地方議会の裏側を暴露~4.超アナログな書類文化~

全ての事務書類をペーパーレス化したい中西です。

さて、本日は「議案を審議する難しさ」です。

議案審議とは?

議案とは、「議会が”YES”か”NO”かを出すべき案件」の総称です。

委員会に付託される議案は

  1. 上程(朗読)
  2. 説明
  3. 質疑
  4. 委員会付託(審査終了後)
  5. 委員会報告書提出
  6. 本会議に上程
  7. 委員長報告
  8. 委員長報告に対する質疑
  9. 討論
  10. 表決

となりますので、議員としては付託される議案を事前に勉強しておく必要があります。

ここで困るのは、「議案」と「付託先の委員会」が電子化されていない事です。

3月11日に議場配付する議事日程表に「事件名」と「付託先」が入っていますが、

今のところ紙のみでの配付

だそうです。

そのため、各委員会に付託される予定の議案を、自分でエクセルに打ち込み、議案の分類をしています。

【下記は正式決定前の議案】

議案番号付託先分類議案
7教育福祉条例改正福祉医療費の支給に関する条例の改正
8教育福祉条例改正児童福祉館条例の改正
9教育福祉条例改正特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する条例の改正
10教育福祉条例改正デイサービスセンター条例の改正
12教育福祉条例改正保険条例の改正
11教育福祉条例廃止富江老人福祉センター条例の廃止
32教育福祉予算令和2年度国民健康保険事業特別会計予算
33教育福祉予算令和2年度介護保険事業特別会計予算
34教育福祉予算令和2年度後期高齢者医療特別会計予算
37教育福祉予算令和3年度国民健康保険事業特別会計予算
38教育福祉予算令和3年度介護保険事業特別会計予算
39教育福祉予算令和3年度後期高齢者医療特別会計予算
40教育福祉予算令和3年度診療所事業特別会計予算
27産業経済指定管理鬼岳天文台及び鬼岳四季の里指定管理者
28産業経済指定管理ふるさと館の指定管理者
29産業経済指定管理多朗島地区公園の指定管理者
30産業経済指定管理遣唐使ふるさと館の指定管理者
15産業経済条例改正スポーツ広場条例の改正
18産業経済条例改正手数料条例の改正
19産業経済条例改正道路占有料徴収条例の改正
13産業経済条例制定頓泊休憩施設条例の制定
14産業経済条例制定高浜園地休憩施設の制定
16産業経済条例廃止狩立野外スポーツ広場条例の廃止
17産業経済条例廃止公設小売市場条例の廃止
41産業経済予算令和3年度大浜財産区特別会計予算
42産業経済予算令和3年度本山財産区特別会計予算
43産業経済予算令和3年度下水道事業特別会計予算
44産業経済予算令和3年度公設小売市場事業特別会計予算
45産業経済予算令和3年度港湾整備事業特別会計予算
46産業経済予算令和3年度交通線事業特別会計予算
21総務水道委員会計画変更辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更
22総務水道委員会計画変更辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更
23総務水道委員会計画変更辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更
24総務水道委員会計画変更辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更
25総務水道委員会計画変更辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更
26総務水道委員会計画変更辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更
5総務水道委員会条例改正五島市税条例の改正
6総務水道委員会条例改正火災予防条例の改正
20総務水道委員会条例改正水道事業給水条例の改正
35総務水道委員会予算令和2年度土地取得事業特別会計予算
47総務水道委員会予算令和3年度土地取得事業特別会計予算
48総務水道委員会予算令和3年度水道事業会計特別会計予算
2なし岐宿農研の経営状況
31予算委員会予算令和2年度一般会計補正予算
36予算委員会予算令和3年度五島市一般会計

こういう作業が省略できれば、議員さんはもっと本業に注力する時間を確保できます。

そしてこの議案自体も、紙媒体ではなく、オンラインの方が仕事がしやすいです。

実際の紙を参考に、両者の違いを比較してみます。

紙媒体の場合

議案を読むと、こんな感じで「修正案」が記載されています。

第5条ただし書中「指定管理者は、特に」を「市長が特に」に改め、「市長の承認を得て」を削り、同条を4条とする。

第6条に〇〇と加える

・・・

紙媒体で配布される議案の問題点は、

  • 改正後の「条文の全体感」が分からない
  • 「元となる条例」を自分で調べる必要がある(ペーパーワーク)
  • 修正の前後で「違い」が分かりづらい
  • 数字が多くて分かりづらい

という点です。

(一応紙媒体で「条例新旧対照表」はあります)

オンラインの場合

上記の問題点は、オンラインで行えばすぐに解決できます。

エンジニア出身の私としては、「修正後の条文の全体感」が非常に気になりますので、

ぜひともオンラインに移行していただきたいと感じています。