【2021.3/五島市市議会メモ】丸田議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

記載分は、2021年3月16日の内容です。

https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#01

※記載内容は正式な議事録ではありません

※発話の全てを反映しておらず、不十分な箇所もありますので、ご容赦ください

冒頭

今般の改選選挙で初登壇し、戦いの場に押し上げてくれた有権者に感謝。

落選後の4年の浪人期間を体験させてくれた方々に感謝。

元気でクールでパワフルな市議として、与党でもない野党でもない声を届けていきたい。

五島市の入札制度について

建設工事及び物品調達等の指名競争入札方法の現状と課題は

Q. 公共工事発注から調達まで一大市場を形成している。原資は税金であり、職員のポケットマネーではないため、透明性が欠かせない。五島市では忖度に基づく執行が行われているのではないか。波佐見町の官製談合事件では、関係者は有罪判決を受けている。政治、議会がしっかりするしかない。故に、議員は監視役として目を光らせなければいけない。玉之浦の10円譲渡問題も議会で承認されたが、市民に疑惑の念を抱かれない事が大切。

市の議会と関係に大変残念に思う。競争入札の検証や研究は行っているとの事だが、市政発展のすべては市長の姿勢に掛かっている。市議会議員倫理条例に基づき、私利私欲に動くのではなく、人としての倫理基準に基づくべきと考える。今後の執行でも一部の個人や団体が恩恵を受けるのではなく、市民全体の利益に繋がるように注意を払う事が大切。市長の考えは。

市長.建設工事~物品入札の現状について、予定価格が130万円を超え、3000千万円未満の場合、登録されたものの中から、設計額の格付けに応じて業者の選定・指名をしている。物品は1件80万円を超える場合、参加資格者名簿に記載のうち、希望取り扱い品目に応じて業者を指名している。災害復旧工事の時期が重なる場合、入札を辞退する場合が多くなり、不調になる傾向がある。医療機器など、種類によっては取扱業者が少なく、影響を及ぼす場合がある。最小の経費で最大の効果を得て、地域経済へ貢献する事も求められる。地元業者への優先・拡大を念頭に置き、関係法令を遵守しながら努めていきたい。

Q. 全く指摘されることはないとの答弁だったが、議員必携によると、質問であるから質問に徹すべき。要望やお礼は厳に徹するべきとあるため、お礼等は言わない予定。

以前は落札価格を公表していたが、今は公表しているか?

総務企画部長. 現在は会場で公表していない。

Q. いつから、なぜ公表していないのか?

総務企画部長.H30年7月からしなくなった。入札が終わった後に誤りがない事を確認するため、誤りがあった場合は失格となる。その前に、予定価格が公表されるので、価格は公表していない。

Q. 疑惑の念が抱かれているので、周知徹底をしていただきたい。

総務企画部長.入札会場でしっかり伝え、その前に紙面通知などでも入れて実施していきたい。

Q. 物品調達の指名入札の結果公表について、公表は行政指導室でしか知る方法はないと思うが、他の手段はあるか?

総務企画部長.行政資料室のみ。

Q. HPで調べても何も出てこない。行政資料室の意味や役割を告知してほしい。落札結果は翌日、審査が終わってからHPで公開されている。物品の落札結果をネットで公開すべきだと思うが、公開しない理由はあるか?

総務企画部長.建設工事の入札は公表の規定があり、義務付けされているためHPで公表している。物品は行政資料室で公開しており、HPでは行っていない。

Q. 件数が少ないから公開する必要はないとの回答だったが、ネットでもアップするようにしてほしい。

総務企画部長.公表を検討していきたい。

Q. 指名競争入札の業者選定について、今現在はどのようにしているか。

総務企画部長.原則、登録がある業者を全て対象としている。

Q. R2年4月執行の軽自動車の入札だが、指名業者数にバラツキがある。なぜばらつきがあるのか?

総務企画部長.物品の調達は全社指名しているが、離島地区など納入先の地域性を考慮したり、無断欠席、連続辞退の場合は見送りの措置を取っている。

Q. 今の答弁が正しかったかどうか、後ほど検証してほしい。申請書提出について、資格要件について、法令に遵守しておこなれているか?

総務企画部長.そのようにしている。

Q. 公文書不開示通知書によると、個人情報に係る部分を省略し、公文書の名称を教えてほしい。

総務企画部長.文書はないという事で通知をさせて頂いている。

Q. 不開示文書の公文書の名称と中身を教えてほしい。

総務企画部長.物品競争入札参加資格業者である有限会社○○ 登録の消防防災に街頭出来る事を証明できる公的文書 という事である。

Q. 業者が希望する取扱品目を信用して選定をしているという事か?

総務企画部長.その通りである。

Q. 「履歴事項全部証明書」は添付が義務付けられているが、法務局でしか発行していない。法人は分かるが個人も必須となっている。個人は発行していないと思うが、提出の確認をしているのか?

総務企画部長.「履歴事項全部証明書」は法人のみであるため、個人の確認はしていない。

Q. 訂正をすぐにしてほしい。そもそも法人から書類を提出させるのは何のために?

総務企画部長.申請時に法人として登記されているか、年月日、会社の規模や役員などの確認をしている。

Q. 法令順守に基づきとの事だが、「履歴事項全部証明書」には目的が書かれており、民法では、「定款で定められた目的の範囲内で義務を負う」とあるが、これの解釈は。

総務企画部長.仰ったとおりの解釈である。

Q. 能力を有しないモノは参加できないとされている。目的に記載されていない事業についてはどう考えているか?

総務企画部長.定款の事業目的に不記載の事業は行えない事になっているが、罰則はない。定款以外の目的についても、会社の役割を広くとらえる傾向があり、「目的達成に有用な行為」として拡大解釈される事もあるという認識。

