【2022.9/五島市市議会メモ】山田議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

 

新型コロナウイルス感染症について

五島市の感染状況と感染拡大による社会経済への影響及び今後の感染対策について

山田.全国の感染者が急激に増える中、行動制限をしない夏を迎え、帰省家族との再会を喜ぶ声や、和やかな光景もあった。

一方で、多くの市民は感染者が日に日に増え、114名の新規感染者が報告され、不安を今だ拭い去る事は出来ない。

たびたび質問をさせて頂いたが、第7波の拡大による感染状況と影響、今後の対策についてお伺いする。

市長.感染状況はR2度から8月末まで2993名の累計。R4年から2800名となっており、8月が最も多くお盆前後に急増している。

8月15日からは10代以下が23%になっている。感染が拡大した時期は行動制限がないため観光者数は増加したが、R1年までは回復しなかった。

バラモンキング等のイベント中止も影響していると考える。まずはワクチン接種を積極的に推進し、国や県の意向に沿って対策をしていく。

防災無線での感染者数の報告は全数把握の見直しにより実施をやめた。

山田.感染力の高いオミクロンが急増し拡大したが、五島市は島外からのスポーツイベントを中止し、経済への影響があったかと思うが、適正な判断だったと思っている。観光関連の宿泊は予約がいっぱいで、五島市独自のキャンペーンも上限に達したところもあると聞いている。

土産物は、観光客が増えたにも関わらず、団体客が減り売り上げが伸びなかったと聞いている。五島市は事業者への給付金などを行い独自の政策を行っている。今後も必要に応じてお願いします。感染経路は飛沫感染・接触感染があるが、第7波の感染経路は?

福祉保健部長.推計感染場所割合は家庭内が72%、福祉施設、職場少数となっている。年代別割合では8月以降に10代以下が減少し、60代以上が26%に増加している。職場のクラスターが要因と見られている。

山田.家庭内感染・職場では感染拡大防止が難しかったと聞いている。感染者に話を聞き、子供家族全員が感染して大変との声を聞いた。仕事の影響、高熱による体の不調、食事の準備に困ったとの声が多かった。自宅療養者への支援は、無料で全員にパルスオキシメーター、宅配セットは適切に行われていたのか。

福祉保健部長.希望する方に配布している。親戚や友人の方がいるので断るケースもあったと聞いている。発生届が提出された場合は配送されることとなっている。

山田.食事の提供の件で保健所とうまく話が進まないケースもあったと聞いたので、情報を伝えてほしい。食料を買いに行く等の対策を発表されたが、一人一人が感染しない、させないためにも基本的な対策に努めなければならないと思う。

これまでも新規感染者数の公表、感染対策の促しを行ってきたが、こうした公表がないという事だが、不織布マスクの干渉を行う考えはないか。

福祉保健部長.マスクは自分からの排出量を減らす役割がある。相手だけがマスクを着用している場合、不織布マスクだと減少する割合が高くなる。双方布マスクでも抑えられる。布マスクしか着用できない場合もあるので、誤解を招かないために必要な場合の着用を推奨したい。

山田.ある事業所では、施設内での不織布マスクの着用を求めているが、ご存じか。

福保健部長.確認したことはない。

山田.医療機関が対策をしているという事なので参考にして頂きたい。飛沫予防効果を認識されていない市民もいるので、場所に応じた使い分けをしてほしい。

ワクチン接種状況及び他のワクチンとの同時接種について

福祉保健部長.3回目は73%、12歳以上60、20代60、・・・・60代以上が87.9%となっている。4回目は36%が接種を受けている。

山田.初回接種の接種率は83.2%であり、2回目も同等であった。3回目は接種率が下がっているが、10代~30代が低い要因は。

福祉保健部長.SNSやネットで副反応がある事や、重症化しないという情報を得ていること。仕事や学校などへの制限がある事だと考えている。

若者であっても重症化したり後遺症に悩む方もいるのでぜひお願いしたいと考えている。

山田.副反応が怖いという議論があったが、接種後の痛みなど誤解を招く情報もあったので、副反応よりも感染後の後遺症が大変だという情報発信をお願いします。

山田.これまで以上の不安が広がると思うが見解は。

福祉保健部長.国はオミクロン対応のワクチンを接種させる意向を示している。インフル予防接種も開始される。諸外国の状況を踏まえ、同時接種を可能とした。対象年齢、回数について違いがある事から、接種誤りが起きない体制作りが必要。医療機関の負担も増えるので慎重に協議していきたい。

