五島市の教会も舞台として登場するこちらの映画の鑑賞会があったので、参加して来ました。(1日に島で2本の映画を鑑賞するというレアな体験の日でした)
山田尚子監督も映画の舞台あいさつに訪れて下さり、会場でトークをしてくれました。
作品の中では五島の自然の美しさや季節の変化も丁寧に表現されていて、とても良い作品だと感じました。
その中で私が感じた事は、「言わなきゃいけないけど言えない事」って結構沢山あるよな、ってことです。心のふんぎりが中々つかなくて、もやもやする事が多いのは、思春期だけではないように感じます。だからこそ、そうした心の葛藤の受け皿として、宗教も必要とされているのだろうと思います。
そうした心の避難先として、島の宗教施設(現在は使われていない)は役割を果たしていたのではないでしょうか。あまり書き過ぎるとネタバレになってしまうので伏せておきますが、島の教会が思春期の若者たちをつなぐ重要な場所として表現されている事が印象的でした。
それと私の好きなミスチルが、デビュー後30年以上経ってなお現役で作品(主題歌)を世の中に送り届けている事が嬉しかったです。
こうした市に関連のある映画の上映会(孤独のグルメなど)は、もっと頻繁に市で主催しても良いのではないかと感じました。