Q. 会社の目的については気にしないという事か?

総務企画部長.気にしないという事ではないが、参加者名簿には法人・個人がいる。個人はチェックが出来ないため、身分証明書を見ている。それと同じような目的で見ている。

Q. 資金を借り入れる時は、銀行から会社謄本を請求される。ない場合は、目的に書き加えるように言われる。そのため、民法34条を紹介した。法人は目的の範囲内で権利を有するとされるが、五島市の対応は「義務は負わない」と言っているのと同じではないか?

総務企画部長.我々としては問わないと言っているだけで、いいとは言っていない。

Q. 選定方法は、システムに問題が多すぎると思うので、改善していただきたい。例え話として、作業着専門の業者が自動車の取扱品目を選択して登録した場合、指名業者に選定されるという事ではないか?

総務企画部長.法令で許可が必要である場合は必要だが、今の例で言えば問題ない。本来自動車を売っていない業の方が参加してくれば、価格競争の問題があるため、入札できるか問題がある。

Q. 議会が終わってから解決に向けて動いていきたい。

消防団の活動服について、利害関係が国会で問題になっているが、五島市の場合の利害関係者とは。

総務企画部長.入札における利害関係は親会社子会社の場合や、系列会社について、制限をしている。

Q. 市消防本部発注の入札について、8社があったが、モラルとしてそういう業者が入っていたか?

総務企画部長.消防団入札の件で何をもって利害関係者としているかは定かではないが、系列会社との関係が必要な業者は入っていなかった。

Q. 消防団長の辞令はどのように交付されたのか?

総務企画部長.交付は市長がしている。

消防庁.消防団の団員の推薦を受けて、その中で選ばれた方を市長が任命している。

Q. 市消防本部が発注し、市長が辞令を交付している。消防団と本部はずぶずぶの関係だと思うがどうか?

総務企画部長.消防団長を含む身分は市の非常勤特別職になり、公務員法の適用は受けないため、制度上問題はない。

Q. モラルも含めてどうか?

総務企画部長.モラルについてはそれぞれの考えがあると思っている。

Q. 五島市では市議会議員条例があり、市民に疑惑の念を生じさせないようにするため、落札を辞退しなければならない、とある。市民に疑惑の念を抱かせないようにすべきだと思う。消防団員の落札業者は関係する企業だが、おかしいと思わない市民は一人もいない。ここをどう思うか?

総務企画部長.それについては答弁は控えたい。

Q. 五島市当初予算では、消防団事業があり予算が計上されている。指名される業者さんに資料は配布しているのか?

総務企画部長.予算説明資料については、職員と議員に配布しているのみ。

Q. 全ての業者にインターネットで公開して良いのか?

総務企画部長.提出議案を審議するためにお配りしているので、その後の公表は差し支えない。

Q. 事前に知る事ができると理解したが、素晴らしい虎の巻だと感じた。指名業者の選定には厳粛な態度で臨まなければいけないと思う。市政の発展に寄与するために、市長の考えは。

市長.システムについては国・県の勉強しながら改めてチェックしたい。利害関係者やモラルについては、法令に基づかなければいけないため、モラルで排除した場合、訴えられた場合は負ける要素が大きい。法令に基づき透明性をもってやっていきたい。

Q. 議員の配偶者若しくは一親等の親族の役員の企業について、厳しい内容が書かれている。宣誓書を記入しなければ守らなくても良いとされている。入札制度の検証や研究は行っているとあったが、改善されていない。ぜひ、すぐ行動、結果に結び付けてほしい。

車の入札をした場合、車検などの資料を見つけられなかった。公用車を購入した業者に納入しなければいけない決まりがあるか?

総務企画部長.金額が小さいので指名競争にはならず随意契約の範囲で行う。公表まではしていない。

Q. H29年6月の回答では「決まりはない」という回答だった。地元企業が豊かに、均等にという事なので、整備点検の件数を調べた。受注の数が少ない事業者もいるため、モラルが大事。奈留の車が福江の業者が収めたから整備点検の費用も出せという話があったが、奈留支所長は知っていたか。

奈留支所長.存じ上げませんでした。

Q. 税金を公平公正に使ってほしい。入札資格について、是正を求め、利害関係・モラルを含めて指摘される兼ねない場合は、指名から外してほしい。市民の利益を最優先に考え、公正公平に行われるように、改善を希望する。どのように対応しようと考えているか。

市長.物品の入札システムを再点検させて頂きたい。法令に基づいて適正になされているかの点は、モラルを持ち出す事により、特定の事業主の権利が不当に剝奪されることは避けなければならないので、ご理解を頂きたい。

Q. 4年間、皆様方に育てて頂き、感謝している。ありがとうございました。

 

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