【2023.3/五島市市議会メモ】山田議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2023/3/8 11:00

帯状疱疹ワクチン接種について

帯状疱疹ワクチンの周知と接種の推進について

山田 卒業生・保護者にお祝いを申し上げる。大人の水疱瘡と言われる病気。免疫の低下に伴い帯状疱疹を発症するとされる。ピリピリから始まり、痛みが徐々に増し、夜も寝れなく全身に発疹がひろがる場合もある。重い後遺症が残る場合もある。帯状疱疹は加齢に伴い発症率が高くなり、80歳までに三人に一人が発症する。抗ウイルスの薬物療法が行われるが、予防が可能となったが、市民への周知を行っていたのか。予防・重症化を防ぐために推進を図る考えはないか。

市長 定期接種にはなっていないため、情報発信は行なっていなかった。新型コロナにより抵抗力が低下して増加する恐れがあるので、市としても情報をHPを通じて発信したい。助成は一部の自治体で実施しているが、予防接種法に定められていないので、県内で助成している自治体はない。現時点では助成を行う考えはないが、他市の状況を見ながら対応したい。

山田 全国で増加傾向であり、CMを見た人も多いと思う。市民や医療機関からの問い合わせはなかったのか。

福祉保健部長 問い合わせは数件あっている。

山田 情報発信に努めてもらいたい。ワクチンは非常に予防効果が高い。二回で4万円と効果なため、なかなか進まないのではと思っている。人にうつらないとされているが、水疱瘡にかかったことがない人には移る可能性があるので、ぜひ助成を行い病気から守るように要望する。

帯状疱疹ワクチン接種費用の助成はできないか

介護について

認知症啓発活動の取組について

山田 身体的援助のほか、日常全般の支援を行う。総人口の4割が高齢者。要介護者は2865人で2割を占め認知症が最も多い。アルツハイマー型が最も多く、五人に一人が認知症になるとされる。五島市の認知症啓発活動は。

福祉保健部長 啓発活動は偶数月にコラムを掲載している。サポーター養成講座を実施している。世界アルツハイマーデイでの啓発もしている。

山田 サポーターが4000、キッズサポーターも登録されているがどのような活動をしているか。

福祉保健部長 学校では劇で伝えたり、介護の魅力伝道師をしたり、リフト体験をしている。

山田 オレンジはあらゆるところで使用されているが意味合いは。若い世代向けに名称の変更をされないのか。

福祉保健部長 オレンジの意味は諸説。夕日の暖かさと言われている。カフェは矢吹先生の助言のもとで実施。偏見を正当化しないように認知症カフェとしている。正しく認識してもらうための周知を検討したい。

山田 答弁にもあったが、五島の子供達がオレンジの木を育てましょうと展示している。周知できる素晴らしい機会なので、幅広く知ってもらうために、オレンジで庁舎をライトアップして啓発活動をする予定は。

福祉保健部長 今後も理解を周知できるように方法を研究したい。

高齢者虐待防止に係る五島市の現状について

山田 家庭内・介護施設内での虐待は増えてきている。防止法も施行されて危機感も増しているが、虐待の通報はあるのか。

福祉保健部長 R1が8件、R2が4件、R 4が11件、半分ほどが虐待ありと認定されている。

山田 虐待に至る要因と市の対応、通報先は。

福祉保健部長 一人で介護をしている妻が許せない、ストレス、忙しさからイライラしているケースが多かった。48時間以内の安全確認、事実調査、緊急性や対応方法の協議、施設入所の手配などをしている。実際はその日のうちに対応している。五島警察署と連携している。通報先は市町村と規定されている。暴力暴言放棄を発見した場合、長寿介護課や支援センターへ問い合わせください。地域の皆様の目が必要なのでよろしくお願いします。

