【2020.3/五島市市議会メモ】明石議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

記載分は、2020年3月10日の内容です。

https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#01

※内容は必ずしも全てを反映している訳ではなく、正確でない部分もありますので、ご容赦ください

新型コロナウイルスについて

五島市の感染予防対策と感染者が出た場合の対応について

Q. 予断を許さない状況の中、県内で発生すると五島市でも発生すると考えられる。感染予防対策と発生した場合の対応は。

市長.直接的な対応は五島保健所が行う。五島市は行動計画に準じ、医師会、病院、保育会、老人福祉会、保健所協議会と図りながら協議をしてきた。感染症予防の啓発を行い、手洗い・席エチケットの励行・自粛要請を行っている。マスクの配布も行っている。市内で感染者が発生した場合は、市役所は県からの連絡が入り次第、対策本部を立ち上げる。緊急宣言や利用制限、予算措置を講じ、感染拡大の対策を防止する。

Q. 疑わしい場合の対応は、海上タクシーで移動するとの回答であった。再度、島内に入った時はどうやって移動するのか?

市民生活部長.患者の移送は保健所が対応する。感染の疑いがある場合、奈留港から福江港まで海上タクシーで移送し、福江港から中央病院まで陸路輸送。重篤な場合は救急車、軽症の場合は保健所の方で移送する。

Q. 37.5度が4日続いたら、という形で聞いていたが、インフルエンザの時との違いは?

市民生活部長.発熱等の風邪の症状があった場合、まずは外出を控え、電話して相談をしてから受診をするようにお願いをしている。

Q. 二次感染を予防するに当たっての対策は?

市民生活部長.移送の従事者の防護服は、海上タクシーで運ぶ際には、患者と2m以上近づかず、飛沫感染を防止するマスク・ガウン・手袋を着用させる。空気感染はしないと言われているので、N95マスク、防護服・ゴーグルは今のところは考えていない。市では非常用の防護服を備蓄しているので、必要性によっては活用する。

Q. 感染症対策協議会があるとの答弁だったが、何かがあったときに協議会が動き対応した事は、早かったと思っている。発生した時の行動パターン・シミュレーションが出来ていると思っている。何かが起きた時は横の連携を素早く対応してほしい。長崎県では2か所あるが、五島で発生した時の連絡が遅くなるのでは?

市民生活部長.通常、離島から大村へ送付し、輸送期間で1日~2日掛かる。奈留島の場合は検体採取作業もあるので、加えて2、3日掛かる。

Q. 奈留島・福江島で感染した時の移動制限は?

市長.五島で発生した場合は、五島で対処と治療をする方針。

Q. 万全の策で集団感染を防ぐよう対応していただきたい。政府の会議では、イベントの自粛を求めている。感染症は温かくなっても消滅しない可能性が指摘されている。

国内で感染予防を出来ても、諸外国の感染が増える中、世界経済・日本経済の見通しがつかなくなる可能性がある。日々変わる状況を見ながら対応をして頂きたい。

今後のイベント実施の方針は

市長.五島市の取り組みに記載。不特定多数の参加者のイベントは中止。感染防止に留意している。国の動向にも気を遣いながら五島市としての対応をしていきたい。

Q. 五島市としての対策は当時、はっきりしていなかったので、質問を上げた。その後、HPに周知をしている認識。教育委員会が3月2日の件で対応が忙しかったとの印象。

国際ツバキ会議の中止によって影響は?

地域振興部長.宿泊施設、延べ690人がキャンセル。今後はツバキを活かした地域活性化に繋げていきたい。

Q. これをバネにしながら椿を広げて頂きたい。五島のツバキをアピール出来なくなったが、民間の動きも進んでいる。ツバキは安定的に収穫できない点がネックだと思っている。もっと広げていかなければいけないと思うが、栽植や補助金はどうなっているのか?

農林水産部長.平成20年度から700ヘクタールを植えている。7~8年で収穫可能。生育が良い場所では採取している。今後も続けていきたい。

Q. 安定性を生産に繋げるように補助金を有効活用してほしい。自生の椿を増やす必要があると思うが、所有者不明の土地については?

農林水産部長.国で特別措置法が制定されている。現在候補地を3か所ほど選定し、所有者不明の土地があるかどうか調査をする。

Q. 五島の露出度が高まると思っているので、資源を活かして民間と連携し、五島を元気にして頂きたと思うが市長はどうか。

市長.世界に椿をPRする機会が中止になったわけだが、国内に向けては民間を中心に有難い取り組みをしてもらっている。五島恋椿も売り出し中。名前倒れしないように、椿油の産地として、取り組んでいきたい。

Q. 五島の絶好のPRチャンスになると思うのでよろしくお願いします。学校の臨時休校に伴い、大変だったと思うが、3月中に就学しなければいけない勉強はどうなるのか?

教育長.休業に伴う履修対応は、主要5強化を中心に学習内容の未履修部分を洗い出し、その内容を家庭での自主学習を進めてもらう。自主学習をサポートするプリントを作成・配布し、一定期間取り組み、添削助言を行う事としている。自主学習が困難な場合は訪問も検討。助言や評価を繰り返し、可能な限り未履修を無くし、習得を目指す努力をしていきたい。履修が完了できない場合は、その旨をカリキュラムに記載し、次年度に履修させるように指導する。

大変な負担にはなるが、子供たちの学びを保障するために全力を尽くしていきたい。

Q. 卒業式・修了式・離任式が縮小される中で、先生たち、生徒たちの区切りが有耶無耶になってしまう部分が記憶に残るのかなと思っている。感染の拡大を考えれば仕方がないと思っている。家庭訪問・電話連絡はどのようになっているのか?

教育課長.学校の規模、小中の別により、学校の実情に応じて家庭訪問を実施し、声掛けや学習支援を行ってもらっている。電話による支援も行っている。学校によっては放課後児童クラブの状況を電話で確認したり、児童から電話をするなど、可能な限り児童生徒一人一人に可能な限りのサポートをしている。