山田.10代の感染者数が多いが、若い世代の感染拡大を防止するため、干渉の取組について、郵送でのお知らせが出来ないか。

福祉保健部長.未接種者に対する干渉は、65歳以上の高齢者に対して改めて行っている。定期的に広報誌・HPでお知らせをしている。

若者に対する3回目接種を促し、干渉を行ってきた。今後の干渉については、同調圧力にならない配慮が必要。

学校における感染予防対策と児童生徒のケアについて

山田.初回のワクチンを打てなかった人もいるので、周知をしっかり行う体制を作ってもらいたい。新学期は心身の変化が大きいと言われるが、これまで以上に十分なケアが必要と思われるがいかがか。

教育長.小中学校における予防対策と心のケアについて、差別や偏見、誹謗中傷の解消に向けた取り組みを進める。ガイドラインを策定し、学校における対策レベル表に基づいてバランスを保ってきた。熱中症対策も同時に行う必要があるため困難になっている。11月以降は学校における感染症対策の備品の充実を図っている。空気清浄機を配布している。学校内の感染はほぼなく、数名報告されているが、クラスターが起こらないように指導を徹底してる。心のケアについても、意識の浸透を図っているが、新型コロナに関する事だけでなく、心の相談を組織的に対応するように指導する。

ストレスを溜めずに元気な学校生活を送れるように支援をしていきたい。

山田.8月9日は平和学習日の登校となったが、県内の学校は見合わせる学校もあった。前日は防災無線で感染拡大による市民への協力を訴えていたが、市内小中学校の21校すべてを登校とした背景は。

学校教育課長.意義を踏まえ、8月9日の平和集会を大切な日と位置付けている。

  1. 風邪症状がある生徒は控える
  2. 不安がある生徒の欠席を認める
  3. オンラインの検討もする事
  4. 課題提出日の必要がある場合は他の日でも工夫する事

を行い実施した。

山田.徹底してもなおかつ、登校しなかった児童生徒数は。

学校教育課長.欠席総数は小中366名が欠席。16.2%に相当。感染への不安の理由は総数の52.4%だった。

山田.192名が不安との事だったが、この人数は多かったか少なかったか。

教育長.私の感覚では若干多かったと受け止めている。一斉に五島市が辞めようという気持ちにはなれなかった。感染対策を取って行ってほしいと思った。ある学校に行った際、各学級でオンラインで実施しているところもある。平和学習についてのそれぞれの重要さを嚙みしめて頂いたと確信している。

山田.登校を中止できないかという声を多く聞いた。これまで以上に不安を大きく登校したと思う。感染拡大防止の観点から、これまでにない状況ではオンラインでの拡充を検討すべきではないか。

学校教育課長.欠席した人の64名がオンラインで参加した。まだすべての世帯に整っていないが、将来的には緊急時はオンラインで実施できる環境整備はしていくべきだと考えている。

山田.教育委員会の指導では、SNS相談窓口を開設している。教育委員会でも参考にして、オンライン対応によるSOSを受け入れられるようなシステムの要望をする。

接触確認アプリCOCOAの活用について

山田.1m以内の接触で通知を受けられる。保健所のサポートを早く受けられると期待されているが、接触確認アプリの干渉はしていたか。

福祉保健部長.利用者が増えることで感染防止に役立つと期待できる。双方が事前にアプリを登録している必要がある。都道府県物の利用者数は公表されていない。

山田.いつどこで感染するか分からないので、アプリの活用についても周知をお願いします。防止対策を多くの議員が訴えてきたが、一人一人の対策が必要。

マイナンバーカードについて

発行状況と申請手続方法等について

市民生活部長.R4年45.71%、全国平均が47、県平均が46。申請方法はH27当時は市の窓口、郵送、オンライン申請のみだったが、現在は出張申請を行っている。写真の無料撮影も行っている。専用タブレットを導入したので10分で申請可能。携帯電話ショップでもサポートを受けられるため、機会が増えている。

山田.スマホやPCを使いこなせないと難しく館j多。写真の登録を間違えたり入力ミスがオンラインで出来ない不便さがあり、確実に出来るように窓口を案内されることがある。カードの利便性は?

