【2024.3/五島市市議会メモ】総務水道委員会②

五島市の市議会(委員会)では、議事録が公開されておらず、委員会の中身はブラックボックスです。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではなく、個人的なメモです。

発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もありますので、ご注意ください。

2024年3月7日 10:00~14:45

生活環境課

浄化槽設置補助

中西 R5の当初予算では約2億円計上して、不用額が4200万円。20%以上が不用額。見込みが実績に届かなかった。普及率目標 R5年度:52.3%に対して、令和4年度普及率:48.1%で普及が低迷しているように見えるが原因は。

A 300基を予定していたが届かなかった。新築・既存の分とあるが、ある程度の数は充足している結果だと。

中西 目標が高すぎるのでは?

A 減少傾向にあるとは言え、予算がなければ事業の対象とすることが出来ないので、ある程度充足している。

中西 二次離島地区は昨年も今年も18基分の予算を計上しているが、浄化槽整備の近年の実績は。

A 二次離島の実績見込み、久賀1件、奈留10件、11件今年度の見込みになっている。

Q 浄化槽の新規・改築の補助の中身は。

A 改築は上乗せで30万円(配管工事が対象)、撤去した場合(処分費用)9万円補助。規模ごとの補助金額は国が基準を定めており、新規でも改築でも対象となる。

Q 浄化槽の設置・切り替えが進まない商店街は莫大な工事費が発生する。重機が入らないため撤去だけで200ー300万円かかる。これでは他の人もしないだろうと。何のために補助するのか説明しないと、新店舗さえ簡易水洗の場合もある。情報が市民に行き届いていない。水質改善に訴える方が良いと思う。余った予算があるとの事だが、市民からは「一杯だった」との声もあるが。

A 設置事業所が減ってきている。昨年は25ー26業者が事業をしているため、事業者の手が回っていないと思う。

Q 余っている枠を使い切るように情報発信含めて働きかけてほしい。

Q2 浄化槽の普及率100%目指してやってほしい。

漂流・漂着ごみ撤去事業

中西 全体に対して16%程度の不用額と考えられるが、実施できなかった理由は。

A 県からの内示の金額が少なかった。国の方の予算が足りずに配分が少なかった。

中西 予定していたことが出来なかったわけではないという事?

A 県・国の内示が少なかったことが原因。

Q 漂着ごみは予定以上にサバかって予算が残ったという事ではないのか?

A 歳出は委託の執行残が出たが、事業全体でみると国の方から認められた事業の数が不足しており、10分の9という補助の範囲内で行おうという事でやっている。歳出の減額原因は内示がなかった分。

Q 予算の範囲内でやるとなれば、実施する場所を選定して検証してほしい。

二次離島のゴミ収集の頻度

Q ゴミの回収スケジュールは?

A 二次離島からゴミを運ぶ場合は船を使用する。夏場の生ごみが発生するが、処理は別途生ごみ処理機も活用いただきながら協力いただきたい。

当初予算(漂着ごみ事業)

中西 今年度の啓発活動の予定は。

A 1月27日に啓発事業を開催。玉野浦頓泊で回収事業。100名程度が参加。28日は市役所で基調講演を行った。

中西 来年度は?

A 予算200万円を計上している。引き続き行い関心を高めて市民の方を増やしたい。

中西 どこでゴミをどのくらい拾って、どういった割合が多かったのか、データを蓄積して情報発信することが必要と考えるが、実施の状況は。

A 漂着ごみの情報発信は多くの人には手が回っていない。発生抑制事業に参加した人に確認することによって関心を高めてもらいたい。今年度は当日の状況を動画で撮影して後日発信したいと考えている。

Q 市民の関心を高めるとはどういう事か?

A 我々の生活から漂着しているものも多い。ゴミを捨てない意識づけの周知徹底を図りたい。

Q 日本国が受け身だと思っている。出さないように他国にお願いする活動も必要と思う。

Q2 富江地区の会計年度職員が1600万円上がっていたが人数と清掃する範囲は。

A 昨年と同規模で箇所は直営分と委託を合わせて75か所を考えている。雇用人数は1500名を延べ人数としている。

Q2 しららが浜の清掃ボランティアのジュース代があるが、各地区でのボランティアへの支給は?