Q. 給食関係への影響は

教育総務課長.食材のキャンセルが発生し、850万円分になっている。

Q. 国の方策が有ったらその情報も踏まえて対応していただきたい。五島市も感染予防対策で周知をして、個人個人が身を守るための手洗い(二度洗い)、外出時のマスク・消毒を持ち歩くという意識をして頂きたい。

UIターン促進事業の現状と今後の取組について

Q. 昨年度は202人のUIターンの中で、目標が300人となった。市長の考えは。

市長.129名。202名。と来たので今年は300とした。第二期の総合ビジョンでは令和2年度も300で取り組みをしたいと考えている。移住定住促進班を7名体制として、都市部での移住相談会を積極的に開催し、暮らしの情報を提供したい。

競争が激化する中で、長崎・佐世保は大型だが、今までのノウハウを活かし、ゲリラ作戦で社会増の定着に取り組んでいきたい。

Q. 厳しい目標かとも思うし、他の自治体との競争にもなる。五島が好きで移住したいというモノをPRしてほしい。昨年度、移住者の状況はどうなっているか?

地域振興部長.昨年度は125世帯202名。把握している分の107名は、医療福祉が17%、農林水産14名、飲食13名、観光業・サービス・製造業に就いている。

移住先は福江地区が75世帯。冨江18世帯。玉之浦7世帯。三井楽11世帯。岐宿7世帯。奈留7世帯。

Q. 福江地区、サービス業に偏っていると思っていたが、医療関係が多く、バランスよく、という事で安心した。転入先も福江地区だけでなく、全地区に入っているんだなと実感した。

しかし住宅問題が課題だと捉えているので頑張ってほしい。受け入れ体制はどうか?

https://www.city.goto.nagasaki.jp/iju/li/010/index.html

地域振興部長.移住相談会は、今年度10回開催。東京・大阪・名古屋・広島・福岡、113組にご来場。移住相談員が相談を受けて、情報を紹介。子育て、医療の情報を提供。

面接旅費助成:40歳未満の方の面接や調査の交通費・宿泊費を助成している。3分の2で上限は6万円。

短期滞在住宅:1~3か月で家賃0で家を貸出。現在は13個。福江、冨江、奈留に設置。今年度、三井楽と玉之浦に各1戸整備予定。

Q. 助成金の補助が定住に繋がっているか、確認できるか?

地域振興部長.面接旅費は19件実績があり、12件が移住に繋がっている。

Q. 再度、「田舎暮らしのランキング9位」となった事に対して、市長の上を目指す想いを。

市長.23位から9位に上がり、ランキングの中は目まぐるしく変わっている。大分県が強い。移住対策だけではなく、子育て福祉医療交通の分野で回答したので、生活全般が評価されたものと思っている。

職員には、人口減少対策に関係のない部署はない、という事で話をしている。

次期市長選について

Q. この質問を挙げるとき、先日の新聞報道でも意向を固めたと聞いた。私も1期目、2期目を整理した。

その中で、「市民の力の結集、国・県の結集、政治力の結集」であった。成功例を言うと、浮体式風車、マグロの養殖基地化。

二期目は国境離島が制定され、施策がうまく進んだと思っている。UIターンの促進、世界遺産、ゴミ焼却施設などもあった。

これからの五島市の問題や、取り組まなければいけない事は?

市長.過分なお言葉ありがとうございました。一期目はH24年にスタート。結集がテーマだった。二期目は人口減少に挑んだ。それ以外の事業として、

  • 合併処理浄化槽の拡充(生活排水対策)
  • 二次離島のし尿処理体制(奈留・久賀)
  • デマンドタクシー(岐宿・奥浦)
  • 買物難民対策の移動販売事業の助成
  • 保育料の大幅軽減・副食費の軽減
  • ピロリ菌のワンコイン検査
  • 小中学生のインフルエンザ対策
  • 島留学生制度

二期目は、合併算定替に伴う交付金の減少を懸念していた。財政対策協議連絡会に就任し、政府へ働きかけを行った。

令和2年度以降、20億円近い交付金がもたらされた。ひとえに、市民の皆様の取り組みのお陰であると感謝している。

政策課題を答弁させて頂く。

  • 人口減少対策(社会増)の定着
  • 若い世代の地元就職を進め、UIターンの促進
  • 自然増減の子育て、教育支援
  • 医療介護の高齢者支援

市民の暮らしを支え、活力ある五島市の未来を築いていきたい。

Q. 継続しなければいけない事業もあるが、それも含めて、もっと市民の暮らし・生活を考えると、人手不足が深刻。施設はあるけど働く人が5年後どうなるのか。医師の確保、看護師・介護士の確保も必要。町内会の過疎化も深刻。その辺りの考えは。

市長.日ごろから頂いている件も含めて答弁をしたい。病院、保育園、介護施設という基幹施設と人材が必要。こうした機能を島内で完結させることが大切。市が設置をし、民間に運営をして頂く形で行いたい。島留学・離島留学では地域の方にも更なるご協力をして頂きたい。島内完結をこれからもしっかり考えていきたい。奈留島の火葬場の問題は、私は火葬場を無くすという考えは全くない。医師・看護師・介護士・福祉士の確保は、関係団体と連携しながら進めていきたい。医療福祉分野の奨学金拡充も考えている。人手不足に伴う規模縮小は、基準を緩和したサービスに移行し、事業の存続が図れないか、整備をしている最中。

 

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