総務企画部長.税の申告、身分証明書、健康保険証、さらには行政手続きのオンライン申請が可能。住民票、印鑑登録証明書がコンビニ交付が開始される。印鑑登録書の代わりにマイナンバーカードの提示で可能となる。図書館利用時、手続き数の拡充を図っていく。

マイナポイント付与について

山田.利便性・得点がなかったと思う。理由はカードの必要性、便利さが良く分からないが多く、時間がかかり面倒。ポイントの使い方が分からないなどがあった。解決の方策を取らないと発行の普及が進まないと考える。沖縄県では、臨時交付金を発行しているが、マイナンバーカードの普及に取り組んでいる自治体もある。こうした取り組みの考えは。

市民生活部長.今のところ考えてない。国の事業が実施中なので、カード所有に対するメリットを行う方法を検討していきたい。

山田.市が普及率の対策を取っていただきたいと思っている。カード発行を促進するため、5000Pに加えて最大2万Pが付与される特典が付いたが、キャッシュレスの利用のため浸透していないと思う。市民課窓口でもサポートをしてもらえるのか?

市民生活部長.申請時、交付時に電子証明書の説明を行っている。電話でもポイントの相談を多く貰っているので窓口でサポートしている。

山田.サポートをよろしくお願いいたします。今後申請のサービスブースを設ける考えは。

総務企画部長.本庁市民課に専用のPCを設置して扱っている。申請を支援できる環境を整え職員がサポートをしている。携帯事業者もサポートしていると伺っている。

家庭ごみについて

高齢者のごみ出し支援について

山田.R2年に環境省が各地方公共団体に支援を求めているが、五島市の取組は。

福祉保健部長.個別の支援はないが、代替となる支援は訪問型サービスにおいて提供されている。

シルバー人材センターのサービスがワンコインで実施。住民同士のボランティア活動も行われている。

山田.ゴミの分別、搬送が出来ずに不衛生な暮らしに陥る可能性がある。見守り支援にも繋がる可能性がある。

ごみ分別及び粗大ごみ収集について

山田.毎日出るごみはリサイクル可能なモノがあるが、分別が分かりづらく収集されていない場合もあるが、どのように周知しているか。

市民生活部長.HPやカレンダーの下の方に例示を示している。家庭ごみのイラスト冊子手引書を配布している。ない場合はお申し出ください。

LINEでも仕分けシステムを導入している。

山田.問い合わせを電話で出来ることなど、検討をして頂きたい。収集されなかったごみは違反ゴミとなるが扱いは。

市民生活部長.ペットボトルのふたをつけていたりするので、内容を記載したシールを貼りつけてそのまま残している。理由は出した方に誤りだと気づいていただき改善をして頂くため。

山田.台風シーズンでの違反ゴミはどうなるのか。

市民生活部長.台風接近の前には、散乱するものがないか点検しながら収集を行っている。

山田.一部の地域は軒先収集をしているが理由は。

市民生活部長.市町合併前からされているようであり、経緯は分からない。

山田.歩道にツバキの木があり、ごみがぶら下げられているケースがあった。走ってごみを拾っている姿を見て大変だと思った。負担軽減にもつながると思うので、そういった対策も検討してほしい。粗大ごみの出し方は。

市民生活部長.電話受付で対応している。クリーンセンター、各支所で予定日、場所、料金を確認して頂き、処理券を購入。予約番号を記入して貼り付けて指定の場所に出していただく。費用は1人で搬出できるかどうかで異なる。

山田.24時間システムもあるので要望する。

ごみ減量化対策の4R推進について

市民生活部長.ゴミの減量化、資源の再利用を目指す活動の事。買い物の際のマイバッグ、過剰包装のお断り、適量注文、ストローを断るなどがある。例えば生ごみの水切り徹底、詰め替え商品を選ぶ。生ごみ処理機の購入補助。市で実施しているリユースフェア、服を譲り合うおさがり。

現在お願いしている資源ごみが再生利用されているので、参考に正しく分別していく事が有効活用に繋がる。

山田.生ごみたい肥の取組としてコンポスターも補助対象となると聞いているので、周知をして頂きたい。ある自治体では生ごみ処理機を購入して、生ごみ出しませんをしている自治体もある。五島市のR2度の排出量は1052gであり、1日91.2gの啓発をしているので、ぜひご協力をお願いしたい。5R推進に取り組んではいかがか。

市民生活部長.再利用の説明書きには「修理して使う」も記載している。それ以外のRについても取り組んでい頂きたい。