地方議員の政治活動の原動力・モチベーションについて

2月末から議員2期目を迎えようとしています。

今回の市議選と前回の市長選を通じてうっすら感じたがあります。それは「政治活動をどれだけ頑張っても、市民の評価(=票数)向上には殆ど関係ないのでは?」という事です。こう言ってしまうと市民の方から、「お前は票を増やすために議員をしているのか?」とお叱りを受けそうですが、勿論票数だけが全てではありません。

ただ、あくまで「市民生活の暮らし・将来の市政の発展のため」と思って政治活動はするものの、ボーナスや査定がないため、政治活動を頑張る議員としては、普段の政治活動に関しては何も評価やインセンティブが与えられないのが現実です。唯一の評価が4年に1度の残酷な選挙になる訳ですが、そこで票を伸ばせなかったとなると、政治活動を頑張るモチベが下がるのも事実です。

この4年間の努力は何だったんだろう・・・?

自分が言いたい事を言っているだけで、市民の共感を得られていないのでは・・・?

というのが、少なくとも1期を頑張って、票数を伸ばせなかった議員が考えてしまう事です。

私の場合は、市長選挙を通じてそれを痛感し、今回の市議選挙でも同じ結果(横ばい)でした。

もちろん、ポジティブに考えれば、票を著しく減らす場合よりはマシだったという事ができ、少なくとも支持者の期待には応える事が出来た、という事が出来るでしょう。

選挙では「選挙の行動原理」が働くのだから、日ごろの政治活動はほぼ関係ない

ベテランの議員の方は、その厳然たる事実が身に染みているのかもしれません。ただ、政治活動を頑張る議員としては、うっすらと

政治活動が選挙に与える影響

を期待してしまう訳で、しかし「実際はそうではない」という事実は期数を重ねるほど身に染みて、一般質問の回数が少なかったり、議会改革に対する意欲が沸かないのも納得できます。

そこで立ち返って、そもそも何のために政治活動をしているのか?という所に行きつきます。

もちろん票数ではなく、自信の政治的な主張を市政に反映させるためです。

それ自体には票数という要素は関係ないはずですので、議員2期目の一般質問を考えるにあたり、「こういう質問は市民受け、反応はどうなのだろうかな?」と考えてしまう自分に対して、あくまで市民受けがどうのこうのではなく、市の将来にとって良い影響があるだろうか、という視点で質問を考えてみたいと思っています。