどでもないという話もありましたが、やはり本音としては憎んでいる、という事も仰っていました。まだ物心がついていない頃とは言え、当然と言えば当然かもしれません。

車内、そして嵯峨島に着いてからの話題として面白かったのは

  • 日本人・クエート人の平均的な結婚年齢について
  • クエートと日本の気候の違いについて
  • 日本の有名なアニメに対する認知度について

などです。私の大輔、という名前も最初は発音しづらいのかと思っていましたが、以外にもアニメの影響で知っている、という事でした。(マジンガーZみたいなアニメでした)

嵯峨島に渡る直前に、

雨が降りそうだけど大丈夫ですか?

と聴かれて私は

No Problem!

と自信満々に答えましたが、着いてから雨が降りました。泣

しかしそこで嬉しかったのは、地元の方が心配して雨宿りの場所を提供してくれて、そこがたまたま、昨年新規オープンしたカフェでした。

店主のお姉さんは、雨に降られた私たちの為に場所を提供してくれるだけでなく、何と地元の家々から傘をかき集めて、島を散策予定の私たちに貸してくれました。

国境を越えた心温まるおもてなし、親切心にクエートからの来訪者も大変感謝していました。そこからまず、嵯峨島教会を訪れましたが、彼らはイスラム教徒だったので、教会内部に立ち入る事はせず、外観を眺めてから移動しました。

散策途中に「つわ」を採取している地元男性に出会い、「最近は物価高騰で油代が髙くて困っている。」という事だったので、産油国の皆さんに増産と値下げをお願いしておきました。何でも、彼らは同じ会社に勤めていて、プラスチック製品の原料を精製・販売する会社に勤めているという事でした。産油国ならではの産業ですね。

最も石油資源から遠い国の島が、最も石油資源に依存した生活を送っているというのも皮肉な話ですが、とにかく石油資源の恩恵で島の経済は成り立っています。その意味では、中東諸国の国々には感謝して、もっと頻繁な交流があっても良いのかもしれません。。

そこから千畳敷に移動しましたが、風と雨が強くて中々滞在するのが大変だったので、長居はせずにそのまま女岳に向かいました。歩いている途中、彼らはスマホを片手に沢山の写真を撮影し、見慣れぬ異国の風景を楽しんでいるようでした。見知らぬ土地で思い出の写真を撮りたいという欲求もまた、万国に共通する人間の普遍的な心理なのかもしれません。

女岳までは多少の勾配がありましたが、彼らは若い事もあって、スイスイと山頂まで踏破する事が出来ました。そこでまた記念撮影をして、私は彼らが持参したスナックを頂きました。人がほぼいない、自然の音しか聞こえない環境というのは、人口密度が高いクエートでは殆ど体験する事の出来ない体験のようで、とても満足していました。

そして女岳の火口展望所を眺めた後、歩いて港周辺まで戻ると、再びカフェのお姉さんからおもてなしを受けました。言葉は通じませんでしたが、その壁を越えて彼女の親切心にクエートの人たちも感激している様子でした。気持ちは国境を越えて通じるものだと実感し、たまたま田舎ならでは素晴らしさおもてなしを体験できる貴重な機会でした。

12:50発の船で帰った後、車の中ではさすがにお疲れムードでしたが、無事に14時ごろにホテルまで戻ってくることが出来ました。私は外国人を案内する事が楽しいし、もっと異文化交流の機会も増やしたいな、と思える体験でした。

嵯峨島トレッキングガイドも随時受付しています。

嵯峨島(さがのしま)トレッキング