A ボランティア活動は県でアダプト登録の制度があり、申請すれば消耗品の支給がされている。該当しない場合は市に団体登録して、袋や飲料を支給することを考えている。

Q2 登録しない人が殆どだと思う。そういう人にも気を配ってほしい。

Q2 海岸は釣り人のゴミが本当に多くカラスや糞だらけになったりする。その辺りの策は?

A 今の所策はないが、離島や瀬に行く場合は海上タクシーの中で啓発できればいいかと思っている。

Q2 今までやっていないという事で理解。瀬渡し業者を含めて啓発しないときれいにならないので、よろしくお願いします。

その他

Q3 奈留島の火葬場のLED化があるが、トイレ・玄関などの整備をお願いしていたが、進捗は。

A 昨年視察の指摘事項を受けてトイレ玄関・ブラインド全て回収して雨漏りも改修した。LED化は奈留葬祭場の蛍光灯が天井にあるという事で検討している。カーボンニュートラルにもつながるという事で、奈留支所として施設の年次計画を立て改修を進めたい。

Q3 できればこれから報告をお願いします。

Q3 黄島の生ごみの件で、コンポスターの周知をお願いしたが、今後考えますという感じだったので、島の人が困らないように取り組んでもらいたい。

火葬業務委託料 残骨灰の取り扱い

中西 火葬後に残る細かな遺骨やひつぎの灰、体内にあった金属などを総称する「残骨灰」。自治体によっては残った金属を業者に売却するところも。全国20の政令指定都市では全体の4分の3に上りました。五島市の実施状況は。

https://www.nhk.or.jp/niigata/lreport/article/002/20/

A 毎年火葬場で発生した残骨灰は見積もり合わせて処理していただいている。売買ではなく祭っていただく意味を込めて。

中西 親族の気持ちに配慮するのは大前提だが、自主財源的なものとして、活用する考えは。

A 今のところない。

水道課

五島市水道事業給水条例及び五島市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例

質疑討論なし

アセットマネジメント及び経営戦略策定業務委託料 15,648千円 P34

中西 資産の管理は重要だと思うが、今まではどのように管理してきたのか?

A 今も経営戦略は作っている。経営戦略はR11まで。ビジョンがH40まで。R3に国の通知があり、R7までに見直しの通知がある。経営が厳しいという事で、1年早いが計上して見直しを行う。

中西 策定するとどういったメリットがあるのか?

A アセットマネジメントは今の分が簡略であり、新たに詳細なものを作り、交付金の採択要件になっているので。

A2 補助対象だけの問題ではなく、資産に関してはこれまでの分は資産の長寿命化・更新を考えたうえでの意味合い。

中西 これまでは考えなかったということか?

A そうではない。会計の方式自体が変わってくる。会計上の問題で、今回は新たな部分では運用まで考えていこうと。

中西 五島市水道事業経営戦略アクションプラン(令和5年度~令和7年度)との関連性は?

A アクションプランは3年間の計画をするが、R7からは経営戦略の見直し分は反映される。アセットマネジメントが上位の計画となる。

損益勘定留保資金

中西 毎年、損益勘定留保資金から取り崩している状況だが、残高はいくらなのか?

A 資金期末残高 754,026,432が現金。R5末は約8億現金を含む金額として残している。

中西 現状のままで推移すれば、3年でなくなる見込み?

A 今後の見込みを立てるとそのようになる。計画策定を1年間前倒ししたのは、赤字計上をしたので、前倒しをした。

A2 減価償却は施設が財産となり、これが何年になるかという事で積み立てる部分もあるので、年々試算をしていく。

水道料金の支払い明細とDX化

中西 支払い明細の紙が毎月届くが、郵便料で簡易水道と合わせて約300万円の年間費用が掛かっており、印刷製本費用も同じくらい。業務委託で各家庭に届けているのか?

A 検針員を委託して地区ごとに届ける

中西 福岡では、市営地下鉄の中で「水道アプリ」が宣伝されており、水道の利用開始から休止までスマホで手続きが可能。キャッシュレス、ペーパーレスで利用状況の確認も簡単で良いと思うが、五島市では検討できないのか。

A 電気料金はスマートメーターで効率化されている。検針する手間が省けている。同じようにスマートメーターが出たが、何十億をかけて実証実験をしている。

中西 本庁の方ではRPAやAI活用が進んでいるが、水道の事務的な手続きに関しては、DX推進の枠組みは設定されていないのか?

