五島市の二次離島における緊急搬送体制の充実に向けて

6月16日は久賀島を訪問してきました。

日曜日でレンタカーは予約でいっぱいでしたが、大変ラッキーな事に、移動手段はどうにかなりました。

流石に自転車で久賀島を回るのはしんど過ぎるので。。。

島を巡って島民のお話を聞いていると、深刻な医療体制の課題が見えてきました。

地続きで消防署があれば、救急車はどこでも迅速に駆けつけてくれます。

しかし医療資源の乏しい島だと、海を渡って大病院まで搬送する場合も少なくないそうです。

高齢者が多い島ですので、医療資源へのアクセスは死活的な問題です。

現在、診療所の先生が出勤している間は、緊急搬送の移動手段を先生が手配してくれるそうですが、

先生が休暇で不在の場合、消防に電話した人が移動手段を確保しなければいけないそうです。

久賀島は人口が300人を切っていますが、島自体の面積は広く、船の移動手段も限られます。

高齢者が自分で海上タクシーの手配まで行うのは大変ですので、ここは消防との間で上手い連携ができないものでしょうか。

理想的には、毎日どこかの船が当番制で緊急患者の移動を担当し、漏れがない体制を構築する事です。

現場の声を聴きながら、実現可能な支援を強化していく必要があると感じます。