2023年12月議会ー予算委員会

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は配布された委員長報告の抜粋です。

日時 2023/12/21 10:00ー10:20

総務水道分科会長報告

ただいま議題となっております、議案第 144 号 令和5年度五島市一般会計補正予算(第5号)中、当分科会関係部分につきまして、審査の概要を報告いたします。

本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ10 億  7 , 5 6 3  万  5 , 0 0 0  円を追加し、歳入歳出予算の総額を353 億 6,029 万 5,000 円といたしております。

第2条では継続費の補正を、第3条では繰越明許費の補正を、第4 条では債務負担行為の補正を、第5条では地方債の補正を行っております。

審査では、政策企画課 関係で、市制20 周年記念誌発行業務208万6,000円 が債務負担行為として計上されていることから、記念誌の発行部数と配布先について説明を求めました。

理事者によりますと、発行部数は1,200部で、記念式典参加者や希望する市民等へ無償配布する予定としている。また、市ホームページや電子書籍ポータルサイトでの公開を予定しているとの答弁でありました。

同じく、政策企画課 関係で、市制施行20周年記念業務として、シンボルマーク制作業務委託料 23万1,000円 が計上されていることから、委託料の内訳について説明を求めました。

理事者によりますと、シンボルマークのデータ化の基本制作料として税抜きで15万円、データ調整費として3万円、データ提供費として3万円で積算しているとの説明でありました。

次に、 財政課 関係で、 財政調整基金への積立金として4 億2 , 1 0 7 万円の内容及び、減債基金を活用した繰上償還金等2億9,171万9,000円が追加計上されている理由について説明を求めました。

理事者によりますと、前年度決算剰余金は、2分の1を下らない金額を財政調整基金へ積み立てるか、繰上償還の財源に充てなければならないと地方財政法で規定されているため、今年度においては、2分の1相当額を積み立てている。

繰上償還については、後年度の公債費の負担軽減を図るため、また財政改革プランで実質公債費比率を9%未満にするという目標を定め ているが、令和4年度決算の8.3%から今後9%近くまで上がるという試算もあったため、財政健全化の一環として、減債基金を活用して繰 上償還を実施するものとの説明でありました。

教育福祉委員会

ただいま議題となっております、議案第144号 令和5年度五島市一般会計補正予算(第5号)中、教育福祉分科会関係部分について、審査の概要を報告いたします。

審査では、まず、 関係で、扶助費 4,397 万 3,000 円が追加計上されているが、その中の自立支援医療費について質疑がなされました。

理事者によりますと、自立支援医療費更生医療の部分は、主に腎臓疾患の人工透析を受けられる方の医療費で、今年度は新規の数が増加している。また、生活保護の場合は、全額を更生医療費で支出するため、もともと高額である人工透析の人数が若干増加することによって、今回のような高額の補正額となるとの答弁でありました。

同じく、扶助費の訓練等給付金 3,249 万 5,000 円が追加計上されていることから、主な要因について質疑がなされました。

理事者によりますと、共同生活援助利用者の区分変更による単価の増と、就労継続支援の利用者の増によるもので、要因としては、障害者の方が自宅にいながら島外の在宅ワークを利用できるようになったことで、就労継続支援のサービスを利用する方が増えているとの答弁でありました。

次に、こども未来課  関係で、未熟児養育医療費 147 万 1,000 円が追加計上されていることから、その要因と現状について質疑がなされました。

理事者によりますと、この医療費は低体重で生まれるなどし、治療が必要な乳児の出生から退院までの医療費及び食事代を助成するもので、要因としては、今年度の対象者が増えたことにより不足が生じるためである。

現状としては、前年度5人、今年度は 12 月 1 日現在で対象者は 6人である。また、現在入院中の1人を含め、今後2人が申請予定であるとの答弁でありました。

同じく、こども未来課  関係で、認定こども園施設整備費補助金2億36万5,000円が減額されていることから、その要因について質疑がなされました。

理事者によりますと、学校法人双葉学園が運営している、第二双葉幼稚園の建て替えに伴う予算を計上していたが、法人からの事業の中止が示されたことにより、全額を減額するものである。要因としては材料費等の高騰によるものであるとの答弁でありました。

これに対し委員からは、建て替えを中止しても今の施設で運営できるのかとの質疑がなされました。

理事者によりますと、建て替えを行う理由としては、今の施設が使えないからではなく、今の施設を広くして、その分子供たちを多く入園させることを検討されていたが、数年後に先延ばしとなったとの答弁でありました。

最後に、教育委員会 関係で、緑丘小学校校舎手摺り設置事業で工事請負費が  434 万 2,000 円が計上されていることから、その内容について質疑がなされました。

