【2022.3/五島市市議会メモ】江川議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

江川.プーチン大統領の核兵器の威嚇、研究施設の攻撃という行為は、人類の生存を脅かす行為。

紛争の平和解決を謡った国連憲章を踏みにじる挑戦。民間施設も攻撃され罪のない市民が犠牲になっている。

難民となっている姿に胸が張り裂ける思い。一日も早くウクライナに平和が戻るように願っている。

ロシアのウクライナ侵略に抗議する声を提出した。

子育て支援の充実について

子供の医療費助成を高校卒業まで拡充できないか

江川.基本政策は4つで事業説明があったが、子育て支援の充実について、少しずつ拡充され質問はないかと市長は思っていたかもしれないが、新しい知事は子育て支援に力を入れると述べている。全額助成にはなっていないので、子供医療費の無料化を実現してほしい。

それは先ほど、新しい知事が生まれて子育て真っ最中。五島市の願い、要望をぜひ県知事に届け、子育て先進県として訴えてほしい。

市長.助成制度は今年度から18歳の日以降に拡大して実施している。質問はもうないかと思っていた。小中高生は市の単独事業で行っている。自己負担をなくしてほしいとの事だが、単独事業の実施する予定はなく、国と県の動向を注視したい。

江川.時間外の一部負担金は自己負担になっている。これは出来ないか。現物給付の償還払いも現物給付に向けて検討をしてもらいたい。

市長.3歳児未満時の時間外の診療については、自己負担額なしを入れているのは五島市と壱岐市だけなので、他よりは手厚くやっている。これ以上は拡大を考えていない。現物給付は一貫して要請を頂いているが、国として医療費の適正化を図る中で、医療費が拡大してしまう、厚労省からの支援に制限がかかる仕組みになっている。国保を含め医療制度を守るという意味でも、運営者として努めなければならない。困難である。

江川.市の単独事業として出来ない、現物給付にすると医療費が増えるという事で出来ないと言う事だが、人口減対策として若い世代に移住して頂く政策を進めているが、ほかの地域がやっていないことを実施することで、一歩進んでもらう理由になると思うがどうか。

市長.そういう効果があるとは思っているが、医療福祉は生まれ育った市町村の違いによって差があるのは好ましくないことだと思っている。江川議員からの要望は国に全国一律でやってもらいたいと思っている。新しい知事が公約の中に掲げている中では、一歩前進だと思っている。見直しの内容を見させていただき市としての対応を検討したい。

江川.県、国に働きかけて頂きたい。

就学前の子供に係る国保税均等割の全額助成を

江川.4月~国が実施するが均等割り課税が減額となった。均等割りは市の負担で残りの2分の1を軽減する考えはないのか。

国からの現物給付と同じようにペナルティはあるのか。

市長.これもぜひ、国の制度として全額、要望していきたい。全国共通の制度として実現して頂きたい。

福祉保健部長.この制度を導入するとペナルティは確認していないが、医療費を無償化することにより困難を招く部分がある。

江川.情報収集しながら繰り返し取り上げたい。

生理の貧困対策について

家庭や社会の理解不足を解消するための教育を

江川.生理の貧困をHPで見ると、経済的な理由で用品を買えない女性と、記されている。実際には経済的な問題だけでなく、個人ごとに状況は異なり、健康の問題もある。学校でも整えてほしいが、教育の授業でするというのも必要だと思う。現在五島市の学校ではどのような教育がされているか。

教育長.生理の学習は議員ご指摘の通り、女子だけという流れがあったが、最近では小学校から男女一緒に学ぶような仕組みになっている。それぞれに痛みや状況が違うので、教育を進めている。性については養護教諭から生理が原因で学ぶことが困難にならないような雰囲気を作っていきたい。

江川.学校でもそういう取り組みをされているとの事だが、若者の性白書では、調査報告書によると、「排卵は月経中に起こるかわからない」男性がいるとされ、相手の立場を理解できるようにすることはジェンダー平等の観点からも必要だと思うがどうか。

教育長.男女それぞれ整理によっての体の変化についてお互いに理解し合ってジェンダー平等を実現することは、職場でも重要だろうと認識している。

江川.フランインターナショナルが昨年調査を行い、整理についてオープンに話が出来るのは日本は下から2番目。生理用品の購入をためらう回答も36%もある現状。家族に相談できなかった、恥ずかしくてスーパーで買えなかった人も存在したという調査結果が出ている。

