【2022年3月/長崎県議会議事メモ】山田朋子議員

長崎県議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、時間がかかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

 

山田.なすべき事をなす勇気と、謙虚さがあれば知恵は滾々と湧き出てくるとの言葉がある。前向きな答弁をお願いします。

目次

1.知事の政治姿勢について

(1)県政の独立性・中立性について

山田.中村県政を一定評価しているとの事。県政運営にあたり、一部の支援された団体からの意向を受けるのではないかと県民の不安の声を聴いている。どのような立ち位置で臨むのか。

大石.県政の様々な課題解決に向け、継続すべきは継続し、新たな視点を盛り込むべきところはあると考えている。特定の個人や団体に偏ることなく進めていきたい。全世代の方が安心に継続できる社会の実現に全力を尽くしたい。

山田.様々なしがらみを跳ねのけるリーダーシップが必要と考える。

(2)県政最大の課題について

山田.人口減少が最大の課題であり、様々な対策を行っているが、転出超過が全国で3番目。どのような問題意識を持ち向き合っていくのか。

大石.最重要課題であり、自然減、社会減を更なる強化を図らなければいけないと考えている。安心して子育てできる整備が必要。市町と協議しながら対策を検討していく。企業誘致・移住促進は引き続き強化を図っていく。ハイテク産業の振興、新サービスの導入、産業の創出を図りたい。

医療介護子育て環境の整備など、全世代が暮らしやすい環境づくりをしていきたい。幅広い対話を重ねて思い切った施策をしていきたい。

山田.女性の流出が過大と認識しているが、保育士の貸付制度がある。H30は97人しか採択されていない。多子世帯によって状況も変わる面もあるが、10分の9が国の財源であるが、県が積極的に補填する事が大切と考える。男女問わず働ける環境の整備を進めてほしい。

産業奨学金アシスト制度があるが、保育士の就学金を増やしていきたいと申し上げたが、今後は事業の会社の選び方を見直して欲しいが知事の見解は。

大石.寄り添うという観点から重要であると考えている。必要な方に届くように支援をしていきたい。

(3)県北地域の都市構想化計画について

山田.県北地域の活性化策として、都市構想化計画を掲げた。どのように取り組むのか。

大石.選挙期間中、各地へ足を運び直接話をさせて頂いた。地域の厳しい現状を目の当たりにした。地場産業の振興により、魅力的な雇用の創出が必要と痛感した。佐世保では港湾の整備が進み、北の玄関口、インバウンドの受け皿として整備されている。ポテンシャルを活用し、観光資源、農林水産資源の魅力発信を強化し、賑わいの創出に力を注いでいきたい。IRとの連動して、地元市町や経済団体と十分に協議を行っていきたい。

山田.地元の声をしっかりと聴いて取り組んでほしい。

(4)合計特殊出生率2.0の実現に向けて

山田.個別具体的な事業を取り上げている。大変喜ばしいと考えるが、県の役割として適当なのか、財政的にどうなのかと思っている。大きな目標、方向性、タイムスケジュールは。

大石.未婚化・晩婚化に歯止めをかける対策と、体制整備を両輪で考えている。従来の良い所は継承し、個別の政策は県民の皆様の意見を聴きながら、新たな事業を構築していきたいと考えている。

山田.50歳までに4人に1人が結婚しないというデータ。出会いだけでなく所得の問題もあると思う。

(5)子どもの医療費助成制度について

山田.県と市町が2分の1ずつ、高校生まで拡大した場合は7億円必要であるとされている。合わせて、高校生までの負担をしていない市町村は新たな財政負担が生じる。全てを県が助成すると取られるかもしれないが、その場合は30億円を負担することになる。助成の拡大方法によっては、負担が生じるがどのように考えているのか。

大石.関連支援施策を強化する事は、必要であると認識している。全ての市町においても、子育て支援策の一つとして重要であると考えている。財源の確保は今後検討を進める中で議論をしていきたい。

山田.14市町で負担が生じる。もし行うのであれば、県が今やっている分も含めて負担しなければならないと思うが考えは。

大石.しっかりと今後の検討を進めて参りたい。

山田.公約で謳った事なので、市町に負担がないようにお願いしたい。

(6)子育て支援について

山田.出産育児一時金の増額は、要する費用では7億円以上の費用が必要であると考える。おむつなどとしているが、どのような物資を支給するのか。これにも多額の費用が必要となる。経済的な支援は多額の負担が生じる。市町との分担も必要になる。どのように考えているのか。

大石.所信で申し上げた支援には新たな財政負担が生じる事は認識している。市町が主体となっているが、県全体として推進する必要がある事から、これまで以上に連携して行っていきたい。意思疎通を十分に図りながら、議論を尽くしてまいりたい。