理事者によりますと、来年度、緑丘小学校の特別支援学級へ児童が1名入学予定であるが、既存の校舎階段の手すりでは太くて掴めない状況である。このため当該児童が安全に学校生活を送る上で必要となる校舎の改修として、特注の細い手すりの取付けを行うものであるとの答弁でありました。

これに対し、手すり以外の改修については必要ないのかとの質疑がなされました。

理事者によりますと、既存の予算で、手すり以外にも手洗い場の レバーやトイレ内の鍵を低い位置に設置するとの答弁でありました。

委員からは、今後も様々な障害に対応できるよう、学校設備の見直しについての要望がなされました。

産業経済分科会

ただいま議題となっております、議案第144号 令和5年度五島市一般会計補正予算(第5号)中、産業経済分科会関係部分について、審査の概要を報告いたします。

まず、文化観光課 関係で、魚津ケ崎公園整備事業として、工事請負費947万3千円が計上されていることに関し、炊事棟の腐食が激しく倒壊の危険性があるため、現在使用禁止としているとの説明があったことから、いつから使用禁止としているのかとの質疑がなされました。

理事者によりますと、今年度に入って岐宿支所の職員が腐食に気づき、6月からロープを張って立入禁止としているとの答弁でありました。

さらに、改修工事は来年の繁忙期までに間に合うのかとの質疑がなされました。理事者によりますと、工事については今年度中に完成の予定であるとの答弁でありました。

次に、スポーツ振興課 関係で、勤労者体育施設建設事業費補助金返還金5万8千円が計上されていることに関し、県補助金の返還については、本年6月議会の委員会において約100万円の返還金が発生すると説明していたが、その後、県との協議の結果5万8千円になったとの説明があったことから、その経緯について説明を求めました。

理事者によりますと、建物と土地を同時に売却する場合、評価額が下がる制度があることを県から助言いただき算定した結果、この金額になったとの説明でありました。

さらに、施設売却の入札時期について質疑がなされました。

理事者によりますと、令和5年12月1日に公告を行い、12月22日に入札を予定しているとの答弁でありました。

次に、商工雇用政策課 関係で、中小企業振興資金保証料補給金及び利子補給金547万4千円が追加計上されていることから、その増額の要因について質疑がなされました。

理事者によりますと、当初予算編成については、令和2年度と3 年度の実績により融資件数を35件で見込んでいたが、令和4年度の実績が63件であったため、同程度の件数を見込み計上している。件数増加の要因については、コロナ禍の令和2年、3年は運転資金が多かったが、コロナ禍からの脱却により設備投資する事業者が増えてきているのではないかとの答弁でありました。

次に、農林課 関係で、中山間地域等直接支払事業費補助金1,099万8千円が追加計上されていることから、その増額の要因について質疑がなされました。

理事者によりますと、当初予算計上の段階では、新規で加算措置を行う集落はなかったが、その後、説明会等を行った結果、4つの集落から加算措置の申請があったとの答弁でありました。

最後に、水産課 関係で、漁業振興資金利子補給金174万4千円が追加計上されていることから、その増額の要因について質疑がなされました。

理事者によりますと、当初予算は過去の実績を基に申請件数を10件で見込んでいたが、予算要求後に30件ほどに増加したため追加計上することとなった。件数増加の要因としては、コロナ禍が落ち着き、魚価も安定してきていることから、機械の整備等を行う漁業者が増加したのではないかとの答弁でありました。

一般会計補正 総務水道

ただいま議題となっております、議案第 150 号 令和5年度五島市一般会計補正予算(第6号)中、当分科会関係部分につきまして、審査の概要を報告いたします。

本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,490 万 5,000 円を追加し、歳入歳出予算の総額を 354 億 5,520 万円といたしております。

政策企画課の歳入で、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金9,490万5,000円 を追加計上し、12月8日に議決した住民税非課税世帯等支援給付金給付事業   4億9,236万8,000円   の財源を組み替えておりますが、審査では、質疑はありませんでした。

一般会計補正 産業経済委員会

ただいま議題となっております、議案第150号 令和5年度五島市一般会計補正予算(第6号)中、産業経済分科会関係部分について、審査の概要を報告いたします。

審査では、 農林課 関係で、 燃油高騰緊急対策事業費補助金420万円が計上されていることから、補助対象となる団体数について質疑がなされました。

理事者によりますと、申請者数が合計6団体で、内訳として施設園芸が2団体、お茶が2団体、葉たばこが1団体、水稲育苗が1団体との答弁でありました。

同じく、農林課 関係で、和子牛生産者臨時経営支援補完事業費補助金1,857万5千円が計上されていることから、補助金の支給時期について質疑がなされました。

理事者によりますと、国の支援事業7月から9月分については、12月末に振り込まれ、市の支援事業分については、令和6年2月中に振り込む予定であるとの答弁でありました。

 

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