学校の施設、避難所への生理用品の設置は、保健室に貰いに行くようになっているという答弁だった。6月の質問以降、状況がどんどん変わってきており、設置するケースが増えているが現在の取組と今後の予定は。

教育委員会教育課長.6月調査以降、生理用品を保健室に貰いに行くことは変わっていない。保健室に備蓄する狙いは養護教員とのコミュニケーションを通して、生活を知るうえで最も有効な手段だと考えている。トイレに置いた場合衛生面を考慮する必要があるので、学校と相談していきたい。

江川.前回と変わらない答弁だが、長崎県は今年1月の調査では学校のトイレに設置しているのは1校もない。

保健室に相談にいけない生徒もいる。自分自身、生理用品を持っていないことを知られたくない生徒もいると思う。配置を考えて頂きたい。

教育長.子供たちにとって恥ずかしさはあると思う。私も昔の者なのでそういう話はしたくないという気持ちもあったが、子供たちの状況を考えると無関心ではいられない。私たちとしては養護教諭を通じて検討をしていくと答弁をした。学校から困っている状況があるとは捉えていない。近日中に生理用品を配布することになったので、準備を進めている。福江中学校で2~3週間に1回、半年に1回借りに来る子供たちがいるので、おそらく先生たちに言うよりも友達同士のやり取りでカバーしていると考えている。子供たちの実態を再度詳しく調べて対応をしていきたい。

江川.困っている状況があると捉えていないとあるが、そんなに多くあるという訳ではない。そういう子供立ちが気にしないで使える状況にある事が大事。いつ生理が始まるかわからない状態の中で、トイレに行って初めてわかる事もある。全国で、世界中で進められているので五島市でも前向きに検討をしてほしい。生理用品を配置するようにとあるが、短期間ではなく半年スパンでまず状況を把握して頂きたい。生理用品の配置に従事するのは大変だと思うが、少しでも必要だというのがあれば、ボランティアも出てくると思う。教育の一環だと思うがどうか。

教育長.おそらく生理用品をトイレに置くようになると、掃除の時間に回収すると考えている。子供たちのボランティア活動は大事だと思うので、もし子供たちが困っている状況があるならば、学校と相談しながら進めたい。

江川.神奈川県の大和市24万人で取り組み、1年間に37万円の予算があれば出来るとの事だった。五島市の場合5万3千円で出来る状況。高齢化率も高いのでそれほど必要ないと思うが、公的施設に生理用品を配置しているところが増えている。

地域女性活躍推進事業で取り組んでいるところがほとんど。色々な相談窓口を設置しながら、お知らせをしながら実施している。ぜひ検討をお願いします。2月23日にWEB講演会を視聴し、大村長崎市の取組み、薬学部の取組紹介があった。五島市でもそういう報告はなかったが、取り組みをしているか。あれば実績を。

市民生活部長.県内でも交付金を活用し生理用品の配布をしているところもある。五島市でも紹介を行っているが、配布の実績はない。

江川.広報はどうなっているのか、相談を受け付けていますとかされているか。

市民生活部長.そもそもコミュニティ事業が女性の孤立を防ぐ目的であり、貧困から仕事の問題を受けている。その中の一環として生理の貧困もあると思い、対応をしている。

江川.男女共同参画社会の中では、女性の生理用品を購入することが出来ない実態が分かって広がっている。ぜひ五島市でも意識改革をしてほしい。

せめて学校では調査をして配置するとの答弁なので、状況の検証をして頂きたい。避難所の備蓄は始まっているのか?

総務企画部長.避難所の整備は備蓄品として生理用品として本部の方で確保するやり方で、ある程度確保はしている。

江川.学校に配置する場合、避難所の備蓄品を一定の年月が過ぎると交換しなければいけないので、それを学校に配置することもある。費用もそれほど掛からずに実現が出来ると思う。地域子供の未来応援交付金でも緊急支援事業として委託する場合は補助をするという記載もある。五島市では活用しているのか。

福祉保健部長.その制度は生理用品の購入には当てていない。

江川.いろいろな状況を調査して、敏感に活用できるものは活用してほしい。都市部で起きていることは必ず五島市でも起きていると思っているので対応をしてもらいたい。

学校、公共施設への生理用品設置を

 

気候危機打開について

五島市気候エネルギー行動計画の見直しについて

江川.2030年の計画を、市民団体からの提案を頂いたので、目標の見直しを表明された。このことは評価したいが、そのためには市民の協力が不可欠であるが、どのように市民を巻き込むのか。