A 将来的には上がってくると思うが、費用対効果を考えると追い付いていない。

水道料金の適正化

Q 人口減少に伴う料金の値上げなどは検討されているのか。

A H16に合併して当時は各町でまちまちだった。その後に統一して改定されている。そのあとはH30に料金改定を前提に検討したが、長期財政状況を元に検討したが、そのあと黒字が出たので財政状況は好転した。R1年11月に改定はしないと結論した。最近は施設の老朽化もある事から、アセットマネジメント経営戦略で、その結果によっては検討する可能性もある。

市民課

補正予算

特になし

税番号制度個人番号カード交付事務費

中西 紐づけの誤りをめぐり、国主導で総点検業務が行われたが、五島市ではどういう形で行われたか?報道で上げられているような紐づけの誤りによる個人情報の漏洩問題等は五島市において確認されているか。

A カード制度そのものは、未来創造課で行われた。重大な事態は起きていない。

中西 8月末現在の五島市の保有枚数率は71.6%で、全国平均71.7%、県平均73.4%という事で報告があったが、直近の状況と今後の目標は。

A 2月末で五島市は80.28% 県80.66% 国78.28%で県平均並み。国では現在、発行率ではなく実際の保有率を出しており、その数値は県内で低い。

中西 今までは必至で交付率の向上を目指して取り組んで来たが、今後の取得率向上に向けた取り組みは。

A 国も100%は非現実的とみているらしい。五島市でも引き続き必要な方には支援をしていきたい。

税務課

督促手数料の廃止に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

中西 督促は年間に何件くらい発生して、手数料の金額はどの程度徴収されているのか。

A R4年度は督促状は市税、国保、等16,890件発生。手数料は164万円となっている。督促の発行は今後も行う。手数料は廃止するがコストは実費費用は郵便料、印刷製本166万ほどかかっている。別途督促料のみを行うと、443万円の費用が掛かると見込んでいる。

Q 督促状を出さない?

A 督促状自体は発行する。

討論なし

課税客体の把握のための航空写真撮影業務

中西 見積もりは何社から取ったか?

A 5年前に取った会社から見積もりを取った。

中西 業者も限られると思うが、入札などの予定は。

A 県内にいくつかの業者があるので入札の予定。

中西 ドローンの活用は?

A 写真を撮影しR1と比較して差分を把握する。土地は地目が現在の地目と相違がある場合にリストアップしていく。現状ではドローンは想定しておらず、ヘリを用いる予定。

会計課

補正予算

質疑なし

当初予算

質疑なし

監査委員事務局及び公平委員会

当初予算

質疑なし

議会事務局

補正予算

質疑なし

報酬

Q 会計年度職員の金額があるが、年齢で行くのか技術職で計算するのか?

A R2から始まったが、任期付き職員から引き継ぐ場合は以前の状態を保ち、新たに採用の場合は格付けされて、上がる人と同じ額と2種類あり業務に応じて分けられる。60歳になると初期の金額に戻る。

Q 議長の交際費の使い道、残るのか。

A 今年は28万円を使用。会合意見交換の会費、最近は行政視察の人に対しても議長交際費で買っている。

Q2 時間表示システムありがとうございます。いつから付くのか?

A 出来るだけ6月に向けて準備する。

議会中継

Q3 中継とオンデマンド配信委託料の内訳は?

A 見積もりを取り、1月10万8千円。12か月で142万になる。

Q3 オンデマンド配信はHPで見れるものか?

A その通り。

Q3 一緒の業者?

A おっしゃる通り。

Q3 HPにアップする業者は別では?

A 生中継と録画中継があり、その二つを賄っている。

Q3 チューオーさんが議会の中継を担当?

A 映像はケーブルテレビ、チューオーさんが生中継、録画を流す。

Q3 YouTubeに変えたらどこかの費用削減に繋がらないか?

A 五島テレビに確認した。ライブする機械が必要。同等のお願いをした場合、今よりも120万増額の見積もりを頂き、高額になる。

Q3 そんなに経費が掛かれば誰もしないと思う。一度試した際は、持ち出しの機材で実現出来た。YouTubeではアクセス数が無料で分かる。出来る方向で検討してみてください。

 

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