本日は広報特別委員会に参加してきました。
定例会で11名の議員が質問した内容と、理事者の回答をまとめたものになります。
発刊する前に、「広報特別委員会」にて内容を確認し、修正すべき点や懸念点を協議しています。
その中で、議会広報紙とは直接関係ありませんが、7月に実施される高校生議会が話題に上がりました。
高校生議会とは?
五島市では2年に1度、地元の高校生が「議員の立場になって」五島市に対して様々な提案を行います。
若い世代だからこその意見や提案も多く、過去には「お見合い大作戦」が実施された経緯もあります。
ただしこの高校生議会、残念なのは「現職議員」との接点がないことです。
コロナの関係もあり、傍聴席は制限されるとの事ですが、保護者以外は入場が出来ません。
ケーブルテレビでは放送されるとの事ですが、そもそも契約していない世帯もあります。(私の家はテレビすらない)
若い世代の議員として、私は「高校生議会の内容を見たい」という思いがあります。
総務課の窓口で、
インターネット中継はしないのですか?
との質問に対しては、「個人情報の件もあるので、しません」という回答でした。
そうした中、
本日の広報特別委員会でも、「議員との接点が皆無なのはおかしいのでは?」との意見が多く上がり、
次回の議会運営員会で取り上げることになりました。
地方議員と高校生
五島市議会のメンバーは、平均年齢が61歳になっていますので、どうしても意見が偏りがちです。
そもそも、議員の仕事の疑似体験として「形式的な一般質問」をさせること自体、
スマホ世代の高校生に対して、政治への諦めを生むのではないかと思います。
リモートワークが当たり前の時代であるにも関わらず、議場で
議長!〇〇番!
という超アナログなしきたりを踏襲させるのは、茶番のようにも感じられます。
結果的に、議会への参加という体験を通じて高校生は、
政治って、全くデジタル化全然していないんだなー。。。
という一種の諦め・もやもやを抱くのではないでしょうか。
ちなみに7月15日の長崎新聞では、本会議のリモート化に向けて、全国都道府県議長会で申し出があったそうです。
対話の場を増やしたい
高校生議会を通じて、若い世代の声を聴くこと自体、とても大切な事だと感じます。
その一方、「形式的な議会への参加」で済ませるのではなく、高校生と議員とで、
もっとリアルな交流・対話を行いたい
という気持ちがあります。
そういう場づくりも含めて、若い世代の声を反映できるような仕組みづくりをしていきたいと思います。