山田 迅速に対応してもらっているが、虐待が起きない事前防止策をお願いします。

レスパイトケアについて

山田 身体・精神的な負担が多い場合がある。一時的に解放するためのケアにはどういった支援やサービスがあるか。

福祉保健部長 介護を担う家族のケアである。疲弊すると家族の共倒れに繋がるためレスパイとは重要。一人で抱え込まずに相談してほしい。

山田 心身に余裕ができメリットがあるので支援をお願いします。

ノーリフティングケアの普及について

山田 推進に至った経緯と支援内容は。

福祉保健部長 車椅子、入浴解除で腰を痛めて離職する場合がある。安心安全な介助のためにノーリフティングケアを導入する施設が増えている。市内介護施設の数箇所しか導入されていない。五島市全体を先進地域にしたいとの宣言を行ってほしいとの要望があった。体制作りを整えている。ポスター作成、認定制度の創設を考えている。

山田 一部施設ではリフトを実践している事業所もあるが、高額で導入が難しい場合もあるが補助できないのか。

福祉保健部長 長崎県の補助があり、300万円上限で 4分の3補助が受けられる。移動用リフトの3割負担で実施できる。

山田 知らない事業者もあるので周知してほしい。他にも車椅子、スライディングボードもあるが、介護保険サービスのレンタルに該当するのか。

福祉保健部長 1割から3割の補助がある。介護保険ガイドブックには使用例がなくわかりづらいので次回は改善したい。

山田 誰にでも簡単に使用できるので、普及させるにあたりHPや冊子の改善をお願いします。私も実務者研修で学ぶ機会があった。スライディングシートも実践し、2、3人で行っていたのを一人で実施できるのは無駄や無理をなくして人手不足を補う手段であると思い質問した。長崎県老人福祉の最優勝を受賞。市民の皆様にも改めて宣言をいただけないか。

福祉保健部長 介護する側、される側の安心を作る理想のあり方だと思う。介護職員確保のためにも推進すべき事業だと思うので推進宣言をしたい。これまでの従事者からするとやり方を変える部分もあるので、時間がかかると思うが、全ての事業所で取り組んでほしい。

山田 施設や在宅で介護をする人の負担軽減に繋げてほしい。

介護人材確保等の啓発活動について

福祉保健部長 連絡協議会、事業所と連携して行っている。基礎講座、伝道師講座、介護の仕事体験事業を行い、見守りや片付けを体験してもらっている。福岡市でのイベントに参加して学生に市内介護職の魅力をアピールしてきた。いかに外から確保するかが課題なので啓発に努めて推進したい。

山田 精神的肉体的な負担・賃金から躊躇う人も多い。やりがいには利用者からの感謝を聞けたり、コミュニケーションを通じて様々な学びを得られるので引き続きよろしくお願いします。

介護職員初任者研修の受講状況等について

山田 現在の進捗は。

福祉保健部長 9割を補助する事業をしているが、2名が10名から17名に増加。半数程度が介護職に就職している状況。就労を希望する人を対象にしているが、育成・定着の観点から上位資格の支援も拡大。すぐに就労できない人は、2025年問題を見据え、在宅介護人材として活用することもできる。都合がつかないことからも、市内外の事業所へ声掛けをしている。

山田 研修事業所に聞き取りした所、スキルアップで受講した人、国家資格を取得するために受講した人が7割。知識習得、研修後に介護職に付かれた人が1名。受講条件について、全国では研修後一定の期間内に就労しなかった場合、受講料の返還を求めているが、五島市の規定は。介護事業所に就労していない場合は、登録情報の情報提供はしているのか。

福祉保健部長 長崎県が始めたことが始まり、人材確保が目的だった。就労に結びつかない点も踏まえて実施。研修を完了するには130時間が必要であるため、単なる資格取得にはならないと考えている。就労すると期待している。次年度以降、アンケートを取って就労調査をしたい。市に情報提供の依頼があった場合に設けている。こちらから積極的に提供していないが、条件などは確認できると思っている。斡旋した実績もない。