山田.現状に合わせるのであれば、市町への負担がなく、長崎県の負担で行うのか。

大石.50万円は詳細を把握していないが、負担の在り方は今後の議論の対象になると認識している。

山田.新たに市町に頼るのは難しいと思う。公約で掲げた事なのでイメージがあるかと思ったが、島原では子育てグッズを買えるクーポンを配布している。イメージは。

大石.規模感は具体的な部分にお答えできないが、支援が届くように検討をしていきたい。

山田.平等性を担保しながら、市町の仕事であるという事を念頭に実現して頂きたい。

(7)不妊治療費助成について

山田.積極的に長崎県は支援をしてきた。国の施策に上乗せするとあるが、どのような事をするのか。

大石.5.5組に1組が不妊治療を考えているとの事。支援をしていくことが大切であり、先端医療部分は保険対象外。治療内容の実態調査を行い、課題の整理を進めたいと考えている。

山田.保険適用になり、結婚がMUSTだったが、所得制限や結婚制限が撤廃された。死産・流産のリスクもあるので、ブリフケアの考え方も持っていただきたい。

(8)保育士の処遇改善について

山田.保育園・幼稚園は多忙を極めており処遇改善の9000円が国の制度で行われている。県独自の処遇改善を行うのか。

大石.配置基準が現場の実態より少なく設定されており、課題があると認識している。配置基準の見直しを要望し、施設管理職員のセミナーを行い、人材確保について、市町と協議しながら検討をしていきたい。

山田.県で独自で行うと年間14億円かかる。現場の方の声を聴き、総合的に必要な対策を行ってほしい。

2.長崎県内の均衡ある発展について

(1)西九州新幹線について

山田.沿線の機運は高まっているが、それ以外は盛り上がりが不足していると感じる。県全体の盛り上がりが必要だと考えるが、どのような対策をするか。

地域振興部長.9月23日開業となるが、県内全体での機運作りが大事。見学会の開催、100日前イベント、試乗会を開催し、機運を高めて参りたい。県内全域で体制整備が進められている。佐世保線を走る車両のラッピング、駅のにぎわい創出イベント、機運醸成を図る。

山田.新幹線開業を契機に、隣接する地域に二次交通対策、仕掛け作りが大切だと考えている。沿線以外の対策は。

地域振興部長.実証事業としてフリー切符を販売。R4年度は松浦鉄道を活用した可能性を協議したい。西九州地域を周遊するために、佐世保~温泉駅間を造成していきたい。

山田.新幹線がある事で良い事があるようにお願いをしていきたい。

(2)一般県道佐世保世知原線(板山工区)の進捗について

山田.幅員が狭く急カーブがあり、積雪時には日常に影響をきたしている。県は昨年末、貫通式の案内には大変喜んだ。

貫通式が中止となり残念だが、地元の期待は大きい。進捗状況と見通しは。

土木部長.H26から事業を進め、2月に貫通。内壁を仕上げる工事を行い、アクセス部の橋梁工事を進めR5年度の完成を進める。

山田.ぜひ早く安全に実現するようにしてほしい。優先度の高い方から実現するという経緯があり、次は無患子峠の工事の見通しは。

土木部長.無患子峠は拡幅工事を行っている。現状の交通量が少なく費用対効果に課題がある。板山トンネルの状況を調査していきたい。

山田.是非完成に向けて協議をして頂きたい。

3.新型コロナウイルス感染症対策について

(1)子どもたち(12歳未満)へのワクチン接種について

山田.本年1月21日に特例承認され、2月下旬からワクチン配布。接種が始まっている。

市町によって状況が異なると考えられるが、接種体制はどうなっているのか。円滑に行うための取り組みは。

福祉保健部長.3月5日~順次解されている。個別接種と集団接種、併用のパターンがある。早期配送を要請し、基礎疾患の方への前倒し発想をお願いしている。

山田.臨時接種に位置付けているが、発症予防効果が不十分であり、努力義務の適用を見送っている。正しい情報を見極めて判断しなければいけない。行政が発信する情報は、判断材料となる情報をどのように発信するのか。

