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出馬表明
FBにて、「選挙に出ます!」と宣言をしたところ、
「正式に出馬表明をされたという事で、取材をさせてくれませんか?」
との依頼がありました。
その日の夜にインタビューに応じ、次の日の朝には朝刊の1面に掲載されるという仕事の速さ。
恐るべし長崎新聞・・・。( ゚Д゚)
さて、本日は、「インタビューで私が答えた事」のご紹介です。
出馬理由
「なぜ選挙に出ようと思ったのか?」
一番肝心な部分ですね。私からの回答は2つです。言葉が足りない部分は、補足しています。
①若い人に政治に関心を持ってもらいたい
政治は私たちの生活に深く関わっています。しかしながら、
政治は難しいから・・・
私には関係ないから・・・
どうせ何も期待していないから・・・
という感じで、政治に関心が薄い方々が多いと感じます。
令和の時代を生きるのは、今の若い人と、その子供たちです。
私が出馬することで(結果はどうあれ)、
若者でも、何かを変えられるかもしれない
という機運が生まれれば、五島はもっと良くなると思っています。
さらに言えば、これからの時代はますます「不確実性」が高くなり、「前例に捕らわれること」の危険性が大きくなります。
新しい時代は、色々な面でトライ&エラーを繰り返していく必要があります。
そうした中で、若い人こそ率先して「変えようとする意思」を示す必要があると感じています。
②五島の政治・行政をITで良くしたい
五島の政治システム・行政システムは、とてもアナログです。
例えば役所では、アナログな文化(大量の書類・判子)のせいで、職員の方の負担が非常に高いと聞きます。
例えば、長崎市でも導入予定のRPAを駆使すれば、行政職員の負担が軽減し、もっと「人間がやるべきこと」に時間を裂けるでしょう。
同じく、市の重要な意思決定機関である議会では、まだまだ大量の紙が刷られているため、資料の検索や準備でも無駄が多いです。
今年から五島市は「議員の定数削減」に向けた検討を始めましたが、議員定数よりも前に、タブレットを1台導入するだけで、大きな事務負担の軽減が図れます。
他にも、選挙システムでのITの導入は遅れています。そのため、足の悪い高齢者や心身にハンデを抱える方が、選挙の投票所まで足を運べない、という事態にも陥っています。
これも、セキュリティや不正をなくす方向性で「電子投票」を行えば、解決できます。
このように、行政・議会・選挙といった、「政治に関わる部分」では、「ITで解決可能な事」が沢山あります。
私はたまたまIT企業に勤めていたので、
非効率な進め方に対する違和感
が他の人よりも少しだけ高いのかもしれません。
プロフィール・実現したいこと
その次に、プロフィール・実現したいことを尋ねられました。
こちらをご覧ください。
出馬理由と絡めると、
- もともとIT企業で「システムエンジニア」として働いていた
- 「政治・行政のシステム」が古く、時代遅れだと感じた
- 五島の将来のために、選挙で市長に立候補した
という感じです。「実現したいこと」については、大まかな方向性を示しています。
市政の方針
幾つかアイデアがある中で、
「一言で言うとどんな感じですか?」
と尋ねられました。上述のページに書いてあることをまとめると、
AI時代における、人間の幸福度が高い社会への転換
ではないかと感じます。
これから、人工知能やロボットが加速度的に社会に普及していく時代です。
従来の仕事は、その多くが「ロボットで代替」されるようになっていくでしょう。
そこではもう、人間は働く必要さえないのかもしれません。
そうした社会を前提に見据え、様々な制度や法令を、0ベースで設計しなおす必要があると感じています。
現状の認識
「今の五島の現状について、どうお考えですか?」
という質問に対する回答です。
①自主財源比率が低い
市の広報誌でもたびたび紹介されていますが、五島市は「自主財源比率」が2割程度と、非常に低いです。
そのため、国や県からの補助金がなければ、市政運営が出来ません。
これ自体、非常にリスクが高いことだと感じます。
五島には自然や文化といった資源が豊富にありますので、そうした資源を最大限に活用し、
「国や県に頼らない自主的な財政運営」
をしていく方向性に切り替える必要があると感じます。
②「穴の空いたバケツ」状態の経済
これも度々言われている事ですが、五島では
「お金が島外に流れていく」
構造になっています。ガソリンや電気といった「エネルギーへの対価」がその典型ですが、仮に五島でお金が大量にばら撒かれても、消費地は島外です。
この問題は従来から指摘されていますが、中々改善されません。
バケツに穴が開いている状態ですので、従来のように
「ばら撒きの経済対策=市民の暮らしの向上」
にはなりません。
この問題を解決するためには、政治的な方向性を示す必要性があると感じています。
具体的には、シェアリングエコノミーをベースとした、島内の自給率(エネルギー・食料)を高める方向性です。
五島でやる意味は?
これは質問されたことではないですが、補足です。
今までの文章を読まれた方の中には、
別に五島じゃなくてもいいんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし私は、
「五島でこそ、やる価値が高い」
と感じています。それは五島列島が
- 物理的に外部から閉鎖した「島国」であり
- 高齢化率が4割に迫り、労働力不足が深刻化していて
- 労働力不足により、医療・介護・交通が危機的であり
- 財政的に国・県に依存し、経済的に、外部への依存度が高く
- 島のポテンシャルを活かしきれていない
状態だからです。例えば自動運転&ライドシェアの実証実験をする場合でも、島国だから非常に進めやすいというメリットがあります。
理想的には、五島列島を
「AI促進特区」(≒スーパーシティ構想)
に指定するのが良いと思います。
現行の法規制を一旦棚に上げ、
人口減少社会で、いかに人間の幸福度を高める手段としてAIを活用するか?
というスタンスに変える必要があると感じています。