【2019.6/五島市市議会メモ】橋本議員

1 再生可能エネルギー基本構想に基づいたバイオマス基本構想の策定を

Q. 再生可能エネルギー基本構想では、環境に優しい空間づくり・産業の育成をし、バイオマス基本構想を策定するとある。バイオマス産業都市基本構想を取り組むべきだと思うが、市長の見解は?

A. H28の再生可能エネルギー基本構想に基づき、作成予定としていたが、現段階では策定していない。理由は五島市内のバイオマス関連の産業界の動きがないため。

Q. 市民の要望が出た場合は制定を検討していくのか?

A. バイオマスは事業者から申し出があったら検討していきたい。

2 お濠前、馬責馬場バス停にベンチの設置を

Q. 通告後にお濠前のベンチが設置されたが、経過は?

A. 道路管理者の許可が必要で、五島市が管理している箇所なので、要望に基づき商工会議所に相談。山本履物店からベンチを寄贈していただいた。

Q. 馬責馬場も同様に要望がある。杖をついたお年寄りがブロック塀に寄りかかったり、標識の支柱に足を延ばしたりしてる様子を見て心が痛む。五島市の対応は。

A. 国道・県道なので、振興局に聞いたところ、安全性や耐久性が確認できれば設置可能。五島バスは今後ベンチを設置する予定はない。市としては、費用負担が大きいのでする予定なし。民間事業者から申し出があれば検討する。

3 福江文化会館、勤労福祉センターの長寿命化計画の策定を

Q. 大型事業として取り組むべきと質問したが、「改修も含めて検討している」との回答があった。冷暖房が故障したり、玄関のドアが壊れていたりするので、長寿命化が必要なのでは。

A. 築34ー35年のため、取り組んで参りたい。

Q. H28.9月の段階で既に要望しているのに、まだ計画が策定されていない要因は?

A. 個別計画に基づいて推進が出来ないか検討したが、中々厳しい状況が見えてきたので、改めて長寿命化計画に取り組んでいきたい。

Q. 今後真夏に利用した場合は、冷暖房機が故障しているので心配。椿サミットの際はどうするのか?

A. 室外機が5台中3台が使用不可能。現状は2台での使用で空調機が機能している状態。室外機の修繕は出来る限り早く取り組みたい。

Q. 今後の耐用年数の見解は?

A. 60年と想定。現在34年のため、残り26年程度。

Q. 音響機材は今年度整備される予定だが、アンプとスピーカー(3千~4千万)が必要。天井の収音マイクも使用不可能な状態。照明、聴講版(1億円)、電気機材のLED化も必要、ステージの黒幕は現在破れている(1千万)、長寿命化は早急に必要なのでは?

A. 設備の改修が必要なモノは長寿命化計画に盛り込んで進めていきたい。

Q. 機材は15年が耐用年数とされている。長寿命化の策定は15年経ってから立てるのか?

A. 期間をどの程度盛り込めるのか、現段階では数字を示すことが出来ない。

4 入札結果における予算額、予定価格、最低制限価格について

Q. 説明を求めます。

1 公用車ドライブレコーダー

A. 予算額231万 予定価格290万 落札134万(税込)

2 デジタル複合機賃貸借

(割愛)

3 デイサービスセンター久賀島デイルーム空調機

A. 予算343万 予定336万 落札105万(税込)

最初は12業者で実施していたが、全ての業者が欠席・辞退している。2度目は15業者を指名し、9業者が辞退している。

4 広報ごとう製作業務

H30 予算1037万 予定1036万  落札1007万

H31 予算1022万 予定1203万 落札1023万

5 小中学校用エアコン

(聞きそびれ)

