今、冨江が熱い!
フォーラムの2日目は「分科会」という事で、参加者が4か所に分かれてフォーラムが行われました。
全国ほんもの体験フォーラム二日目!今日は富江の課題研究で、「コーディネート組織と自治体連携の在り方」についてパネルディスカッション。首長を目指すものとして、興味深いテーマですね(^o^)#全国ほんもの体験フォーラム #自治体連携 pic.twitter.com/rsft8mckbv
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月21日
1.成功の下地は「安全対策」
☆日本旅行の小中さんのお話☆
テーマは、民泊受け入れ時の緊急時の医療体制。夜間の対応や緊急手術を含む事故への対応などを整備することで、おまてなしとてし、より一層の満足度が高まる、との事でした。サップの営業でも、安全対策は一番大事です。— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
↑「おもてなし」の間違いです。「
☆民泊時の食事のアレルギー対策
栄養士さんが作ってくれる食品成分表の提示も大事。場合によっては保護者に話を聞き、最悪は食事を食べさせない。レトルト食品を送る。「元気に子供達を家に返すまでのリスクヘッジ」が大事との事でした。確かに、その姿勢はとても大事ですね。— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
☆自治体連携
日本旅行としては、自治体が関わらない場合は民泊はしたくない、とのことです。理由は、万が一のリスクに対する安心感、信頼感が必要とされるから、だそうです。#民泊— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
2.成功のカギを握る「組織作り」
☆秩父地域おもてなし観光公社の井上さんのお話☆
日本版DMOの先駆け組織で1市4町で提携して推進。埼玉県とも誘致で提携し、海外のPRを行っている。台湾の学校を誘致するには民泊が必要とされていたため、県とはwin winの関係で推進。ジオパーク等、五島との共通点も多い。— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
全国の地方と同様に人口減少が進む五島市でも、
「広域連携の望ましい在り方」
を検討し、積極的な行動が期待されます。
https://nakanishidaisuke.com/2019/03/05/jichitai-renkei/
3.震災復興と民泊
☆みなみやま観光株式会社の湯田さんのお話☆
立ち上げから受入数が倍々と増えたものの、東日本大震災の影響で0に。風評被害を払拭するために、県と町から助成金を頂き、誘致の活動を推進。宿泊、インストラクターを養成し、キャラバンを結成。https://t.co/IwFK674i6P— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
みなみやまでは近年、高齢化に伴い受け入れ家庭の減少(半減まで)が深刻化。対策として、広域連携の協定を他の町と締結し、安心安全なプランの体制を確保。衛生面での課題も解消し、農家さんと一緒に今後も推進する予定。#みなみやま観光
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
外国人の受け入れやソバ打ちの体験も、スマホの翻訳機があれば全然問題なさそうでした。言葉よりも大事なのは「何かを伝えようとする気持ちで」すので、-英語が苦手だから~」とかいうのは言い訳にならないですね(^_^;)#インバウンド #外国人受け入れ
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
4.既存の常識の枠を超えて
☆広島商工会議所の田村さんのお話☆
地域経済の発展を目指し、全国に例がない、「商工会議所による民泊の推進」をしている。経済界がリードし、行政の枠組みで捉えず、広島~山口の広域連携で協議会を設立。方向性としては、
1交流人口の拡大
2 都市と山間部の強みを発掘
3 持続可能性の重視— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
商工会議所が立ち上げた海洋都市圏は、9市6町で構成され、海、山の恵みを活かした活動を通じ、広域での地域連携を推進している。周辺地域も巻き込んだ経済圏の構築を目指して、広島県と山口県のバックアップ(法律面、財政面の支援、観光促進の誘致協力)も得ている。#海洋都市圏 #広域経済圏
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
海洋都市圏ではなく、海生都市圏でした。すみません。海生都市圏では、行政のトップが責任を持って修学旅行の受け入れ推進をしている。最大の課題は、人口減少の中で、受け入れ家庭が減少していること。#海生都市圏
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
5.求められる「マネジメント力」
☆高知の西から来た東さんのお話☆
幡多広域観光協会は、行政との繋がりを基に、体験型観光で誘致を推進。事務局長は県庁からの派遣職員。立ち上げ当時は派遣制度はなく、平成25年から開始。理事会が局長の上にあり、その上に社員総会(組長が中心)の組織図となっている。#幡多広域観光協会— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
広域連携は、「組織図の中での関係性が上手く機能するか?」が正否の鍵ですね。悪い意味でのしがらみがなく、良い意味での連携が生まれるための組織作りが求められます。これを提案するのは、民間でも行政でも良いです。政治と同じで、マネジメント力が明暗を分けるテーマです。#組織マネジメント
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
民泊推進は、国の予算、件の予算、地方の予算に依存する事業ですので、やはり行政や民間を含めた人達との関わりが必要。中心となる人物や組織が、意思疏通とコミュニケーションを上手にしないと、上手く推進できないと思います。
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
組織のトップの仕事で最も大切なのは、「ほったらかしでも良い感じで回っていく組織図をデザインすること」ではないでしょうか?必要なのは人を知ること。ネガティブな嫉妬や、ポジティブな意欲も含めて上手に回すためには、心のメカニズムを知る必要がありますね。#経営者の仕事 #組織構築
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
6.五島市、冨江の民泊
☆五島市富江支所の小田さんのお話☆
五島は大学がないので、8割以上は高校を卒業すると島を出る。星空を代表する自然の恵みはあるが、活かしきれていない部分もある。世界遺産登録をきっかけに、徐々にメディアの露出も増え、住みたい田舎ランキングでも上位にランクイン。グランピング施設も誕生。— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
五島市では、観光協会と観光物産課が受け入れの窓口となり、各地区の11協議会が存在する。富江の登録数は29人。17件の受け入れ可能(実稼働は10件)、体験メニューは伝統的なかんころ餅の作り体験、そばうち体験、自然を活かしたビーチ遊び、磯観察などが人気。#五島市民泊
— 中西だいすけ (@wakuwaku230) 2019年3月22日
まとめ
全国の第一線で民泊推進されている方々のお話からは、
- 民泊推進は、安全対策が重要であるため、地方自治体の主体的な関与が必要
- 全国的に、受け入れ世帯が高齢化&減少しているので、都道府県の枠を超えた、広域的な連携が必要
- 広域組織を上手に運営するためのマネジメント力も必要
という事が分かりました。
参加された方々、お疲れ様でした(#^^#)