自治会の総会
年度末になると、各地域で地区の総会が実施されています。
本日は大浜の地区総会に参加しました。
年次報告と予算案の審議だけで滞りなく終わるかと思いきや、、、
意外にも、五島市議会よりも紛糾した議論が展開されました。
主なテーマは、「地区で年に1度の草刈りをするかしないか」です。
草刈りをするメリットとして、
- 五島市から草払い補助金が支給されるため、委託するよりも経費を削減できる
- 地域住民による活動で、地域の交流・結束が強まる
- 自分たちの地域に対する帰属意識が高まる
等のメリットがあります。しかしその一方でデメリットもあります。
- 午前中に駆り出されるのはメンドクサイ
- 参加しないと出不足金を支払うのが嫌
というモノです。
昨年に実施された「草刈りを継続したいかどうかのアンケート結果(無記名)」によると、
- 130名近く:中止を希望
- 50名近く:継続を希望
という結果となりました。地区ではこうした現状に対して、特別会計を切り崩してでも、住民参加の草刈りを辞めるべきではないか、という声が上がりました。
結果的には、今年度の草刈りは実施される事となりましたが、今後の在り方については検討されるという事でした。
個人的には、確かに草刈りは大変ですが、地域の人と共同作業して得られる事もあるので、ひとまずは継続で良いと思っています。
が、地域の高齢化・なり手不足・負担の増加は深刻です。
実際、町内会の役員を選出する際も、「年齢の上限を設ける事ができないだろうか?」という提案が上がりましたが、
年齢上限を設定すると役員が回らなくなる
という厳しい現実から、渋々町内会の役員を受けている方が多いのも現実です。これは消防や地域の行事全般についても同じ事が言えます。
人口減少と高齢化に伴い、自治会の活動も持続性が危ぶまれている状況です。
負担の在り方や運営の在り方は見直しが必要であるため、行政側も自治会へのお願い事項(広報誌の配布等)を見直していく必要があると感じました。