Q. 小中学校のエアコン設置は、予定価格が予算価格よりも低いと思われるが、五島市は予定価格の基準があるのか?

A. 予定価格の設定に明確な基準はない。担当課で作成。

Q. 業者の話だと、「予定が低すぎる落札には参加したくなかったが、エアコン設置は全国的な問題になっているので、五島市に協力せざるを得なかった。」との声も。なぜ低すぎる価格を設定したのか?

A. 事業を実施する部署が作成しているが、エアコンについては、市内業者の見積もりを参考にしていた。昨年10月の入札を行ったが、この際の落札額を参考に設計額を設定した。その際の金額を参考に設定したので、予算額との開きがある。

Q. 業者が仕事を取るために、低い入札を出すことも考えられる。東京都小平市の調達基本方針・新潟県の物品計画の資料によると、どちらも共通して、低価格入札が起こり、業者の賃金水準が低く抑えられ、ワーキングプアが起こっている。

物品の契約は市民の税金で賄われているので、可能な限り市内で調達しなければいけないが、五島市は経済性重視の傾向で、自治体の出費を低く抑える傾向にある。五島市では、公共調達の方針は明文化されているのか?

A. 基本指針は、項目ごとに要綱はあるが、全体の指針として作成しているモノはない。財務規則に基づき実施している。

Q. H29の一般会計・特別会計決算の中で、五島市は1億9千万円の黒字になっている。H30の決算では、黒字の一部が予定価格を低く抑える事によって生み出されている。公共事業の入札が地域の経済効果に反映されていないと思うが、市長の見解は?

A. 冷暖房機の入札は、特別支援教室の入札が先にあり、想定以上に低く契約を結ぶことが出来た。五島市は事業の見直しの中で、民間移譲・規模縮小をしたり、サービス低下のご不便をかけている現状もある。そのため、予算の合理的な執行を視点に置き、出来るだけ財政負担のないよう、過去の入札を基に価格を設定した。業者をいじめるという意味ではない。

Q. エアコンの発注は、地元業者を中心に発注していることは評価するが、金額が低すぎて、(業者は)職員のボーナスが払えるか心配な状態だと聞く。五島市としては、調達時の明確な基準を設けるべきだと感じるが、見解は?

A. エアコンの予定価格は先決で予定額を策定したが、設計額は業者の見積もりを参考に決めているので、かなり安いという事では決してない。

Q. 市民感覚とのズレがある。乖離が65%は(予定額が)低すぎる。公共調達の基本方針・指針が明文化されていない。地元経済の振興は地元自治体の使命だ。現場で働く従業員の賃金が法令違反とならないように、建物保守管理などは、最低制限価格制度を適用するなど、基本方針を制定すべきではないか。

A. 入札をする際は、法律・法令という制約の中で行っている。一方で、「最小の経費で最大の効果」を追求する必要があるので、目標達成に向けていきたいと思っている。決して業者泣かせをしている訳ではなく、市況を見ながら判断する。方針の設定をする事は考えていない。

Q. その方針は理解するが、入札で泣いている業者もいることは、胸にとどめておいてもらいたい。エアコンについては、予定価格が低すぎるのではないかと考えている。物品関係についても、基準を設ける事を強く要望する。

5 小中学校空調設備電気工事への学校の協力体制について

Q. 8月31日までに電気工事のため、学校の協力が必要。教育委員会の見解は。

A. 空き教室への一時的な移動など、学校へ協力を依頼している。

Q. 小中学校のエアコンの設置進捗状況は。

A. 5月末で25%、順次整備を進め、全体の75%を完了する予定。

Q. 工事に関わっている電気店の方は、6月~8月は一般家庭の電気工事に追われ、過密なスケジュールで仕事をしている状態。設置工事のために、土日も対応して工事が進んでいる。半面、対応してくれない学校もあるという悲鳴もある。業者の方は無理を押して子供のために仕事をしている。設置工事のために開校した場合は、時間外手当をするなど対応が必要と思うが、見解は?

A. まだ設置が進んでいない学校は、早期の設置に向けて協力をお願いする予定。

Q. エアコン設置については、業者・学校・教育委員会の協力が必要。

 

 

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