福祉保健部長.ワクチンへの理解を深める事が大事。重症化リスクの高い方への情報発信、より正確に理解した上で進めて頂けるよう、動画をSNSなどで発信してまいりたい。

山田.基礎疾患のない子供に対して、知事の医師としての考えは。

大石.重症例が発生しているので、リスクの高い人に当たっては、予めかかりつけ医と相談し積極的に受けてもらいたい。

それ以外については、より正確な情報に基づき判断をしてもらいたい。接種相談センターを設置し、不安解消に努めていきたい。

差別があってはならないので、理解を深めて頂けるように周知をして頂きたい。

4.県民のいのちを守る取り組みについて

(1)健康長寿延伸に向けた取り組みについて

山田.R1年度の調査では、H28と比較して全国順位が男女ともに低下。大分県は大きく上昇したが、どういった差があるか。

福祉保健部長.男性の喫煙率、野菜摂取量、検診受診率に大きな差があった。本県は10%喫煙が高い。延伸した要因は喫煙率の低下。

(2)タバコ対策について

山田.喫煙が健康に与える影響は良く知られているが、どういった対策を行うのか。

福祉保健部長.発がん性の有害性を有しているため、本県では循環器系疾患でワースト3位になっている。母子への影響も明らかになっており、コロナの重症化リスクも高い。禁煙医療機関の周知を取り組んできたが、今後はプログラムを実施し、たばこ対策を強化する。

山田.禁煙率が長崎は伸びた。広く取り組んで頂くため、知事の考えは。

大石.周りにも悪影響を与えるため、対策は重要。県が率先して取り組むことは大事であるため、他県の状況を確認し職員の健康を守る取り組みを参考にしたい。

山田.移行期間を設け外来を受診してサポートする仕組みもある。復活して頂きながら、県職員の健康と模範づくりをして欲しい。

(3)南海トラフ地震等による県内での被害想定について

山田.大分、宮崎で震度5を観測する地震があった。県内での被害想定、対応は。

危機管理監.死者数は5人程度と分類されている。津波まで2時間と想定されているため、住民の避難対策が重要と考えている。

防災関係機関と連携して応急対策が必要と考えている。宮崎県などに迅速な応援が出来るように連携体制構築に努めていく。

山田.地震以外の対策は。

危機管理監.島原半島、県央地域で震度6が想定されており、防災対策が必要と考えている。予防対策として警報発令時の避難、消防団の強化などハード、ソフト両方から進める。初動体制、情報収集、広域応援を行う。復旧段階として、再建支援、対処を計画している。

山田.5~10分に7mの津波が想定されている。県も連携しながら取り組んでほしい。

5.子どもを守る取り組みについて

(1)子どもの権利擁護について

山田.全ての子供の意見を聞く仕組みが必要だと考えるが、表明出来る機会の確保は。

子ども政策局長.子供の手紙ノートや意見箱を利用している。今後、子供の声を聴く仕組みの構築をしたい。

山田.適切な支援がなければ機能しない場合がある。意見表明があった場合は支援をするという仕組みだが、子供の意見を届ける仕組みに加えて、第三者機関の設置の考えは。

子ども政策企画町.具体的な仕組みは支援員の要請を務めて参りたい。

山田.目標は。

子ども政策局長.(聞きそびれ)

山田.全ての子供の意見を聴ける仕組みづくりをしてほしい。普段から子供と関わっている方もいるので、活用してほしい。

(2)ヤングケアラーについて

山田.調査結果にも乗せたが、その結果は。

子ども政策局長.家族の代わりに世話をしている、看病をしているだった。外部機関への相談が不要という事を聞き取った時、学校生活への影響はないとの事だった。関係機関に共有している。

山田.毎年度行ってほしい。埼玉県では冊子を配布している。

(3)生理の貧困について

山田.経済的理由で頼みずらい場合もあると危惧している。本県においても質問をしてきた。民間で寄付を受けたいとの答弁だったがその後は。

子ども政策企画長.13万個の寄付を頂いた。市町を通じて小中学校に配布をしている。

山田.今後の予定は。

教育長.生徒の有無に関わらず、複数のトイレに置いた学校が多いとの事だった。全ての学校に予算を計上し、安心して生活を送れるようにしていきたい。

山田.全ての公立学校に配置との事だったが、そこにある背景も考え、公共施設においても当たり前にあるものとして、置いて欲しい。経済的な負担があるので、多くの苦しんでいる女性・子供の支援のために広がる事を期待している。

申し訳ないが、次に残った質問をさせて頂きたい。全ての県職員に感謝を申し上げたい。

~時間切れ~

6.女性を守る取り組みについて

(1)県の男女共同参画推進センター「きらりあ」でのSNS相談の導入について

(2)更年期と仕事の両立支援について

7.誰もが安心して暮らせる長崎県づくりについて

(1)LGBTQの社会的周知と生きづらさ解消に向けた取り組みについて

(2)パートナーシップとファミリーシップ制度導入について

8.選挙への県民の参加促進について

(1)県知事選挙における投票率について

(2)投票所におけるLGBTQへの配慮について

 

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