五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2022/12/5 13:15~
目次
奈留医療センターの現状について
医療従事者の確保について
松本 徐々に寒さが増し町内会では特産会があっており私も楽しみにしている。物価高騰で燃油・食料が値上げ。背景にはウクライナ侵攻と円安、コロナ明けの需要増など。何かを節約して乗り切るしかないのかと考えている。
奈留医療センターは常勤・非常勤1名、・・・検査技師2名、レントゲン1名は定年を超えた方を雇用。病棟看護師は9名。夜勤体制は1名であり緊急患者が運ばれてきた場合、病棟が不在となる危険な体制となる。看護師・技師の募集をしているがなかなか難しい状況。調査・協議してもらい従事者の確保ができないか。
市長 センターと定期的に協議をする中で、募集に対する応募がないこと。高齢化により深刻であると聞いている。企業団でも貸与を行い医療従事者の確保に努めている。応募しやすい環境を整えている。医療従事者養成経費を計上して支援をしている。35歳未満の看護師に対して、制度を拡充してばらかもん奨学金制度を行っている。引き続き人材確保に努めていく。H29と比較すると外来4.7%、入院は46%減少している。
松本 赤字経営は重々わかっている。人員不足で人がいなくなることが、大変不安である。病院では100%受け入れてもらえるのか。
市長 ベッドは奈留で確保すべきだと考えるが、対応できない場合は中央病院で対応。地元の方に医療センターを使っていただきたいと思う。奈留医療センターで対応できない場合は、中央病院で対応していただけるようにお願いしたい。
松本 現状をわかってもらうために、質問をした。奈留医療センターの先生と話をした際、病名が分かっていても器具がなくよその病院に回したりしている。離島の医療の大変さを実感した。コロナで先生が3日間寝ていないとの回答だった。
五島中央病院へ搬送された患者の付添者の宿泊場所を
松本 患者の付き添い者は病院から出なければいけない。待合室などの利用ができないか、宿泊施設と連携取れないか。
福祉保健部長 夜間搬送の付き添い者は家族控室があり、待機が可能とのこと。
松本 宿泊施設が使えないと言うことで、歩いて移動するケースがあったが、連携は取れているのか。
福祉保健部長 その時の状況が分からないが、コロナ下においても控室は使えると言うことで回答は頂いている。
AEDについて
市内の設置場所は
福祉保健部長 市役所、各支所など107箇所。HPに掲載して施設にはプレートなどを掲示している。
松本 この市役所の中はいくつあるのか。
福祉保健部長 庁舎内は1つ。
松本 1Fに1箇所あった。議場にも必要ではないかと思う。
操作研修などの実施状況は
消防庁 依頼があれば出向いて、偶数月には定期的に行っている。今後も継続したい。
松本 さまざまな場所で多くの方に受けてもらいたい。私も技能実習をしたが、土壇場でできるか分からないので、機会があれば受けたい。島全体で考えて、心配蘇生とAEDの講習をしてもらいたい。救命をする人は多い方が良い。間違っているか。
消防庁 まず助けを呼び、1人での判断ではなく何名かで進めた方が心強いので間違いない。
松本 心肺停止から一分以内に措置を行えば95%助かり、8分経過すると救命の可能性が低いとされるが間違いないが。
消防長 その通り。心臓が痙攣していないとAEDは使えない。
地球温暖化対策について
地球温暖化防止対策イメージ作品の応募状況は
総務企画部長 10月1日から募集を開始している。全世帯配布を始め、公民館などへの協力依頼、PRをしている。144点の応募があっている。地球温暖化防止を主体的に考えて実践していただくことを期待している。更なる応募を呼びかけている。
松本 少しずつでも理解されるために、応募を期待している。
浮体式洋上風力発電の取組状況と今後の計画は
松本 今工事により樺島沖に作業船が往来している。胴体・羽を運んでいるが状況は。
総務企画部長 崎山沖の促進区域に8基の設置に向けて作業中。福江港、大津のヤードで6基の工事。コンクリ製造をしている。樺島付近では2基の縦起こしがされている。来年1月末までに4基を移設とのこと。R6から稼働の予定。今後はウィンドファームの影響を調査し、国などの関係機関と協議をする。
松本 一般家庭の電気料金は安くなるのか。
総務企画部長 再エネ調達の特別措置法により電気自動車に充電を可能。一般家庭への供給は・・・電気料金を下げることは難しい。
松本 そこを少しでも下げていただけるようにお願いしたい。
五島市のSDGsの取組は
松本 SDGsの紹介。市の取り組みは
総務企画部長 人口減少対策の推進のため、第二期総合戦略を策定。17のゴールを関連づけて、一体的に推進する。市が展開する多くがSDGsに合致すると考えるので、施策を実施することが大切と考える。職員向け研修・出前講座を実施している。
松本 五島市でもSDGsの勉強会をしている所もある。私も興味があるので呼んで貰いたい。17色の色について、何を意味しているのか尋ねられて答えられなかった。色でテーマを分けているが、2030年に世界が合意したと言うことで間違いないのか。
総務企画部長 2,030年までの計画目標であり、仰せの通りと認識している。
松本 戦争をして二酸化炭素を出す国もあれば、辛抱する国もある。ロケットを打ち上げる愚かな国もあるが、それに対しては。
総務企画部長 カーボンニュートラルも含め、全世界の人全てが取り組む事が大事と考える。持続可能な社会が目標なので、五島市でも取り組んでいくべきと認識している。
ガンガゼを活用した肥料作りをできないか
松本 水産多面的機能で駆除しているが、漁民で駆除、藻場の育成をしているが、根気強さが必要と思う。ところによっては食料にする場合もあると思う。数量確保は必ずいる。畑の土壌にも活用できるが市の考えは。
産業振興部長 農水省の調査によると、肥料として活用できる。殻を果樹園に巻いてあまい琵琶ができるなど。実証実験を行いガンガゼも協議する予定。
松本 無駄にする事なく活用してもらいたい。ウニを陸上養殖する会社もあり、市場でも高値で取引されている。希望者がいれば速やかに対応してもらいたい。五島市で施設ができればと思っている。海はガンガゼが増えている。肥料作り、無駄のない有効利用こそ、海の豊かさを守ることに繋がると思う。
私たちが子供の頃は、餌に船虫やあまめを使っていた。海藻や魚の死骸を食べていたが、今は船虫が減っている。海岸ではごかいを掘っていた。最近はアサリを掘る場所もない。奈留の港に珊瑚が異常に増えている。珊瑚が生えると海藻が増えなくなる。長崎県の平戸では、沖縄南方の魚が住んでいる。温暖化の影響を受けやすい地域だと思うが、ナマコももうすぐ解禁される。ナマコは正月は高いので、お正月が過ぎてから食べて欲しい。