山田 資格を取得しても、新規就労に繋がるケースが少ないと聞いたので質問した。登録情報は事業者に情報提供することが目的なので、しっかり取り組んでほしい。7万5千円の手厚い補助事業はありがたいと思うが、深刻な人手不足解消のためには、多くの意見を頂戴した。在宅介護者の基礎知識取得は重要だが、決められた日程で受講できない人もいる。定期的な介護講座、出前講座を開催してほしい。状態に応じたアウトリーチ支援への見解は。

福祉保健部長 就労に繋げる努力を進めていきたい。

市職員の介護施設での職場外研修に取り組む考えは

山田 現在の状況は

総務企画部長 市の目指す職員像を掲げて4つの研修を実習。職場外研修では外部講師を呼んだ勉強会、階層別研修への派遣、専門研修派遣を行っている。

山田 職場内外で様々な研修で人材育成をしているとされるが、体験型の職場外研修はどうか。

総務企画部長 介護施設の実情を知り、考え方を身につける有効な手段と認識しているが、派遣・受け入れに関わる実施体制・職務上の制約を研究する必要がある。

山田 知識も大事だが、職場で体験してコミュニケーションを図り、より良い行政に繋がると思い提案した。

令和4年度学校生活アンケート結果について

山田 目的は

教育長 いじめ防止基本方針の施策の一つで、いじめ問題について把握するためのもの。

山田 アンケート結果でのいじめ件数、どういった内容が多かったんか。

教育長 いじめ認知件数は学期ごとに集計している。千人あたり94件。昨年度は117件。一昨年は162件であるため減少傾向。悪口、嫌なことを言われるのだが最も多く35%、冷やかし、からかい、仲間外れ、がそれぞれ10%程度。

山田 全国的にも認知件数が減少しており、接触機会の減少が原因であるとも言われているが。

教育長 原因の一つにコロナで休校、接触を避ける指導もあると思う。

山田 いじめがなくならない要因についての考えは

教育長 心の発達との関連が高いと考える。相手を深く考える点が未熟であると。人権教育、ふるさと教育、道徳教育の推進によりいじめをなくしたいと考えている。もう一つはいじめの認知件数が変わったこと。嫌な思いをしたらいじめになる。文科省も肯定的に評価している。積極的に認知する体制を整え、重大事案に繋がらないようにしたい。

山田 いじめの早期発見は大変重要である。全体で把握して抑止力に繋がると思い、アンケートを公表できるように提案したが進捗は。

教育長 いじめの公表については学校や個人の特定に繋がるから控えていたが、広く課題を共有できるメリットもあるので、公表を進めてまいりたい。

山田 公表する方法を考えるという事なので、いじめがエスカレートするのが怖かったりする心理もある。子供の頃の深い心の傷は大人になってからも悪影響を及ぼすので、いじめの起こらない環境改善に向けてほしい。

学校におけるマスク着用と今後の新型コロナウイルス感染症予防策について

山田 個人の主体的な選択との通知がされた。どのように周知するのか。

教育長 卒業式での着用は教育的意義を考慮してマスクを不着用を基本としている。そのため求めていない。ただし望む生徒もいるので、付けても良いとしている。学校規模や環境の違いがあるため、実情に応じて行うように周知している。

山田 第8波が収束に向かっているが、クラスターが発生した場合、どう対応するのか。マスクに関するいじめへの対応は。

教育長 4月以降は実情に応じた対応をする。クラスター発生の場合は個別にお願いしたい。偏見・いじめは個人の判断となれば戸惑う児童生徒もいると思うので、主体的な選択が尊重されるように各学校に周知して指導したい。

山田 5類以降に伴う不安を感じる市民もいると思う。登校時の検温・黙食を実施しているが今後の対策は。

教育長 感染防止対策として家での検温・熱があった場合は登校を控える指導をしたい。黙食はこれまで通り、教育委員会が強制的にと考えていないが、感染防止に一定の効果があるため、方法を各学校で指導するにようにしたい。

山田 集団クラスターが時々発生しているので、対策に努めてほしい。子供から大人までの体と心のケアをテーマに質問をした。よりよい心と体づくりに努めてほしい。

 

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