五島も雪降る、西ですから。
2018年2月5日~6日にかけて訪れた超最強寒波のおかげで、五島は先月以上の大雪に見舞われました。
20cmくらいは積もったでしょうか。
ざーまなですね(とっても沢山の意)。
本日はそんな町の様子をちらっとご紹介します。
福江高校前。
こんな日はバスが大活躍!(乗客は少ない)
高校生は早帰り?早くコタツに避難しましょう。
先月以上に積もったので、街中を走る車の数は普段の2割くらいです。飲食店・ホテル・建築業などは大変ですね。。。
五島への影響
長崎新聞の情報によると、
4日~6日までに横転・玉突きなどの事故が20件発生したそうですが、大きな怪我をした人はいなかったそうです。
市内の小中学校は、2校が休校し、10校が授業を短縮したそうです。
空の便では、ORCが長崎ー五島、長崎ー壱岐の計4往復8便を滑降したそうです。兼営バスはの高速バスは終日運休だそうです。
離島では交通機関が島の外へと繋がっていますから、物理的な移動がストップしてしまうと、経済への影響も大きいですね。
1月鬼岳に行ってきました
2018年1月10日~11日にかけて訪れた最強寒波のおかげで、五島は異例の大雪に見舞われました。
積雪は10cmくらいでしょうか。
場所によっては膝くらいまで雪に埋もれるほど積もっていました。
- 道路は積雪
- 店の看板(ラーメン居酒屋天狗党)は破損
- 商店街では朝からクラクションがインドのように鳴り響く
と言う大惨事で、道路には警察官がここぞとばかりに循環パトロールをしていました。
※それでも五島バスは回っています。
で、鬼岳から見た景色はさぞかし素晴らしいのだろうなと思っていって来ました。
車は危ないので走っていきました。中々良い坂道トレーニングであり、足への負担も普段の3割増しです。
五島雪景色!
走りながら五島の雪景色を何枚か撮ってみました。
雪が教えてくれること(市街地)
雪さんは私たちにいろいろなことを示してくれます。
例えば轍(わだち)。
普段からどれくらいの人が歩いているのか?
あるいは普段からあまり人が通っていないのか?
道路を見ると一目瞭然で分かります。
他にも、たとえば軒先に目を向けると、雪が積もっている場所と、そうではない場所があります。
雪のかきわけに差があると言うことは、それだけ人の営みに差があると言うことですね。
雪の様子を見ていると、どれだけの人が精力的に活動をしているのか(していないのか)良くわかって面白いですね。
雪が教えてくれること(山)
鬼岳は真っ白なキャンパスそのものでした。
しかし私が一番乗りというわけではなかったらしく、そこには幾つかの足跡がありました。足跡一つを取っても、どういった時間帯にどういった靴で歩いていたかと言うことが分かります。
それと山の山頂付近では、「風の軌跡」を眺めることが出来ます。
強風によって細かい粒となった雪が、白い斜面を颯爽と駆け抜けていきます。ぴしぴしと顔に当たって冷たい。
目を開けるのも難しいような状況ですが、その様子をよく見ていると、「風の流れ方」が呆れるほどに不規則であることがよく分かります。
山頂では、「北西の風が○○mです。」といった、天気図のような「等速直線」的な見方は、全く役に立ちません。
瞬間ごとに、刻一刻と方位・風速は変化していくからです。
自然って結局はそういうことで、
降水確率とか注意報とか、人間が白黒とハッキリ分けられるようなものではないことが身に染みます。
まとめると、雪は私たちに
「普段見えない人や自然の状態」
をクリアに際立たせてくれる
そんな材料なのかな、と思った次第です。