産業振興部長.市内の関係団体に2回出席していただき意見交換会を実施した。まずは省エネ対策の重要性を情報発信し、町内会などで学習会を実施し、協力いただきながら広報啓発に取り組んでいきたい。新型コロナの感染拡大により延期しているので、進めていきたい。

3月29日にフォーラムを開催し、市民や企業が取り組むための機運醸成を図っていきたい。

江川.これからは情報発信を積極的にし、協力のお願いをするとの事だが、具体的には市民に何を提案しようとしているのか。

産業振興部長.フォーラムは4月~地球が温暖化するとどうなるのか、定期的に発信をしていきたい。5月以降、町内会や事業所で学習会、発表会を実施したい。

江川.広報ごとうにも掲載するとの事だが、具体的にはどういう事に取り組んでほしいと考え、50%以上が達成できると考えているのか。

産業振興部長.市民に協力を頂きたい取り組みは、4Rはこれまで通り推進をしながら、ゼロカーボンアクション30を加え、省エネ、家電の購入、再エネ選択、食品選択など、取り組んでいただけるように周知をしていきたい。

江川.若い世代の人たちが家電の買い替えの時に、省エネ家電に買い替えようというのもあるが、私くらいの年代になると、購入するにもお金が必要。年金は少しずつ下がっている。生活必需品が大幅な値上げになっている。市民の高齢者の生活自体に合わないことを提案していると思うがいかがか。

市長.市民全体を巻き込まなければいけないと思うが、日本人が一番苦手とする行動だと思う。食事、運動など自分の健康に関わる事だと思っているが、痛みがないと取り組んで頂けないと思っている。人類の生活習慣病みたいなものであり、気候変動が起きている。いざ、自分が取り組むとなると、個々の取組が中々取り組んで頂けないと感じている。何をしなければいけないかは、今のものを長く使う事も温暖化対策だと思っている。

具体的な取り組みは市民に分かりやすくお願いしたいので、機会を見てわかりやすい冊子を作ってお知らせをする形を考えていきたい。

江川.食材を買い込んで作る予定で使わないで処分することを、私もよくやっている。そこから改善していきたいと思っているが、身近なことを協力のお願いをすることから始めてほしい。

ツバキを活用した地域振興について

江川.今後も植林をするとの事だが、新たな取り組みを考えているか。

産業振興部長.第二期総合戦略において、椿油の増産を掲げている。ツバキ植栽事業を推進する内容となっている。低木の指導、環境整備、省力化も効果であり、女性生産者の協力のためにも推進をしていき、関連商品の販路拡大、業者の増加に繋がるように支援、PRに努めていきたい。

江川.12月議会でも、買取がしてもらえない、困っていると紹介した。これから続けるにあたり、かたしの採取量が増えていくと思う。増えれば増えるほど買取が出来ない状況が出てくると思うが、どこまで増産を進めるのか。

産業振興部長.ツバキの実が多い年、少ない年があり、コロナの関係で出荷が滞ったこともあり、買取が止まってしまったが、今後は解消されると思っている。ツバキの植栽は耕作放棄地の解消、女性の収穫を増やし収入を増やしたいので、計画通り進めさせていただきたい。

江川.最終目標で区切りをつけないと、また耕作放棄地になってくると思う。一度、どこまで植栽を継続するのか、実の付きが良い苗木の選定もすべきだと考えるがどうか。

産業振興部長.新上五島町の苗木を利用している。苗木生産者も優良な挿し木を使っているので特に要望をしていきたい。

江川.ツバキの振興では、国際ツバキ園がある。1本1本色や形、大きさも違う。1か所でいろいろなツバキを見ることの出来るツバキ園を作る考えはないか。

産業振興部長.既にツバキ園が整備されているので、今のところは新しい整備は考えていない。五島市内にも観光スポットがあるので、散策を楽しめる。

江川.富裕層を呼び込んでホテルが出来るが、遠くに出かけなくても楽しめる場所を作っても良いと思うが、観光の観点からどのように考えるか。

地域振興部長.富裕層に限らず、中止となった椿祭りを2月に開催している。メニューは森林公園、植栽イベント、ツバキツアーがあり来島者も多く冬場の観光招致に繋がっている。

江川.ホテルの近場で散策できる場所を作っていただきたいと思っている。

 

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