【2021.11/五島市市議会メモ】決算委員会最終日

五島市の市議会(委員会)では、議事録が公開されておらず、委員会の中身はブラックボックスです。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではなく、個人的なメモです。

発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もありますので、ご注意ください。

日時:2021/11/29 10:00~
欠席議員:椿山議員(以下、敬称略)

●は市長答弁を求める事項

【総務企画課からの指摘・要望事項】

〇災害時の情報伝達手段確保について努力してほしい。

〇ハザードマップは市民に有効活用されるように周知方法を検討してほしい。
〇ジオパーク活動が市民へ浸透するように、啓発活動を図ってほしい。
〇自主制作番組をはじめ、時代の絵変化にあった情報発信の在り方を検討してほしい。
〇マイナンバーカードの普及率向上のため、制度と利便性について市民に周知啓発を図ってほしい。
〇税の納付手段の多様化について検討してほしい。
●市内全体の合併浄化槽普及のため、事業所への補助制度拡充を検討してほしい。

A. 補助制度の拡充は、昨年度から事業所も補助対象にしている。50人が上限だが、事業用は大型で高額であるため、現在のままでは普及が進まない状況。水質汚濁防止のためには浄化槽の普及が大事なので、今後検討していきたい。

〇海岸漂着物対策は、多くの市民が参加できる実施方法を検討してほしい。

【教育福祉文科会】

〇就労可能な生活保護受給者に対する就労支援体制の強化に努めてほしい。
〇シルバー人材センターの会員確保及び市内各地区での拠点整備に努めてほしい。
●健康増進につながる検診等の受診率向上に努めてほしい。

A. 医療機関と協力し、整備を進め、向上に努めてきたが、子宮頸がん以外は受診率が低下した。理由はコロナ感染対策によるもの。がん検診の早期発見を逃すと生命の危険に直結する。高血圧や糖尿病の懸念されるので、戸別訪問や広報の周知により、受診率向上に努めていきたい。

〇しま留学及び離党留学のさらなる推進と受け入れ態勢の強化に努めてほしい。
〇いじめ、不登校の対策強化に努めてほしい。
●笠松宏有記念館の運営見直しを検討してほしい。

教育長. H22に開館した記念館は芸術家が長期滞在して交流人口を拡大し、地域を活性化するという構想に位置付けられている。芸術村の実現・交流人口の拡大・地域活性化には至らず、構想実現は困難な状況。令和2年度は入館者も少なく費用対効果の面で厳しい状況にある。絵画作品の契約解除に向けて協議を進めてきたが、合意が難しく、進展する見込みがない状況。絵画作品の貸借契約において、絵画は記念館に設置することが求められている。契約期間が満了する令和10年度までは現状の運営を続けざるを得ない。今後はイベント開催により、入館者増につなげ、経費削減を進めていきたい。

【産業経済分科会】

●観光入込客数について、コロナ感染防止対策を講じた上での復活に取り組んでほしい。

A. 令和2年度の入込客数はR1年が51%減少して11万人。R3は8.3%の減少だが、長崎県のふるさとの旅事業により、幾分観光客が戻っている状況。感染防止対策としてワクチン検査パッケージを導入しようとしている。県は認証制度を展開し、ガイドラインの順守による感染対策を推進してきた。五島市も国境離島の支援策を有効に活用し、魅力ある体験プログラムによる復活を目指していく。

〇観光ガイドのさらなる育成、拡充に努めてほしい。
→46名のガイド登録、高齢化によるガイド不足が最大の課題。新規ガイドの発掘や育成に努めていく。
〇さらなるスポーツ合宿の誘致に努め、スポーツ交流人口の拡大を図られたい。
〇五島食肉センターの運営については、引き続き経営改善を強く推進してほしい。
→毎年度指定管理料が縮減されるよう、達成率が低い豚の部分肉処理の強化を進める。

〇市営受託使用料は、引き続き過年度未納分の徴収対策及び債権処理を進めてほしい。
→電話の督促を行い、徴収不能な債権は処理を進めていく。市の債権の処理は統一的な規定が令和3年4月から開始となっているため、不能欠損処分をする。

〇危険空き家の対策強化に努めてほしい。
→会計年度任用職員を登用し、空き家の対策強化を図り、危険空き家の早期解消に向けた対策を徹底していくことになった。
移住促進の担当課と情報共有を図り、A・Bランクの利活用を図っていく。

〇自然公園、公立公園については、観光に資するように関係各課と連携し環境整備に努めてほしい。
〇農業者年金への加入促進に努めてほしい。

令和2年度一般会計に関する総括質疑

なし

反対討論

江川.一般会計の討論。移動制限の長期化により農林水産・観光に大きな打撃となった。民家も停電や断水も発生し、市民の生活にも大きな影響が出た。国・県の施策に加えて、市独自の対応は評価できる。交通空白期間の乗合タクシーの努力は評価している。経済的に弱い立場の人たちに対する独自の支援を求めてきたが、施策が実現できていないと感じる。そのため、不認定とする。

賛成討論

なし

起立採決:起立多数→採決

市長の挨拶

慎重に審査いただき、心から熱く御礼を申し上げる。指摘事項は十分に尊重していきたい。

議員の皆様には健康にご留意いただき、市政運営に対してさらなる尽力をいただきたい。