この疑問に答えます。
1年半の準備期間で選挙に臨んだ経験から言うと、
大体300万円~400万円前後
です。もちろん、活動内容によっては節約も可能です。
本日は、費用算出の考え方について、実体験をもとに紹介をいたします。
費用の考え方
選挙の費用は大きく分けると、「政治活動期間(告示日前)」と「選挙活動期間(告示日以降)」に分かれます。
政治活動期間中
政治活動期間中の費用は
政治活動の日数×活動の規模
で決まります。極端に言えば、政治活動を全てYouTubeでの情報発信にすれば、殆ど費用は掛かりません。
私の場合は、外での活動も多かったので、もろもろの費用が掛かりました。
【準備編】
- 選挙マニュアル本
- ゼンリンの地図
- 街頭演説用スピーカー
- 活動用Tシャツ
- 選挙事務所費用(リノベ+維持費)
【活動編】
- 移動の交通費
- 飲食費
- リーフレット代
- ポスター代
などです。私の場合は、期間が1年半でしたので、大体合計で250万円くらいでした。
当り前のことですが、「選挙活動の期間中は報酬が発生しない」と言う点についても注意が必要です。
私は個人事業主なので融通が利きましたが、「本格的な活動を始める時期」について、事前にしっかりと決めておきましょう。
供託金
一定数の票数が取れないと帰ってこない「供託金」も準備が必要です。
市町村の場合は100万ですが、私は無事に帰ってきました。
ありがとうございます。
選挙期間中
選挙活動期間に関わる費用は収支報告書の提出が必要です。私の場合は、
- 人件費:100,000円
- 選挙事務所費用:35,000円
- 交通費:約20,000円
- 食糧費:約100,000円
- 雑費:約25,000円
- 印刷費:約150,000円
- 広告費:約230,000円
総額:約660,000円
でした。(公費負担となる選挙カー、運転手日当、ガソリン代を除く)
上記のうち、ポスターの印刷代も公費負担となるので、実質的には50万円程度です。
出馬意向の方へ
選挙は意外とお金がかかりますので、
事前に何を行い、何にお金をかけるのか、見積もりをしておきましょう。
費用の計算は、日数と活動規模に依ります。
選挙期間中は公費で負担できる部分もありますので、事前にお住いの自治体の制度を調べておくことをおススメします。
自己資金で全てを賄うのは難しいかもしれませんので、信頼できる借入先を確保しておくと良いでしょう。
昔の選挙はもっとお金が掛かった
「お金をばら撒く」のが当たり前だった昔に比べると、資金面でのハードルは格段に下がっていると感じます。
信じられないかもしれませんが、五島市の場合、地元で長年政治をやられてきた方からすると、
市長選挙に4千万円くらい
かかるのが当たり前だったそうです。
それと比べると、現在は選挙の費用を10分の1程度に抑える事が出来ます。