この記事では
初めて選挙に挑戦したいけど、何から手を付けて良いのか分からない!
事前説明会に参加したけれど、申請が多すぎて何から手を付けていいか分からない!
という方のために、優先順位を付けて「やるべき事」を紹介します。
私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、
新人にとって立候補のハードルが非常に高いのでは?
と思ったからです。
年配の方や政党組織に所属している方は、ある程度経験豊富な方がお手伝いしてくれることが多いですが、新人は分からない事だらけです。
目次
(前提)事前に進めて置いた方が良い事
選挙の戦い方を決める
選挙が始まると、様々な手段で広報活動が出来ますが、色々と制限があります。
- ポスター
- 証紙ビラ
- 選挙ハガキ
- 選挙カー、ウグイス嬢、運転手
- 選挙用品(のぼり、旗、拡声器)
- 選挙事務所
- ネット発信(Instagram、YouTube、公式ブログ、TikTok等)
- 名簿と電話の準備
それぞれ、選挙期間中にしかできない事、逆に選挙期間中に制限がある事もあります。
選挙については、極論何もしなくても立候補する事は可能ですが、当落への影響も少なくありません。
私も正直、何が最も効果的なのか、何が効果的でないのかは分かりかねています。
地域の方を聴きながら、印刷物は早めに準備する必要がありますので、上記の中で「やるべき事」と「やらない事」を決める必要があります。
説明会の後にすべき事
大体1~2か月前に候補者説明会が行われ、様々な説明がされますが、新人はここでやる事の多さに混乱します。
まずは事前審査があるため、そこまでに終了させるべき事を確認します。その上で、優先順位の高い準備から先に進めていきます。
①事前審査に提出する書類
以下は私の場合に必要となった書類です。
【選挙公営】
- 選挙運動用自動車の使用の契約届出書
- 選挙運動用自動車(車両)賃貸契約書の写し
- 選挙運動用自動車運転契約書の写し
- 選挙運動用自動車燃料供給契約の写し
- ビラ作成契約届出書
- ビラ作成契約書の写し
- ビラ作成枚数確認書申請
- ポスター作成契約届出所
- ポスター作成契約書の写し
- ポスター作成枚数確認書申請
【立候補届】
- 候補者届出書
- 供託証明書
- 宣誓書
- 戸籍謄本
- 所属党派証明書(所属している場合のみ)
- 通称認定申請書
【立候補届】
- 選挙事務所設置届
- 出納責任者選任届
- 届出書(選挙運動事務員がいる場合)
- 選挙立会人の届出書
- 選挙立会人の承諾書
- 個人演説会開催申出書
- 選挙運動用ビラ証紙交付申請書
【その他書類】
- 「住民票の写し」
- 経歴書(任意)
- ビラ・ポスター原本
- 本確認書類等
②選挙告示日までに提出すべき書類や準備
- (選挙カー)設備外積載許可申請
- 選挙ハガキの手続き
- ポスターの割り振りと担当者への受け渡し
- メディア関係への調査表記入
1.選挙公営手続き・ハガキ
個人的には、選挙公営手続きを最優先で進める事をお勧めします。
その理由は、選挙公営で公費負担する場合、契約相手とのやり取りに予想以上に時間が係る可能性があるからです。
特にポスターや証紙ビラは、事前審査に提出する必要があるので、出来るだけ早くに進めておきましょう。
(私の場合)今回はウグイス嬢、選挙カーレンタルはせずに自家用車で回る予定なので、下記の手続きをしました。
- ポスター・ビラ・燃料代・運転手の契約書作成と受け渡し
- 契約書に基づく確認申請の作成
2.供託金の支払い
手続き自体はそこまで時間が係りませんが、お金の件は出来るだけ早くに手続きを済ませておくことをお勧めします。
法務局に行ってから銀行に行って支払い手続き完了です。
3.(選挙カー)設備外積載許可申請
こちらも警察への届け出が必要となりますので、使用する選挙カーの寸法を確認し、早めに提出しましょう。
(私の場合)今回は自家用車にスピーカーを搭載していますが、車高が2.5m未満だったので、許可申請は不要との事でした。
4.調査表の記入
メディアへの調査表を記入します。新聞社も多数になる可能性がある場合、テンプレートがあると助かります。
5.選挙ポスターの割り振りと担当者への受け渡し
選挙ポスターは出来るだけその土地に詳しい方にお願いしましょう。2人1組で、枚数の目安は20~80枚程度が良いです。
五島市の場合は車で行けない二次離島が沢山存在するため、全国で1番ポスター貼りが大変ではないかと思っています。。。
6.戸籍謄本・住民票・立候補届け出用紙の記入
提出必須の書類ですが、候補者本人の情報さえあれば記入可能なので、優先順位は低めです。
各種手続きを進める上で大切な事
早目に準備しておく
準備は早いに越したことはありませんので、直前で慌てないように前もって準備しておきましょう。
記入はPCで
事前申請にあたっては、様々な書類を書く必要がありますが、修正の指摘が入る可能性が高いので、手書きは本当に大変です。
Wordファイルで記入できる様式があるはずなので、必ず電子データを選挙管理委員会から貰い、記入するようにしましょう。
個人的には確定申告のように、WEB上で全て完結するようにして頂きたいです。
分からない事は早めに聞く
細かい事が沢山ありますので、疑問に思ったことは遠慮せずに選挙管理委員会に確認する事が望ましいです。
1人で抱え込まない
選挙は1人ではできませんので、依頼できそうな部分は支援者に相談して、役割分担をしましょう。
余談
私は自分でほぼ全部の手続きをしています。
選挙も3回経験しているのである程度は分かっているつもりですが、毎回申請はとても大変です。
混乱しないために、頭の整理としても記事を書きましたが、誰か一人の新人候補者のためになれば幸いです。